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【ストーリー】EPISODE 7-264 真相バイゴーン!

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最終更新者: novira

EPISODE ◆ 7-264

真相バイゴーン!
深淵の支配者

登場人物

ケイト、レオナ、イデア、オルト、エース


テキスト全文

── ハーツラビュル寮‐キッチン ──


ケイト:「トレイくん、リドルくんを入学式で見かけて」

ケイト:「「地元の知り合いが入学してきた」って」

ケイト:「嬉しそうに寮生たちに話してて。」

ケイト:「ウチに入寮が決まった後も「性格は大人しめだけど、すごく頭が良くて魔法が得意なヤツだ」」

ケイト:「「みんな仲良くしてやってくれ」って言ってたんだけど……。」

レオナ:「大人しかった幼馴染は、とびきり導火線が短い苛烈な女王様に変貌してたってわけか。」

ケイト:「そう。しかもトレイくんへの態度も、」

ケイト:「昔のことなんか忘れちゃったみたいに他人行儀でさ。」

ケイト:「それから、リドルくんはたった1週間で前寮長を倒して」

ケイト:「新寮長になった。」

ケイト:「法律違反者を」

ケイト:「片っ端から首をはねてく姿にみんなドン引きだったし……」

ケイト:「そんな状況で副寮長に立候補する奴なんているわけないじゃん?」

ケイト:「そしたらリドルくんが「副寮長を寮生の投票で決める」って言い出したわけ。」

イデア:「で、見事にトレイ氏が厄介事を押し付けられた……と。」

ケイト:「……今でこそ副寮長はトレイくんしかいない!って思ってるし……」

ケイト:「正直トレイくんかオレになるだろうな~と予想はしてたんだけど。ちょっと同情しちゃった。」

ケイト:「だって、別人並にキャラ変した幼馴染とか、絡みづらさMAXじゃん?」

ケイト:「オレ、トレイくんがハートの女王の法律を違反して……」

ケイト:「初めてリドルくんにオフヘされた日のこと未だに忘れらんないもん。」

レオナ:「絶対的支配者であるために、リドルは一時的に情を切り捨てた。それだけの話だろ。」

ケイト:「おっしゃる通り。別にリドルくんが悪いわけじゃない。全員に平等だっただけ。」

ケイト:「トレイくんもわかってたはず。だからこそ超圧政時代も最大限寮長をフォローしてたんだと思う。」

ケイト:「でも、やっぱメンタル的にはしんどかったはずだし……」

ケイト:「困った時に幼馴染のチェーニャンがそばにいてほしかったんじゃないかなぁ。」

レオナ:「ふん。実際、あの縞猫がウチの学園にいたとして、リドルの暴君化を止められたとは思えないが。」

イデア:「99%で無理でしょ。むしろ、より人間関係こじれまくってた可能性のほうが高くない?」

イデア:「……ま、そのへんが都合良く改変されるのが、マレウス氏の『夢』なんですけど。」

ケイト:「それなー。」

ケイト:「でも……これがトレイくんの望んだ平和な世界かと思うと、いろいろ考えちゃうな。」

ケイト:「……入学してからずっと、オレは傍観者であり続けた。」

ケイト:「寮が荒れてた時も、リドルくんが入ってきた後も……ずっと。」

ケイト:「めんどくさかったし、なにより怖かった。」

ケイト:「上手くやり過ごせば、どうせ3年後にはバイバイするんだからって。」

ケイト:「でも本当は……オレにもやれること、もっとたくさんあったんだろうね。」

ケイト:「ぜーんぶ、「今更」なんだけど。」

レオナ:「はっ! お前が率先してあれこれお節介を焼いていれば、事態は好転したって?」

レオナ:「馬鹿馬鹿しい。自惚れるのも大概にしとけ。」

レオナ:「それにあの眼鏡野郎も眼鏡野郎だ。」

レオナ:「なんでも望みが叶う夢ですら“他人が何とかしてくれた”状態だなんて、俺にはさっぱり理解できねぇな。」

レオナ:「テメェ(ケイト)みたいに、自分が寮長になって好き勝手してるほうが、まだ理解も共感もできる。」

ケイト:「レオナくん? 急に立ち上がってどうしたの?」

レオナ:「茶を啜りながらしみったれた思い出話を聞くのにも飽きてきた。さっさとこの夢を終わらせるぞ。」

ケイト:「終わらせるって、どうやって!?」

レオナ:「簡単だろ? この生ぬるい夢を成立させている存在を、片っ端から砂にしちまえばいい。」

レオナ:「まずはあのふざけた縞猫野郎からだ。」

イデア:「ち、ちち、ちょっとまった! あんまり派手なことをすると管理者(マレウス氏)にバレるって!」

イデア:「チートツール開発もようやく大詰めなのに、今ここでバレるなんて、絶対に勘弁してほしいんだが!」


!!!??


レオナ:「なんだ、この揺れは!?」

イデア:「じ、地震!?」

オルト:「緊急事態発生! 緊急事態発生!兄さん、至急応答せよ!」

イデア:「オルト? 一体どうしたの?」

オルト:「それが、大変なんだ!」

オルト:「……うわあ、こっちに転がってきた!」

イデア:「え? 転がってって……オルト!?」

イデア:「通信が切れちゃった……。」

ケイト:「もしや、下級生ちゃんたちがピンチ?助けに行こう!」


── ハーツラビュル寮‐廊下 ──


オルト:「みんなもっと早く走って! 潰されちゃうよ!」

エース:「止まるな!お前たち、キッチンに飛び込め!」


うおおおおお!!


ケイト:「い、今の何!? まさか、巨大化するキノコを食べちゃったハリネズミ?」

エース:「違うんスよ、あれは……!」


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