【ストーリー】EPISODE 7-309 真剣コンベイ!

| EPISODE ◆ 7-309 真剣コンベイ! 深淵の支配者 |
登場人物
シルバー、イデア、トレイ、デュース、カリム、ルーク、エペル、ヴィル
テキスト全文
── 作戦司令本部 ──
シルバー:「みんな、シルバーだ。少しだけ俺の話を聞いて欲しい。」
シルバー:「……我が主君、マレウス様が引き起こした魔法災害に巻き込んでしまったこと。」
シルバー:「本当に申し訳なく思う。」
シルバー:「マレウス様がご乱心に至ってしまった原因のひとつは、間違いなく俺だ。」
シルバー:「父を失いたくないと……最期の時まで側にいたいと願ってしまった。」
シルバー:「マレウス様はそれを叶えようとして、こんなことを……。」
イデア:「え…………。」
トレイ:「ん? ということは、シルバーのご家族も賢者の島に住んでいるのか?」
シルバー:「ああ。共に学園に通っている。」
デュース:「ってことは、学園の先生ですか!?全然知らなかった。」
シルバー:「いや、父は教師ではない。俺の父の名は……。」
シルバー:「リリア・ヴァンルージュ。ディアソムニアの副寮長だ。」
えぇええぇーーーっ!?
カリム:「マジかよ!? リリアって子持ちだったのか!!」
ルーク:「セリュー!? だが、キミたちは耳の形は……」
ルーク:「ああ、そういうことか。」
シルバー:「俺たちに血のつながりはない。」
シルバー:「リリア先輩……親父殿は孤児である俺を拾い、育ててくれた養父だ。」
エペル:「じゃあ……親子で同じ学園に通って、寮生活してるってこと?」
シルバー:「知っての通り、リリア先輩は魔力……否、生命力が尽きかけ……」
シルバー:「学園を中退し、遠方へ移住する予定だった。」
シルバー:「マレウス様は、その運命を捻じ曲げようとしておられる。」
シルバー:「今、マレウス様の目は悲しみで曇り、平時の優しく冷静なお心を失っている状態だ。」
シルバー:「俺は……俺たちは、何としてもマレウス様をお止めしたい。」
ヴィル:「……なるほど、そういうことだったの。」
ヴィル:「マレウスが優しくて冷静って部分はちょっと引っかかるけど。」
ヴィル:「まあ、今の彼が正気じゃないのは確かね。」
ルーク:「愛する者を失う恐怖……竜の君(ロア・ドゥ・ドラゴン)の気持ちは、痛いほど理解できる。しかし……」
ルーク:「今の彼を見れば、リリアくんはきっとひどく胸を痛めるだろう。」
ルーク:「愛ゆえの選択が哀しきすれ違いを生むなんて……まさに悲劇だ! レ・ミゼラブル!」
エペル:「勝手に僕の幸せを決めつけられることに腹が立って、戦うって決めたけど……。」
エペル:「今の話聞いだら、ますます負げらんねぇべ!」
エペル:「……かな?」
ヴィル:「エペルの言う通りね。なにより、マレウスのやりかたは歪んでいて美しくない。」
ヴィル:「目の覚めるような、きついお仕置きが必要ね。」
シルバー:「……みんな、恩に着る。」
ルーク:「キミにお礼を言われることはなにもないよ。だって私たちは全員……」
ヴィル:「マレウスを一発殴りたいから、ここに集まっただけだもの。」
イデア:「えー、ではバトルへの意気込みも十分高まったところで……」
イデア:「まずマレウス氏と戦ってもらうのは、ポムフィオーレ寮だ。」
ヴィル:「我らポムフィオーレは、ナイトレイブンカレッジで一番伝統のある寮。先陣を切るのは当然ね。」
ヴィル:「行くわよ、ルーク。エペル!」
ルーク・エペル:「ウィ!/はい!」

