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【ストーリー】EPISODE 3-6 学園ビジネス!

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最終更新者: novira

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学園ビジネス!
深海の商人

登場人物

ジャック、クロウリー、アズール


テキスト全文

── オンボロ寮‐談話室 ──


ジャック:「頭にイソギンチャクをつけられた奴らはテストで良い点を取るために」

ジャック:「アズールと契約してまんまと騙された……ってことで間違いなさそうだな。」

ジャック:「上位50位に入ることって条件だったようだがあれだけ大量の生徒と契約していれば」

ジャック:「ほとんどの契約者が50位からあぶれることになる。最初からアズールはそれを狙ってたってことか。」


選択肢:

├ [ あ、悪どい…… ]

└ [ グリムが80点以上取るなんておかしいと思った ]


ジャック:「ったく! 他人の力で良い成績取ってもなんの意味もねぇだろ。」

ジャック:「自分の力を周りに示せる機会を棒にふるなんざそれこそバカだ。」

クロウリー:「学園の生徒全員がハウルくんのように自意識強めで面倒くさい……」

クロウリー:「いえ、真面目だったら私も苦労しないんですがねぇ~。」

ジャック:「ウワッ! 学園長!ビックリした!」

クロウリー:「はぁ……。今年もアーシェングロットくんの“商売”を止めることができませんでした。」


選択肢:

├ [ 商売? どういうことですか? ]

└ [ 学園長、なにか知ってるんですか? ]


クロウリー:「アズール・アーシェングロットくん。オクタヴィネル寮寮長を務める2年生です。」

クロウリー:「ローズハートくん同様、2年生にして寮長を務める非常に優秀な生徒なのですが……」

クロウリー:「少し、いえ、だいぶ問題がありまして。」

ジャック:「問題って、詐欺行為のことか? だったら学園長が命令して、やめさせればいいじゃないすか。」

クロウリー:「それが……。私が教師だからこそ彼の行為を禁止できないのです。」

ジャック:「どういうことすか?」

クロウリー:「アーシェングロットくんが生徒たちにばら撒いたテスト対策ノートですが……」

クロウリー:「あれは、事前に出題用紙や解答を盗み見るなどの不正行為で作られたものではありません。」

クロウリー:「ナイトレイブンカレッジ過去百年分のテスト出題傾向を徹底的に調べ上げ」

クロウリー:「自力で練り上げた“虎の巻”なんです。」


選択肢:

├ [ 100年分の出題傾向!? ]

└ [ 逆に、すごくないですか!? ]


ジャック:「自分の力だけでそんなモン作るなんてやるじゃねぇか、アイツ。」

ジャック:「ん? 待てよ。つまり、不正じゃないことが逆に厄介……ってことか?」

クロウリー:「ハウルくん、良い着眼点です。」

クロウリー:「教師の立場として、いち生徒が“合法的な努力”でテストの対策ノートを作ることは禁止できません。」

クロウリー:「そして、“親切で”友人に勉強を教えることもね。」

ジャック:「禁止したら、「勉強するな」「ダチと協力すんな」って言ってるようなもんだな。グルル……厄介だ。」

クロウリー:「その通り。」

ジャック:「そういえば学園長、さっき「今年“も”商売を止めることができなかった」って言ってたっスよね。」

ジャック:「まさか、去年もこんなことが?」

クロウリー:「ええ。去年はまだ彼の対策ノートの評判があまり広まっていなかった分」

クロウリー:「これほど大きな騒ぎにはならなかったんですが……」

クロウリー:「今年は、『テストで良い点が取りたいならモストロ・ラウンジへ』という噂が学園中に流れていたようで。」

ジャック:「でも、契約違反をすればどんなひどい目にあうかは強固な守秘義務があって広まらなかった?」

クロウリー:「そのようです。結果、今年はアーシェングロットくんと取引する生徒が続出。」

クロウリー:「全学年・全教科の平均点が90点を超える事態になってしまった……というわけです。」

クロウリー:「全教科の平均点が全て赤点になるよりはマシですが!」

クロウリー:「しかし……。」


選択肢:

├ [ つまり、ほとんどの生徒がズルをしたっていう…… ]

└ [ 開いた口が塞がらない ]


ジャック:「じゃあ、去年アイツとの勝負に負けたヤツは、いまだにずっと能力を取り上げられたままってことか。」

クロウリー:「それが……。彼は去年、生徒たちから取り上げた能力を元に戻すことを条件に」

クロウリー:「学園内で『モストロ・ラウンジ』の経営を許可するよう私に交渉してきたのです。」

ジャック:「はあ!?」

アズール:「ナイトレイブンカレッジは優秀な魔法士を輩出する歴史ある名門校。」

アズール:「それなのに、ささやかな魔法しか使えない生徒ばかりになってしまっては困りますよねぇ、学園長。」

アズール:「そこで、私から1つご提案が。なに、あなたにとって損な話ではありません。」

クロウリー:「……といった具合に。」

ジャック:「な、なんつー野郎だ……学園長を脅して取引なんて。あのレオナ先輩が近付きたがらないのもわかるぜ。」

クロウリー:「しかも売上の10%を学園に上納するというWin-Winの関係まで提案してきてもう……」

ジャック:「って、あんたもうまい目にあってるじゃないスか。」

クロウリー:「ああ、今年は一体なにを要求されるか。」

クロウリー:「バカな……いえ、可哀想な生徒たちのためなら私はまた彼の要求をのんでしまうでしょう。」

クロウリー:「私、優しいので。」

クロウリー:「アーシェングロットくんは真面目に勉強し、その知識を慈悲深くも他の生徒に教えている“だけ”……」

クロウリー:「教師としてはやめるよう強く言えません。」

クロウリー:「なんでこの学園にはちょっと問題がある生徒ばっかり入学してくるんでしょう! お~~いおいおい!!」


選択肢:

├ [ いやな予感…… ]

└ [ こ、この流れは…… ]


クロウリー:「と、いうわけで、ユウくん。」

クロウリー:「こんなことはやめるよう、アーシェングロットくんを説得してくれませんか?」


選択肢:

├ [ 絶対に説得を聞くタイプじゃない! ]

└ [ 無茶振りやめてください ]


クロウリー:「はぁ……最近オンボロ寮の食費が非常にかさんでいるんですよねぇ……懐が寒いなあ……」

クロウリー:「誰かさんを元の世界に戻すためのリサーチをしているせいで問題解決に割く時間もなかなか取れないし……」

クロウリー:「あ、いえ気にしなくてもいいんですよ。私、優しいので。」

ジャック:「この教師にして、あの生徒ありって感じだな……。」


選択肢:

├ [ やれるだけ、やってみます ]

└ [ うぅ……断る選択肢が無い ]


クロウリー:「そうですか、引き受けてくれますか! さすがユウくん、私が見込んだ監督生です!」

クロウリー:「じゃ、私は忙しいのでこれで失礼。くれぐれも頼みましたよ!」

ジャック:「学園長、本当に神出鬼没だな。」

ジャック:「……で、具体的にどうするつもりなんだ?」

ジャック:「お前の言う通り、やめろと説得したところで素直にやめるとは思えねぇが。」


選択肢:

├ [ 調査の基本はターゲットの観察から ]

└ [ まずは情報を集めよう ]


ジャック:「ああ。狩りの基本は相手をよく知るところから、だ。お前、わかってんじゃねーか。」

ジャック:「それに、エースたちも少しくらい痛い目見て反省したほうがいいしな。」


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