【ストーリー】EPISODE 4-34 荒野スプラッシュ!

| - 荒野スプラッシュ! 熱砂の策謀家 |
登場人物
グリム、フロイド、カリム、ジェイド、アズール
テキスト全文
── スカラビア寮‐砂漠の果て ──
グリム:「で、でた。ユウのキツいツッコミ。」
フロイド:「あー、でもオレも小エビちゃんと同意見。」
フロイド:「ラッコちゃん、イイコすぎるっていうか……。」
フロイド:「なんつーか、」
フロイド:「ウザい。」
カリム:「え、ウザ……?」
ジェイド:「そうですねぇ。もし僕があんな裏切り方をされたら……」
ジェイド:「持ちうる語彙の限りに罵って精神的に追い詰め、縛って海に沈めますよ。」
ジェイド:「それを自分のせいだなんて、いいヤツを通り越してちょっと気持ち悪いです。」
カリム:「気持ち悪……」
カリム:「いや、でも。ジャミルは絶対にオレを裏切ったりはしないはず……」
フロイド:「いや、めっちゃ裏切ってるじゃん。」
フロイド:「しかもラッコちゃんに罪を擦りつけて追い出そうとしてたとか、マジでサイテーじゃん。」
ジェイド:「卑劣さのレベルで言えば、アズールと比べても見劣りしません。」
ジェイド:「自信を持って「裏切り者!」と罵っていいと思いますよ。」
選択肢:
├ [ どんな自信…… ]
└ [ それ褒めてない…… ]
アズール:「カリムさんの他人を信じ切った良い子ちゃん発言は僕やジャミルさんのようにひねくれた……」
アズール:「いえ、計算で生きている人種からすれば、チクチクと嫌味を言われている気にすらなります。」
アズール:「小さい頃からずっとそうやってジャミルさんを追い詰めてきたんですね、あなた。」
アズール:「ですが、あなたはなにも悪くありません。」
アズール:「あなたは生まれながらに人の上に立つ身分であり……」
アズール:「両親や身の回りの人間から一身に愛情を受け、素直にまっすぐ育った。」
アズール:「それゆえに、無自覚に傲慢である……というだけですから。」
ジェイド:「カリムさんの場合、生来天真爛漫な性分でらっしゃる気もしますが。」
カリム:「……そうか。」
カリム:「ジャミルは、悪いヤツ……なのか。」
選択肢:
├ [ めちゃくちゃ悪い奴です ]
└ [ い、今頃!? ]
カリム:「それなら、早く帰らなくちゃ。」
カリム:「アイツを殴って、「裏切者!」って言ってやらないと。」
グリム:「1発じゃ足らねぇんだゾ!さらにオアシスまで10往復行進させてやるんだゾ!」
アズール:「ええ。それに、早くジャミルさんを正気に戻さなければ、彼自身の命も危ない。」
アズール:「彼の魔力が尽きる前に戻らなければ。」
フロイド:「だからさー、どうやって戻るの? 早歩き?」
グリム:「そんなのんびりしてたらオレ様の鼻が凍っちまうんだゾ!!」
ジェイド:「川でもあれば泳いで戻れたのですが……周辺の川はどこも干上がっているようですね。」
カリム:「川?」
カリム:「水が欲しいのか?」
アズール:「ええ。フロイドとジェイドが本来の姿に戻れば箒以上に速度が出るはずです。」
アズール:「しかし、渇いた川を元に戻すなんて僕らには不可能……。」
カリム:「オレ、できるぞ。」
えええええええええええ!?
選択肢:
├ [ そういえば、ユニーク魔法! ]
└ [ オアシスで見せてくれた……! ]
カリム:「オレのユニーク魔法『枯れない恵み(オアシス・メイカー)』は少しの魔力でいくらでも水が出せるんだ。」
カリム:「川が作れれば、寮に戻れるんだな?」
アズール:「な、なんですかそのユニーク魔法!?すごすぎませんか!?」
カリム:「あっはっは! 普段は水道があるから全然役に立たない魔法なんだけどな。」
アズール:「あっはっはじゃないですよ! まだ治水環境が整っていない国などでは英雄モノの魔法じゃありませんか!」
アズール:「そんなの、そんなの……」
アズール:「商売になりすぎる!!!!」
ジェイド:「下世話なアズールのことは置いておいて……」
ジェイド:「カリムさん。では、お願いできますか。」
カリム:「川を作ればいいんだな。わかった! 任せておけ。」
グリム:「すげえ……みるみる川が水で満たされていくんだゾ!」
ジェイド:「ではフロイド。川が凍る前に行きましょう。」
ジェイド:「アズール、グリムくん。僕の背中に掴まって。」
フロイド:「小エビちゃんとラッコちゃんはオレの背中ね〜。」
グリム:「あれ? でもアズールは人魚なんだろ?自分で速く泳げるんじゃねーのか?」
ジェイド:「アズールは人魚になっても泳ぐのが速くありませんから。」
アズール:「それは尾びれの形状差のせいです。さあ、スカラビア寮へ向けて出発しますよ!」
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