【ストーリー】EPISODE 5-6 井戸端レッスン!

| - 井戸端レッスン! 美貌の圧制者 |
登場人物
デュース、エペル、エース、グリム
テキスト全文
── 中庭 ──
???:「誰っ!?」
デュース:「あっ、邪魔して悪い。歌が聞こえたから……」
デュース:「あれ?」
デュース:「こら、グリム! 足元でウロチョロするな!」
ドンッ!
エペル:「あっ……!」
デュース:「……っと、悪い! 大丈夫か?」
エペル:「あ、う……ううっ。」
デュース:「えっ!? な、泣いてる!?」
エース:「せんせ〜、デュースくんが他の寮の子泣かせてまーす。」
デュース:「からかうな、エース!」
デュース:「泣くほど痛かったなんて、本当にすまない。」
デュース:「保健室に連れていくから、僕の肩に掴まって……。」
エペル:「もう……こでらいね……!」
デュース:「え? こで……?」
エペル:「っ……!」
デュース:「君はたしか、新学期最初の日にメインストリートでぶつかった……。」
エペル:「あっ、……。あの日は、ごめんね。」
デュース:「いや、こっちこそ。えぇとたしか、エペル……だったか?」
エペル:「え? なんで僕の名前を?」
デュース:「ジャックに聞いたんだ。2人は同じクラスだったよな。」
エペル:「うん。キミたちは、たしかデュースクンとエースクン……」
エペル:「それにグリムクンとユウサン」
エペル:「……かな?」
グリム:「おぉ、オレ様たちを知っているとは。オレ様たちも有名になったもんだゾ。」
エペル:「寮対抗マジフト大会のエキシビジョンマッチ」
エペル:「すごく面白かったから。フフッ。」
エース:「なんか、不本意な方向で目立ってんな~。」
デュース:「それで、エペルはなんで井戸の中に向かって歌ってたんだ?」
エペル:「こうすると井戸に声がこだまして客観的に自分の声を聞けるんだ。」
エペル:「だから、ここで歌の練習をするようにって寮長のヴィルサンが……。」
デュース:「ポムフィオーレには、『歌が上手くなければならない』って法律(ルール)でもあるのか?」
エース:「ウチの寮(ハーツラビュル)じゃあるまいし。そんな変な法律(ルール)があるわけないでしょ。」
エペル:「そうだね。特に寮の決まりではないんだけど……。」
エペル:「僕、『ボーカル&ダンスチャンピオンシップ』のオーディションを受けるんだ。」
デュース:「へえ、すごいじゃないか。」
エペル:「それで……」
エペル:「もっと愛らしくて可憐な歌声で歌えるようにって………。」
エペル:「…………………………。」
エペル:「……あんな大会、なくなっちゃえばいいのに。」
デュース:「え?」
???:「あら、エペル。歌の練習をサボって鳩とおしゃべり?」
エペル:「あっ……!」
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