【ストーリー】EPISODE 5-37 摩擦リレーション!

| - 摩擦リレーション! 美貌の圧制者 |
登場人物
エペル、ヴィル、エース、グリム、カリム、デュース、ジャミル、ルーク、Mira
テキスト全文
── ポムフィオーレ寮‐ボールルーム ──
エペル:「ぐはっ!」
エペル:「……ゲホゲホっ!」
ヴィル:「はい、今日もアタシの勝ち。」
ヴィル:「今のアンタは可愛くも強くもない毒を持たないただの林檎ちゃん。」
ヴィル:「そんなことじゃ、いつまでたってもアタシに傷1つつけられないわよ。」
エース:「うわ、きっつ……。」
グリム:「ポムフィオーレって、実はサバナクローより体育会系なんだゾ……。」
カリム:「おいおい、ヴィル。エペルはまだ1年生だろ?少しは手加減してやれよ。」
カリム:「お前に勝てるヤツなんて、この学園でもそうそういないんだし。」
ヴィル:「カリム、アンタは黙ってて。」
ヴィル:「いいこと、エペル。初めて会った日にも言ったけど……」
ヴィル:「自分の思うままにふるまいたいなら強く、美しくなりなさい。」
ヴィル:「子どもじみた駄々をこねるのはやめてレッスンに戻るのよ。」
エペル:「じ、じぐじょお…………っ!!」
エペル:「俺は、俺は…………ううっ!」
バタバタッ……
デュース:「あ、エペルっ!」
ヴィル:「放っておきなさい。これくらいで挫(くじ)けるようならそんなメンバーはこっちからお断り。」
デュース:「……その言い方はないんじゃないですか?」
デュース:「あいつはあいつなりに、歌も踊りも頑張ってました。なのに……」
ヴィル:「──努力すれば報われるだなんて、」
ヴィル:「甘えないで!!!」
ジャミル・デュース:「……!」
ヴィル:「だいたい新ジャガ2号。アンタは他人を心配してる余裕があるの?」
ヴィル:「ダンスも歌も他のメンバーにかなり遅れをとってる。」
ヴィル:「同じ時期にダンスを始めた新ジャガ1号に比べても差は歴然。」
ヴィル:「自分が足を引っ張ってる自覚、ないとは言わせないわよ。」
デュース:「それは…………っ。」
ヴィル:「チームきってのお荷物が、一丁前な口をきかないで。」
デュース:「………………、」
デュース:「すんません。」
エース:「あーあー、怒られた。」
エース:「だから余計な首突っ込むのやめとけっていつも言ってるじゃん。」
エース:「お前、バカだし要領よくないんだからさぁ。」
デュース:「………………ッ!!」
デュース:「うるせぇな!!」
デュース:「わかってんだよ、そんなことはッ!!!!」
エース:「えっ、なんで急にキレてんの。」
デュース:「“要領がいい”お前には、わかんねぇよ!」
エース:「はぁ〜〜〜〜〜?なんだよあれ。意味わかんね。」
選択肢:
├ [ 今のはちょっと無神経かも ]
└ [ ペースは人それぞれだから…… ]
グリム:「エース、オメーもうちょっと相手の気持ち考えたほうがいいんだゾ。」
エース:「それ、グリムにだけは言われたくねーんだけど?」
エース:「つーか、なんで出来てるほうが足引っ張ってるヤツに気を使わないといけないわけ?」
エース:「同じだけレッスンしてんだし出来ないほうが悪いじゃん。」
ジャミル:「……………ハァ、やれやれ。これじゃ練習にならないな。」
ジャミル:「先輩がた、少し休憩にしませんか?」
ルーク:「ジャミルくんに賛成だ。ブレイクタイムにしようじゃないか。」
カリム:「おう!一休みして気持ち切り替えていこうぜ。」
ヴィル:「はぁ、仕方ないわね……。」
── ポムフィオーレ寮‐廊下 ──
ヴィル:「──“Mira,Mira”教えてちょうだい。」
Mira:「はい。なにを検索しますか?」
ヴィル:「今この時、最高に美しいのは誰?」
Mira:「“美しい メンション数第1位 アカウント”についてのWeb検索結果は……」
Mira:「ネージュ・リュバンシェです。」
ヴィル:「……………。」
ヴィル:「……………努力すれば報われるのはおとぎ話の中だけよ。」
ルーク:「……ル。ヴィル!」
ヴィル:「──ハッ。」
ルーク:「どうしたんだいキミらしくなくぼうっと立ち尽くして。」
ルーク:「可愛いキティに噛みつかれればさすがの毒の君(ロア・ドゥ・ポアゾン)も堪えるとみえる。」
ヴィル:「まさか。やめてくれる?」
ルーク:「ヴィル。ムシュー・姫林檎にもわかるように見せてあげたらどうだい?」
ルーク:「キミの“美”が持つ“パワー”を。」
ヴィル:「……………フッ。」
ヴィル:「いいでしょう。」
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