リアルなナンバープレートのつくり方講座

プロローグ

ジョニー:なあ太郎！カーパーキングで日本のナンバープレートを作ってみたんだ！

太郎:ほう、見せてくれよ

太郎:はっきり言っていいか？...下手くそだ。これではキッズナンバーと呼ばれて、Twitterに晒されてもおかしくない。

ジョニー:酷いじゃないか！それじゃ作り方を教えてくれよ！

太郎:いいだろう。ということでここでは画面の前の貴方とジョニーに「ナンバープレートのつくり方」を解説するぞ！

作り方

その壱 ナンバーについて知る

太郎:いきなりだがジョニー、インプレッサ WRX STI GVBは何ナンバーだ？

ジョニー:えぇ、知らないな...

太郎:3ナンバーだ。だから分類番号の「555」はおかしい。そして東京ナンバーなんて見たことあるか？

ジョニー:そういえばないなぁ...

太郎:そうだろう？もっとも、地名のところはオリジナル要素を醸し出してもいいアクセントかもしれないが。
ついでに言うとひらがなの「あ」。これは事業用の車両につくもの。このインプレッサが事業用車両だっていうならいいが、そうじゃないなら変えておけ。

ジョニー:そうなんだ！

太郎:あと、ナンバーの文字は黒じゃなくて濃い緑色をしているぞ。このようにまずはナンバーについて知るんだ。いくら上手にできても情報が間違っていれば意味なし、と言っても過言ではないだろう。

その弐 形とサイズを整える

太郎:前より少しはましになったな。

ジョニー:少し、か...

太郎:まずはサイズだな。サイズは「(車名)+リア」で調べて、それを参考に作るといい。それとジョニー、ナンバーの縦横比は？

ジョニー:縦1：横2だっけ？

太郎:ご名答。これも意識しながら作ること。ところでジョニー、ナンバーは真四角か？

ジョニー:そうじゃないの？

太郎:違うんだなこれが。ナンバーの角は立っていない。角は丸くなっているはずだ。だから角をとる。

ジョニー:そうか！でもどうやって？

太郎:このように丸ステッカー四枚、四角ステッカー二枚を組み合わせれば角をとることができる。

ジョニー:その手があったか！

太郎:これはナンバーフレームを作るときにも使えるぞ。
ちなみに■や●などの文字記号を使うのはご法度。iOS/Android間で見え方が変わる、いわゆる「バイナルバグ」が起こる。これが起こってしまうと、自分が使ってるOSとは違うOSを搭載しているスマートフォンを使っているプレイヤーから見たとき非常に見栄えが悪くなる。素直に記号バイナルを使うこと。

面倒臭いなら四角のステッカーを2枚重ねるだけ、というやり方もあるぞ。

その参 文字サイズとフォントを整える

太郎:はじめと比べると結構よくなってきたな。

ジョニー:まだまだなの？

太郎:そうだ。実物を見てもらえれば分かると思うが、分類番号と地名、ひらがなが大きすぎる。数字のところもこんなフォントじゃない。まずは分類番号と地名から調整しよう。

ジョニー:もう少し小さくすればいいんだね。でも文字がつぶれちゃうよ！

太郎:コピーして少しずらすと少しはましになるはずだ。

ジョニー:ほんとだ！

太郎:次はひらがな。ジョニーはひらがなと数字を同じバイナルでやっていると思うが、バイナルを分けてサイズを調整する。
そして番号だが、初めのArialフォントは似ていない。上から三番目のCHLORINRフォントでBOLDにチェックを付けると特に0、4、8を似せることができる。

ジョニー:他の数字は？

太郎:さっきArialフォントは似ていないと言ったが、数字の1はArialフォントでアルファベットの「I」(大文字のアイ)か「l」(小文字のエル)を貼るといいぞ。他の数字を似せるには記号ツールで作るしかない。

ジョニー:記号ツールだけで文字を...！？

太郎:そうだ。うまい人だとそれをやっている人も普通にいる。腕が上がってきたら挑戦してみるのもいいだろう。

ジョニー:すごいなぁ...

太郎:それぞれの文字の細かい位置は自分の家の車を見るなりして実物と見比べながら作ってみよう。

その肆 仕上げ

太郎:出来てきたな。

ジョニー:そうだよね！じゃあこれで終わり...っと！

太郎:待て、まだだ。

ジョニー:え！？まだ足りないの？

太郎:これで終えてもいいのだがさらに似せることができる。影・プレスライン・ネジを付けてみよう。影は

・黒い三角形の透明度を調整してナンバーのレイヤーの一番下に、少しだけ出るように貼る

・黒いグラデーションの透明度を調整してナンバーの上に貼る

・白いグラデーションの透明度を調整してナンバーの真ん中に貼る

の三つ。プレスラインはナンバーの外周にあるへこみで、灰色の線と括弧で作れる。ネジは灰色の点。リア側の場合は封印があるから右側が左側より小さくなる。

ジョニー:やってみるよ！

エピローグ

太郎:いいじゃないか！

ジョニー:そうだよね！自分にこんなナンバーが作れるなんて...！！次は海外のナンバーも作ってみたいな！

太郎:海外のナンバーでもその弐までなら使えるはず。ここではざっとした流れしか説明していないが、何度か書いたように調べたり実物を見たりして作ると簡単だ。あとは慣れだな。がんばれ！

それではいいナンバーづくりライフを。

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