MMDモデル作成方法
MMDモデル作成方法の説明です。
目次 (MMDモデル作成方法)
まずVRM形式のモデルデータを用意すること
前記事「とりあえず躍らせたい」を参照して、まずマジカミ3DモデルのデータをVRM形式で出力しておこう。
ここからMMDで躍らせられるPMX形式にするには複数の方法があるため、自分に合った方法を選択しよう。
Ephnique法
マジカミMMD作成において第一人者となっているEphnique氏の公開している手法。
※なおこの手法は、UniVRMのバージョンが0.53でないと上手く行かず、0.62ではエラーが発生する模様。エラーが起こる場合は、下のくまくま法を試されたし。
①PMX Exporterを用意する
Unity上でVRMファイルをPMX化するExporterであり、これをダウンロードする。
②作っていたVRMと、PMX Exporterを導入する
VRMファイルと、PMX Exporterのパッケージを今までのものと同様にUnityのAssetsにドラッグ&ドロップする。
③PMX出力する
HierarcyにVRMのPrefabを追加し、そのモデルのInspctorの下でAdd componentを行う。
この時、PMX Exporterが選択できるようになっていれば、Exportを行うことで、MMDに読み込める形式のPMXに出力が完了する。
※ver0.62のUniVRMで出力したモデルの場合、このAdd componentでPMX Exporterが選択できない模様。上手く行かない場合は下の方法を試されたし。
くまくま法
MMD勢というよりもVRoid勢であり格ゲー勢であるくまくまの利用している手法。
UnityではなくVRM2PMXConverterというソフトを利用して変換する。
①VRM2PMXConverterを用意する
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34705374
VRM2PMXConverterは、前述のPMX Exporterをもとに作られたソフトだが、Unityなしで簡便に変換が可能。とりあえずこのソフトをダウンロードする。
②VRM2PMXConverterでPMX出力する
VRM2PMXConverterを起動したら、作っていたVRMファイルを読み込ませ、Convert to PMXを押して出力する。だけ。
出力後は、もともとのVRMと同じフォルダの中に「PmxExport」というフォルダが作られ、その中にPMXファイルが入っている。
完成!あとはMMDで動かす、だけ!?
PMXファイルが完成したので、これでMMDで動かせる!
やったねオムオム!ダンスができるよ!
……とは言い切れないのがつらい所。
出力したマジカミモデルは、表情モーフが足りておらず、眼球が動かず、足の骨がとっちらかった場所についていたりする。もちろん髪も胸もスカートもそのままでは動かない。
かろうじて上半身だけは望み通りの動作を取らせられる場合があるが、それで満足いく諸兄は少ないだろう。
PMX化を終えたオムニスを待っていたのは、また地獄だった。
ボーンの後に存在せぬ剛体とジョイント。
モーフ不足が生み出した不動の顔。
妄想と課金、理想とチラリズムとを物理演算にかけてブチまけた、
ここはマジカミMMDの魔境。
次回「PMX化が終わってからの編集」。
来週はPmxEditorと地獄に付き合ってもらう。