ループ表記についての解説
4n+5T などの表記を見て困った方も多いと思います。
当記事では、この表記について解説していきます。
目次 (ループ)
まとめ
・nに0以上の整数を入れるとターンになる
4n+5T は5T,9T,13T,17T,21T...のこと
・ループを忘れてもカバーできるという利点がある
→複雑なステージにおいて特に重宝する書き方
nとは
「natural number」自然数の意味で、転じて「n」が、数列を表現する際に良く使われます。
nには、0以上の任意の整数が入ることとします。
表記の意味
「4n+5T 超強攻撃」を例とします。
nに0以上の任意の整数を入れるとターンになります。
4×0 + 5 = 5
4×1 + 5 = 9
4×2 + 5 = 13
4×3 + 5 = 17
4×4 + 5 = 21 ...
超強攻撃は、5ターン目、9ターン目、13ターン目、17ターン目、21ターン目...に来ます。
なぜそのような表記を用いるか
まずはこちらをご覧ください。
敵行動 (ループ部分は繰り返し) | ||
1T | セリフ | |
---|---|---|
2T | セリフ | |
ループA | 通常攻撃×2 | |
ループB | 通常攻撃×3 | |
ループC | 全体攻撃 | |
ループD | 防御 | |
ループE | 通常攻撃 |
35ターン目にどの攻撃が来るでしょう?
分かりませんよね?
まあ分からずとも困らない行動内容ですが…
一度自分が居るループ位置を忘れると、
即座には戻れなくなります。
複雑で即死の多いギミックになるほど、
集中が切れやすく位置忘れが起き、
行動ミスすると致命傷なので、
この表記では対応しにくくなります。
次にこちらをご覧ください。
敵行動 (nに0以上の整数を入れるとターンになる) | |
1T | セリフ |
---|---|
2T | セリフ |
以下ループ | |
5n+3T | 左端に即死攻撃 |
5n+4T | 右端に即死攻撃 |
5n+5T | 単体攻撃 |
5n+6T | 全体即死攻撃 |
5n+7T | 全体攻撃+防御していないと麻痺 |
35ターン目にどの攻撃が来るでしょう?
これはnに数字を入れていくことで分かります。
35 = 5×6 + 5
つまり、「5n+5T 単体攻撃」のターンです。
35ターン目は、全員で攻撃できますね!
nを使わずに全て書くとどうなるか
全て書き出してみます。3n+4Tを例にします。
4T,7T,10T,13T,16T,19T,22T,25T,28T,31T,34T,37T,40T,43T,46T,49Tは「通常攻撃」
5T,8T,11T,14T,17T,20T,23T,26T,29T,32T,35T,38T,41T,44T,47T,50Tは「即死攻撃」
6T,9T,12T,15T,18T,21T,24T,27T,30T,33T,36T,39T,42T,45T,48Tは「全体攻撃」
読みにくいかと思います。(書くの大変ですし...)
必殺技CDとの兼ね合い
味方の必殺技も、nを用いて表せます。
必殺技が溜まり次第使うとすると、
CD3キャラは、3n+4T
CD4キャラは、4n+5T
CD6キャラは、6n+7T で必殺技を使えます。
もちろん、敵の必殺技も同じです。
敵が5T→9Tで同じ必殺技を使ったら、CD4です。
4n+5Tに必殺技が来ると身構えられます。
参考サイト
https://jukensansuu.com/tousasuretsu.html
本来は、第n項 = 初項 + 公差×(n - 1)
5 + 4(n-1)T (n > 0)
のように書きますが、分かりにくいです。
4n+5T であれば、初回は5Tで4ずつ増える
と直感的に分かります。