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Brave The LionⅡ Story H-4

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作成者: にゃん
最終更新者: にゃん

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それにしても、バイパーさん。

なんだ?

先にこっちも調べておけばよかったですね。こんなに時間なくなるなら。

それは結果論でしかない。

まあそうですけど……

お嬢ちゃんは『たら、れば』の話が好きなわけ?

そんなことはありません。

いつだって現実はあって、それを直視することでしか前には進めないから。

……その通りよ。

……あれ?

どーしたセラちゃん?悩みがあるんなら、今夜のオレはカウンセラーだぜ?

そうね。お願いしようかしら。

えっ!?

おう! どんとこい!

俺もいいか?

なんでだよ!なんか悩んでんのかお前!

サムカッコよかった俺の異名が、最近サムいだけのような気がするんだ。

いまさら気づきやがったか。

お嬢ちゃんも、一緒に行く?

えっ!? 私、まだお酒飲めないですけど……

雰囲気を楽しめ。

……バイパーさん、結構強引だなぁ……



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いまさらなんですけど、質問いいですか?

いまさらだな。

いまさらね。

いまさらなんてことはないさ、思いついたときが質疑応答タイムさ。

やっぱりみなさん、仲良いですよね。

個人行動主義の退魔土だったのに、どうしてですか?

そりゃあ、一人じゃキッツイ相手も存在するからさ。

そうですかねぇ~?

まあそう思うだろうな。それでも『やれ!』が退魔土の常識だった。

それもおかしな話だったんだ。

ええ。退魔士の上層部は、実務を行う退魔士同士が情報交換しないよう仕向けていた。

……やっぱりそうだったのね。

俺もセラも、命令を遂行しながら、疑問は抱いていた。

それをオズマが結びつけてくれたのさ。

イェイイェイ。

そして話し合い……俺たちは、退魔士一族の実態を調べることにした。

オズマさんが主導で……ってことですよね?

いやいや、オレは二人を会わせてみただけさ~。

すぐふざけて。オズマさんって、何者なの?

あたしもよくは知らないんだけど、彼のことは『鏡』だと思うことにしたの。

『鏡』……?

自分が変わらない限り、別の姿を見せてくれないのよ。

フッ……ミステリアスだろ?

本気でそうですね。もう少しタネ明かししてくれません?

オレ、退魔士じゃないよ。

ええっ!?

だよな。

わかってたけど。

以上。

では、行くぞ。

ま、待ってよ……!この島に来てから、次から次へといろんなことで、頭がついていかないわ……!

いいことだ。

よくないわよ!

だが、元気を取り戻している。

まあそうですけど……

仕事中だからな。テンション高くいろ。落ち込むのは、夜の飲み会でいい。

……私、飲めませんって。

パフェもある店に行こう。

パフェ!? ……って、パフェが好物だなんて言いましたっけ、私?

事前に得た情報だ。

ずるいなぁ……

普通のことじゃない。これから組むメンバーのことを下調べするくらい。

はぁ……そうですね……私が悪うござんした……



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やはり俺はカンが悪いのか……

急にどうしたんですか?

いや……こちらの施設、明らかに当たりくさい。

先にこっちを調査していれば、話は早かっただろうと思ってな……

自分で結果論だって言ってたじゃないですか。

おめえは相変わらずカンとタイミングか悪いよな。

そう言えば、確かにタイミングも悪いですよね。

なんでなの?

日頃の行い……としか、言いようかないな。

そんなに悪いことしてませんよね?

そんなにどころか、一切していない。

 ダメ!


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おっと、残念。一人くらい脱落願うつもりの一撃だったが……

さながら<闇>感知器だな、そのお嬢ちゃんは!クク、便利なことこの上ない!

ヨーゼフ……!

どうしてここに!?

行動を読まれるようではゲームマスターは務まらん。

さあ!後半戦を開始するとしよう!



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貴様は……あたしが滅する!

持て!

遅い――!あんたの動き、全て<見える>――!

 バカが!!

<――ヨーゼフの放った魔弾が突然進路を変え、背中からセラに直撃する!

ああっ!?

視界など!世界を四角く切り取ったくらいでいい気になりおって!

目に映らぬ範囲も予測するのが科学者というものなのだよ!クハハハハハハハ!

くっ……!

セラ!

セラさん!

大丈夫よ……このくらい……

ククク……!真理とは残酷よな……!弱い者から振り落とされていく!

まず一人目だッ!!!

ぬうっ!?

<――砲弾がヨーゼフの横っ面に直撃。着弾の煙が上がる。

キサマ……!


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無視されるの、あんまり好きなタイプじゃね~んだよな、オレってば。

目立ちたがり。

……都合が悪くなるとすぐいなくなるクセに……

おめえら、先行きな。セラちゃんを連れてさ。

オズマさんは?

会談する。ちょっくら、ワヘーの道を探ってみようと思う。

……また、ふざけて。危なくなったら逃げてくださいね!

ごめんなさい……

死ぬなよ。

ククク……カッコイイじゃあないか、<白眼の狗>、オズマよ。

得意の口八丁で、今度は何をしでかすつもりだ!?

……っと! そう興奮すんなよ、話をしようぜ。

すまんすまん、この体になってからというもの、どうにも昂ぶってな……!

しゃあねえ、それじゃあちょっくら鎮まってもらうとするか。

今日の<ルーンマグナム>は、月までぶっ飛ぶぜ!



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オラァッ!!

<ルーンマグナム>から放たれた砲弾が、魔弾と空中で衝突する!

ヒュ~……

ククク……無駄なことはもうよそうじゃないか?

オレは<闇>を力に変えられる。エネルギーの蓄積量か、キミとは桁が違うのだよ。

……チッ。やっちまったか……

自慢の<ルーンマグナム>も、いまのが最後の一発だ。もう煙も出ねぇ。

あ~あ、短ぇ人生だったぜ……

ククク……諦めたフリで、何か狙いだ?

貴様の二枚舌で踊らされてきた低能共と、このオレを一緒にするなよ。

いやいや、ホントに。実際もう打つ手がねえのは確かなんだからよ。

研究所のパトロン……連邦の<あの国>は、戦争でも始める気か?

ハテ?カマかけかな?その手には乗らんよ。

いま、帝国が圧をかけてる。合成魔獣研究なんかにゃ、この先資金は降りねえぜ?

何を言うかと思えば! これまでだって、大っぴらに受け取っていたわけではないさ!

<闇>は消えん……それへの憧れもな。エピタフ様を侮るなよ。

あの方がいる限り、人間共の蓄えた小金を差し出させるなど造作もない!

どーしてそこまでイレ込むかねえ?

オレは目撃したのさ。この世界の理を超えた、奇跡の現象をな。

百年以上も前になるか。あの方は、死の病に冒されていた英雄に、<>を<混ぜ>――

――見事に蘇らせたのだ!そのときの感動! これこそ、オレの目指すべきものだと思ったものだ!

……で、意志を失くして魔獣になっちまったんたろ?

いいや。十年ほどは元気に暴れていたよ。本人は嫌だったようだがな。

世界は、ある物にべつの物か<混ざる>ことで、さらなる発展を遂げる……!

あの方はそれを呼吸の如くにしてみせる!

神という言葉があるなら、エピタフ様こそそうなのではないかな!?

……理屈の上では、そうかもな。

理解の早いことだ。それともそう見せることもお前の技の一つか?

いや、本気でそう思うぜ。この世界の理の根源に触れることが出来る――

――ヤツは、何者だ――?

その疑問は晴れんよ。何歳まで生きようともな。

もっとも――キサマはここで終わりだがな!

<――オズマの身に、ヨーゼフの魔弾が迫る!

オラァッ!!

くっ!?

バカヤロー。いまの話を、墓場まで持ってくなんざ気色悪いぜ。

今夜の酒場で、笑い話にするぐらいが丁度いいっつうんだよ。

オレをやりたきゃちまちま衝撃波なんぞ飛ばしてんじゃねぇ!

体で来やがれ!

……ククク。そうするとしよう。

頭脳を極限まで酷使した後は――

骨と肉のぶつかり合い!それが科学者の実態だからなぁ!!!



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<最奥の研究室に辿り着くや、すぐさまセラとバイパーが大量の資料を漁り始める。


…………

…………

あっ、私も……!


…………

……



あったな。

そうね。

これ……私にも読めました。<ルーンチェーンソー>……

<ルーンガトリングガン>、<ルーンヨーヨー>……

退魔士の武器は……全てここで造られていたのね……!

間違いないだろう。

武器の動力源となる、<意志>で発動するルーンは……?

<断絶のルーン>などのあれは、ルーンレプリカのようね。

<闇>を一定量、ルーンに吸収して留める……<吸引のルーン>とでも言うのが正しそうね。

なら、どうして<意志>の力が必要だったんだろう……

それは、退魔士として受ける訓練と関係があるのかもしれない。

あの村での訓練は……冷静に思い返せば、『洗脳』に近い。

盲目的に信じ込ませることで、死への恐怖を克服させ、肉体を限界まで酷使出来るようにさせられていた……ってこと?

そう悪くばかり取るな。

だって! そういうことでしょ!?

<意志>は力にもなると思う。それ自体は別に、それでいいんじゃない?

つまり……

あら、親切になったわね、バイパー。

じゃあもう言わん。

ヘソ曲げちゃったかしら?

うう~!バイパーさんから答えが聞けるチャンスだったのにぃ!

代わりに教えてあげるわよ。

<断ち切る意志>は、あなたにとって無駄じゃないわ。

<ルーンチェーンソー>がなかったとしても、その思いはあなたの力を引き出すでしょう。

あ……

じゃあ、いい?行きましょう。

……はい!



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 オラァッ!!

……ククク……キサマ、いくつだ?

死に忘れてるてめえに聞かれたかねーな。

まさか、このまま殴り倒せると思っているわけではあるまい?

殊勝にも時間稼ぎというわけか? オレは一向に構わんぞ。

実際、貴様一人始末出来さえすれば、残りはオマケのようなモノだ。

そんなに買ってくれるなんて、うれしいねえ――!

ククク……わかった、わかった。付き合うオレもオレだったな。そろそろ――

――楽にしてやる! <白眼の狗>!――

<ヨーゼフの周囲に、溢れんばかりの<闇>の力が結集する!|


消えろッ!!


――ククク……いいリフレッシュにはなったな。

パイプかなければ組織も動かぬだろう……脆い体制だ。

あとは、二号か。……この島にいる内がやはり手間が少ないか。

焦る必要はないとはいえ、な。ククク……




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カティアルート

合流






ノーマル

   Brave The LionⅡ Story1

分岐 Brave The LionⅡ Story2 メア ルート

   Brave The LionⅡ Story3 カティア ルート

   Brave The LionⅡ Story4 メイン ルート

   Brave The LionⅡ Story5 メア ルート

   Brave The LionⅡ Story6 メイン ルート

   Brave The LionⅡ Story7 カティア ルート

   Brave The LionⅡ Story8 メイン ルート

合流 Brave The LionⅡ Story9


ハード

   Brave The LionⅡ Story10

   Brave The LionⅡ Story11

   Brave The LionⅡ Story12 カティア

   Brave The LionⅡ Story13 メア

   Brave The LionⅡ Story14 合流






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