【白猫】イリア・思い出
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黒騎士 イリア・ノクターン cv.沢城みゆき 主を持たない孤高の騎士。 敵を倒すことに固執し、己の身も顧みず戦う。 | ||
2014/09/24 |
思い出1
<闇色の鎧をまとった女性騎士がにらみつけてくる。
その眼差しは、貫くように鋭い。>
ちょっとは明るく笑ってみたら~?
守るものなどない。ただ破壊するのみ……
わかったら、さっさと行け。私の倒すべき敵を探してこい。
何者であろうと、この槍で葬ってくれる……
思い出2
――これ以上、私に構うな。
思い出3
<そっと手を伸ばすアイリス。だがイリアは、ハッとなってその手を鋭く振り払った。>
そんなに乱暴にしなくてもさぁ!
<叫び、背を向けるイリア。 その横顔には、痛切な色がにじんでいた……>
思い出4
裏切られたら……それはたやすく、心をむしばむ毒に変わる……
…………
<アイリスが、静かに歩み寄る。
イリアは迷いの表情を見せつつも、無言でその腕をゆだねた……>
思い出5
戦いから戻ると、主君が包帯を巻いてくれた、穏やかに、微笑みながら……
地獄のように過酷な戦場だった。それでも、主との絆があれば耐えられると思った……
だが……絆は毒に変わった。
戦争を終わらせるため……、主君は敵と取引し、私を売った……
敵は私をひどく恐れ、憎んでいた。和睦を受け入れる条件として、私の身柄を要求するほどにな。
罠にかけられ、敵に囚われた私は、隙をついて川に身を投げ、死んだと思わせ、どうにか逃げ延びた……
だが、もはや私に居場所はなかった。戻る場所などなかったのだ……
戦争は終わった。みなが幸せになった。――売られた私を除いては。
優しさを示し、情けをかけておいて……それでもいつか、裏切るんじゃないのか!?
私は誰も信じない!ただ戦い、ただ倒す!この闇色の鎧は、我が身を焦がす憎悪の証だ!
だから……もう、私に構うな……!これ以上……私に優しくするんじゃないッ!!
思い出6
どうして、こんな……まるで、私を包み込むみたいに……
<茫然と震えるイリア――その腕に、アイリスが、そっと触れる。>
こんな私に……こんな……これが……
…………
もう一度だけだ……もう一度だけ……信じてみよう。
おまえたちを、私自信を――
守るために戦う……そんな、あるべき騎士として――
<そう言って、イリアは顔を上げた。
貫くようなまなざしに、気高い決意の光を宿して。>
誓いの黒騎士 イリア・ノクターン
思い出7
……わかりました、イリアさん。私たちでよければ見届けさせてください。
<イリアは決意したように頷き、槍を天に揚げた!>
思い出8
この槍と魂を、我が友に捧げ、最後の瞬間まで信じ抜くことをここに誓う!
ふぅ……面倒に付き合わせた。だがおかげで決心がついた。あらためて礼を言おう。
お前たちの思いは決して無駄にはしない。その信頼に必ずや報いてみせよう!
その他
相関図