【白猫】ダンテ・思い出
気高き騎士団長 ダンテ CV:塩見宗真 バルラ城塞王国を襲った 闇の勢力を追う、勇敢なる騎士。 |
思い出1
よぉ、鍛えてるか!? 主人公!
<ダンテは汗を流しながら、素早い身のこなしで槍術の修練をしている。>
ダンテって、毎日欠かさず戦いの特訓してるわよねぇ?
まぁな、騎士団長だった頃は、誰よりも修練に熱心だったしな。
その時のクセで毎日、槍を振らなきゃ落ち着かねぇのさ。
まずは自分が手本となるなんて―――本当に、素晴らしいですね。
……誰よりも鍛えてた理由はそういう綺麗事だけじゃねえさ。
っていうと……?
荒くれ者の集まりの騎士団をまとめあげるには、言葉よりも腕力の方が効果的なのさ!
え~っ!力づくで従わせてた、ってことぉ……ダンテって、野蛮ね!!
ありがとよ!!
褒めてないわよ!?
思い出2
ねぇ、ダンテってファーベルと同じ貴族の生まれだったのよね?
ああ、その通りだ。それがどうかしたか?
どうしてダンテは優雅な貴族暮らしじゃなくて、汗クサい騎士の道をわざわざ選んだの?
騎士が全員、汗クサいわけじゃないぞ!?
……俺とファーベルは、生まれた環境は似てるが、育った環境が違いすぎたのさ。
でも、お二人とも同じバルラ王国で生まれ育ったんですよね?
ファーベルがバルラ城で帝王学や外国語やテーブルマナーを学んでいた頃―――
俺は路地裏でゴロツキどもにギャンブルとケンカと酒の飲み方を教わってな―――
気がつけば、2人の歩む道は全く違う所にあった、って所さ―――
な、なるほど―――
やっぱりダンテって、野蛮~!
ありがとよっ!!
褒めてないってば!!
思い出3
ふ~む、どうすっかな、これ……
<ダンテは心底、面倒くさそうに足元の木箱の中身を眺めている。>
ダンテさん、こんにちは。
なにその木箱……何が入ってるのぉ?
わぁっ! すっごくキレー……
<キャトラが木箱をのぞくと、中にはあふれんばかりの勲章やメダルが詰まっていた。>
こ、これって……
騎士団長時代にもらった勲章やらなんやらを持って行けって、ファーベルから渡されてな。
何の役にも立たん割に、その辺に捨てるわけにもいかんし……処分に困っていてな。
処分だなんて……名誉ある、大切なものなのでは……?
―――俺が欲しいのは、民の笑顔だけだ。
名誉や勲章のために闘ったことなど、一度もないさ。
だ、ダンテさん―――
だから、俺にしてみればこんなものただの飾りでしか―――
あの、ダンテさん、すいません!
は?
アイリス、見てみて~っ!キラキラ光って綺麗でしょぉ~!?
<キャトラはうれしそうに、色とりどりの勲章やメダルを体中に身につけている……>
キャトラっ!勝手にダンテさんの持ち物で遊んじゃダメよ!
欲しけりゃ、全部やるよ……
ええっ!いいのぉ!?やったぁ~!!
思い出4
ダンテってさぁ、バルラ王国のコロシアムで戦ったことあるの?
もちろんだ。あそこで自らの武勇を証明した者だけが、騎士団長に選出される。
オレもあのコロシアムで腕を磨き、数多の猛者どもをなぎ倒してきた。
へぇ~!!……ねぇねぇ、ダンテ!アタシもコロシアムに出てみたいな!
コロシアムに……キャトラ、お前がか!?
ブユーをショーメーしてキシダンチョーになってみたぁい!
キャトラったら……そんな無茶なお願いを……
そ、そうだな……騎士団の昇格試験に、猛獣と戦うという試験がある。
暴れ狂うライオンや、飢えたオオカミを投入し、無事に生還できるかを試すという……
じゃあアタシそのモージューの役をやるね!がお~っ!
コロシアムはお芝居の会場じゃないのよ、キャトラ……
その程度じゃ、コロシアムでは勝てないぞ!キャトラ、もっと雄々しく吠えてみろ!
がお~っ!!
いいぞ、その調子だ!
なんだかよくわからないけど、盛り上がってるみたい……
思い出5
まだまだ、時間がかかる、か……
<ダンテは悔しそうに唇を噛み締めながら、一通の手紙を何度も読み返している。>
ダンテ、どうしたの……?
そのお手紙――もしかして、ファーベルさんからですか?
――ああ。王国の再興は長い道のりになりそうだと、書かれてある。
バルラ王国から逃げ出した国民たちは近いうちに戻ってくると我々は予測していたが――
民の多くは、バルラ王国に戻ってくるかを決めあぐねているらしい。
そ、そんな!やっと平和を取り戻せたのに――
ファーベルが各地を巡り、バルラを離れた者たちを説得しているが……効果はすぐには出ないようだ。
ダンテさん……
民にしてみれば、一度でも平穏が崩れた国に戻る決断を簡単にはできないだろう。
バルラ王国が築き上げた信頼を守れなかった――全ては俺たち騎士団の責任だ。
どうすれば、いいんだ――
思い出6 (友情覚醒)
こ、この美しい光は――!?
主人公、お前が、見せてくれているのか――?
「――気高きバルラの勇者、ダンテよ――」
「こ、この声は……どこから!?」
「ルーンの魔力が、私にわずかな時間をくれたようだ――」
「その声は……間違いない!バルラ王殿――」
「勇敢なる騎士、ダンテよ。おまえこそが、バルラ王国の最期の希望――
どうか――バルラ王国を――ファーベルを――守って……く……れ……」
「バルラ王殿!私の全てを捧げ――必ずや王国を再興致します!」
「――頼んだ……ぞ……」
――虚空に響いたバルラ王の声は、
それきり聴こえなくなり……辺りに風の音だけが過ぎて行った。
い、今の声は、一体――!?
ルーンが、ダンテさんの魂と共鳴して奇跡を起こしたんだと思います。
奇跡、だと――
ハハハッ、全くお前らは、いつも俺を驚かせやがる。
だが、目が覚めたぜ。俺としたことが、これしきで悩んで立ち止まっちまうなんてな。
主人公、ありがとよ。おかげで、王国の信頼を取り戻す方法を思いついちまった。
闇の陰謀を完全に暴き――民の不安を一掃するのさ!
――ダンテさん……!
そうと決まれば、ぐずぐずしちゃいられねぇ。
さぁ、次の戦場へ――急ぐとしようぜッ!
王国を救えし騎士
その他
画像 | 説明 |
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クライヴ・ローウェル cv.三浦勝之騎士の家系に生まれ、英才教育を受けた、真面目で実直な青年剣士。 | |
ブライ・マグマイア cv.室元気騎士団の副団長を任されている魔法使い。良家の子息で、豪華な装備を身につけている。 | |
ダンテ・ガルディーニバルラ城塞王国を襲った闇の勢力を追う、勇敢なる騎士。 |