【白猫】クルーシャ(温泉)・思い出
塩のエステティシャン クルーシャ・ブラッティ CV:井上喜久子 <塩のルーン>を持つ、自称エクソシスト。 塩エステ屋さんに転職。 | ||
2015/11/10 |
メインストーリー
思い出1
みなさ~ん!こんにちは~!クルーシャ・ブラッティで~す!
アオイの島にお越しの際は、<エクソビューティーサロン>にお立ち寄りくださ~い♪
減らない脂肪に聖なる光を!てててて~い♪
――!!……いらっしゃい、クルーシャさん……
<エクソビューティーサロン>ってナニ?
私が持つ<塩のルーン>から生み出される塩を使う、塩エステのお店ですよ~♪
……!!
……相変わらず、塩頼みの人生を送ってるわねぇ……
……私にあるのは塩だけです……!裸一貫!人生の再出発です!
だからって本当に裸になるんじゃないわ!
着てますとも!多少!
多少じゃないのよーっ!見てるこっちが寒くなるのーっ!
そんなときこそ塩の力です!はぁ~~~~~っ!!!
塩分でアタシの体温を上げさせようってワケ!?そうはいかないわ!
てててのて~い!!
ぎにゃーっ!!
<クルーシャのふりまく大量の塩が宙を埋め尽くす前に、キャトラは血を蹴り、跳んだ!>
……!
そんな……!必殺の塩が、かわされるだなんて……!
『必殺』だったんかい。
うぅぅ……!猫に負けるなんて、もうなんの希望もありません……
生まれてこなければよかった!
フフン。いまは落ち込むがいいわ、クルーシャ。
<勝ち誇っているキャトラだが、よく見ると毛の奥がキラキラしている……
実際には、結構な量の塩をかぶっていたようだ……>
思い出2
アンタは<自称エクソシスト>だったわけだけど……
そっちの道はあきらめたの?クルーシャ?
それが、言い得て妙なのですが……
むしろそちらに関しては、研ぎ澄まされてきているような気がするんです。
……気が?
ええともです。
そんな言葉ないよ……
なくともです。
……なにか、浄霊のヒントを掴んだということですか?
『風が吹けば桶屋が儲かる』という言葉があります。
……どゆこと?風と桶に、なんの関係があるの?
これは、ー見関係の遠い物にも、影響が及んでいるんだよ、という意味だそうなのですが。
はぁ。
私が塩私が塩エステのお店を開きます。すると――
あっ、わかった!みんな健康になるから、悪霊が寄って来なくなるのね?
いいえ、そんな効果はー切ありません。
ー切ないんかい。
私の店がオープンしたことで、ー人の貧乏な悪魔が寄ってきました。これは除霊も同じことです。
桶屋が儲かりました。
なんじゃそりゃー!絶対違うと思うけどー!
ちょっとクルーシャ!だれが貧乏な悪魔よ!
あ、ミラさん。
あんたこそ、従業員の応募がこな~い!って、泣いてたじゃないのよー!
泣いてなんかいませんよ。塩が目に染みただけです。
それに、いまではフローリアさんやカスミさん、アピュトさんも働いてくれてますもの。
経営の問題は、いまや完全に払拭されたと言っていいでしょう!
それもあたしがみんなを誘ったからでしょーが!
いいえ、私の人徳です!
自分で言うんじゃないわよー!
……二人とも、仲が良いね♪
悪魔とエクソシストが?……まぁ、どっちもへっぽこだし、気が合うのかもね……
思い出3
ねえねえ、今度ここの店に行ってみない?
いいですね♪……でも、お高いんでしょう?
ところがどっこい!あたしの安月給でも問題なく……って、何言わせんのよ!
何を言うんですか!オーナーの前で!
あら、エステで働く二人だ。
お二人で、何を読んでるんですか?……ガイドブック?
これはアオイの島で発行されてる、グルメ本なんですよ~。
へえ。あそこって、印刷技術も発展してるのねえ。ふ~ん。いい発色してるわ。
(キャトラの謎の上から目線……!)
アオイの国って、お食事屋さんが多いから。結構助かるのよね~。
あっ!ミラさん、こないだ行ったお店が載ってますよ!
ほんとだ……なになに?店主のこだわりとは裏腹に、無個性な味……星ーつ。
どーりであんまりおいしくないと思つたのよ!
私はそんなに悪くなかったですよ。薄味でしたけど、逆に毎日食べられそうというか。
……塩女のあんたが、そういう見方するんだ?
塩分は適量で♪過剰な摂取は体に毒です♪
あっ、この店良さげじゃないです?
100%おーがにっく???どういうイミかしら?
天然の食材だけで作られているってことですね。
そうじゃないのってあるの?
力二カマとかも、粗悪なのは体に良くない物が入ってたりしますよ?
ぎにゃっ!!し、知らなかった……!
その店、本当に良さそうね。内装もシックで、リラックス出来そう。
ね、いいですよね?
へぇ~、最近、若い女性に人気みたいですねぇ。
なら、アタシの欲望も満たしてくれそうね!
<――女性陣が盛り上がってしまった……
自分の出る幕ではなさそうだ……>
思い出4
うふふふふ~♪
あらクルーシャ、やたらゴキゲンね?
またお店を探してるんですか?
いいえ。今日は、観光ガイドブックです。
アオイの島の?
ええ。今度、まとまった休みが取れそうなので。
ミラさんとー緒に、改めて、アオイの島を観光しようと思いまして。
アンタたち……満喫してるわねえ……
人生、楽しんだ者勝ちですから♪
ふふふ……今日は珍しくポジティブじゃない。
私、わかったんです。
私が後ろ向きだったのって、私がー人でドベだったからなんですよ。
でもいま……私と同じくらい、ダメダメな友を得ました。
それって……ミラさん?
はい♪
私はー人じゃない……私ー人が、ダメなんじゃない……
そう思うと、心が軽くなってきたんです!
ああ!ミラさん!昔、追っかけてごめんなさい!あなたは本当に、いい友人です!
……なんて情けない、モノの考え方なのだろう……
今なら、胸を張って言えますよ!私には、取り柄なんかありません!
……塩は?
所詮塩ですもの。たいした力もないですから。いままで、盛って語ってました。塩だけに。
なにもウマくないわっ!!
私はー人じゃありません!だから何も気にしません!
クルーシャ……!アンタねぇ……!
言わせてもらうけ――
クルーシャさん!
?
クルーシャさんは、何も出来ないわけじゃありませんよっ!
私がそれを、証明してみせます!
……へ?
思い出5
――クルーシャさんのお店は、全女性の希望なんです。
減らない脂肪に聖なる光を……その言葉を聞いたとき、世界が明るくなった気がしました。
だから――何もないなんて、言わないで。
私に、その奇跡を施術して――クルーシャさんの真の力を証明してください!
アイリスってば……
アイリスさん……それほどまでに、私のことを……
――話は聞かせてもらったわ。
ミラさん!?
正確には最後の方だけだったけど……
つまりあれでしょ。アイリスに塩エステをすればいいんでしょ?
いいわ。あたしも手伝ってあげる。
――オーナー……!
ミラさん……!
でも……私なんかが……
おバカっ!何言ってるのよ!
ここで退いてちゃ、女がすたるってもんでしょ!?そうじゃない!?
…………
……わかりました。
私、揉みます。
<塩のルーン>の塩で……
アイリスさんを揉み込んで、プゥルップルにしてみせます!
クルーシャさん……!
……主人公。
いいよもう。光っちゃって。
思い出6
この光は……塩!?
ううん。
まさか、あたしの『こね』が速すぎて、光を発したの!?
ちがうよ。
――あぁ……――!
感じます……!体が熱を帯びて……!
不要なものを……――溶かしてゆくのを――!
アイリスまでさぁ……!!!!
――!!
!!
ほら……見てください……!ウエストに、指ー本分……いや、二本分……!
……ミラさん……!
ええ……やったわね、クルーシャ!
ありがとうございます!-
やった!やりました!これが私の力なんです!
塩の底力なんです!
ー回塩のこと諦めてたよね?
アイリスさんのおかげで、私、わかりました……!
――減らない脂肪はないんです!
クルーシャさん!
今日この日が、塩のエステティシャンクルーシャの誕生日です!
おめでとうございます!
ふん……今回のところは認めてあげるわ……!
うん……もうね……
アンタたちがいいなら……それでいいワ……
塩の伝道師 クルーシャ・ブラッティ
その他