バイパー・テニスの思い出
己を貫く男 バイパー・ナイトアダー CV:花江夏樹 メアに誘われてテニスをはじめた元退魔士。 決めポーズに並々ならぬ拘りを持つ。 |
思い出1
さあ、はじめるか。
どわっ!バイパーっ!?なんなのよ、ヤブから棒に!
藪蛇というヤツだ。
バイパーさん……それ、つかいかたが違います……
退魔士の仕事はどうしたのよ!?
〈元退魔士〉だ。そこは間違えるな。
元退魔士!あー、そうだったわね。ごめんごめん。
それならこんなところで、ふらふらしてても問題ないのね。
そうだな。まあ俺は前から仕事一本で生きているつもりではなかったが――
元同僚たちは皆、それぞれの今の状況を満喫していることだろう。
で、なにを『さあ、はじめるか』なの?
テニスだ。
わ、わからなかった……
ラケットを持ちテニスコートに現れ、あのセリフ。気づかない方がフシギだ。
いやー、ハヤリものに手をだすっていうイメージがなかったからねー。
流行っているから……という理由じゃない。
だいたいさ、アンタは口元かくしてるし、ただでさえ表情が乏しいんだから――
大声で『テニスがしたーい』とか言わないと伝わらないわよ。
そんな無邪気な俺が見たいのか?
う……たしかに……あんまり見たく――
テニスがしたーい。
やるんかいっ!
思い出2 (LV20)
バイパーさん、経験がないとは思えないわよね。
前に自分で『大抵のスポーツは様になってしまう』とか言ってたけど――
ホントその通りだわ……
サムカッコいいポーズ!
でた、伝家の宝刀!
主人公……少し休憩するか。
***
ねぇ、バイパー。テニスでもあのポーズって必要なの?
必要だ。
なにか理由があるんですね?
スポーツは単純な力の差よりも心理戦の側面が強い。
俺が睨みつけたところで、おびえるのは蛙くらいなものだ。
蛇に睨まれた蛙というわけですね……
睨むより効果的に相手の動揺を誘い、覇気を丸呑みする手段――
それが、サムカッコいいポーズだ。
丸呑み!?さすが蛇!
しかし真実は意外なところにある。
つまり……ホントの理由はちがうのね!?そ、それはなんなの……!?
やりたいからだ。
だと思ったわっ!
思い出3 (LV40)
気づいたようだな……
さいしょから気づいてたけどね!
??
フ……どうやらお二人さんは気づいてないようだ。
ドンカンな二人に、気づかせてあげちゃいなさいな!
知りたいか?
は……はい。なんのことでしょう?
よし。そういうことなら、コートに入ってみろ。
主人公とアイリス、二人一緒でかまわない。
***
いくぞっ!
はいっ!
ここよ!
ぬかせっ!
サムカッコいいポーズ!
決まったわ!このハダカ同然の布の面積!
これぞ〈寒〉カッコいいポーズ!
!!
あの……それ私も気づいてましたけど……言っていいのかわからなくて……
思い出4 (LV60)
いまさらで悪いんだけど……アンタがテニスって、どういう風のふきまわし?
言ってなかったか?……メアに頼まれてやっている。
メアがアンタに!?テニスをやってくれって?
違うな。ダブルスのペアになってほしいと頼まれた。
それで練習しようと!?
なんだかんだで、後輩おもいなんですね♪
そうじゃない。その話をされたときに、俺はメアに伝えた。
――弱い者とは組まない、と。
つまりどーいうことよ。
メアと試合をする。俺が勝ち、その上で諦めさせる。
なーんかまわりくどいやりかたすんのね。一言でスッパリと断っちゃえばいいのに。
言ってきかせるよりも、諦めざるをえない状況をつくった方が早い。
なるほどね……アンタらしいやりかただわ。
前に一度、遊びでメアとテニスをしたことがある。
そういえば、あったわね。
あの時は、ラケットを逆手に握っていても好勝負になったが――
今の奴を見るかぎり、そう簡単には勝たせてもらえなさそうだ。
負けたらどうするの?
その時はペアを組もう、だが、その可能性を微塵も残さぬために――
さあ、練習するぞ、主人公。
過信せず、準備に余念なく……一度噛みついたらはなさない……
毒蛇バイパーの一番コワイところよね。
思い出5 (LV80)
もっと厳しいコースに打ってこい。
次、スーパーショットを打ってこい!
バイパーさんはなんでメアさんと組みたくないのかな。
さあ……聞いてみようかしら。
よし、主人公、つき合ってもらって助かった。
ふふ、クタクタになっちゃってるわね♪
まったく、どっちの練習なのかわからないわね。
***
バイパー、なんでメアとペア組みたくないのさ。
元同僚でペア……様になりすぎだ。
様になるからこそ、組んであげてもいいと思いますけど。
まあ、そんな理由で嫌がるのもアンタらしいっちゃらしいけど見てみたいなー。
ミスってあやまるアンタとか……メアをはげますアンタとか……
……なるほど……そういう視点か……
(メアがミスをした……どうでもいい。俺がミスをした……すまんとだけ言う……
それだけの――いや、待て!……メアと二人……二人そろって同じキメ……)
(――面白い!)
どうしたのかしら。止まってるわ。
なんか……よからぬことを企んでる気がする……
思い出6 (覚醒進化) (LV100)
さあ、はじめるか。
バイパー!?あれ、メアとの対決は昨日だったんじゃないの?
その予定だったが、勝負はしなかった。
どういうこと?
ダブルスペアの話、承諾したのさ。
え?それはよかったです♪
どんな心境の変化よ?
単純だ。コート上で二人そろってサムカッコいいポーズをキメる――それを試したい。
ズコーッ!
これはもうサムさ2倍だ。噛み合えば3倍、いや4倍の効果も期待できる!
スタジアムが凍りつくのが目に浮かぶわねッ!
ついでに加えると、メアにも自分のポーズを研究させる事を条件としてつけた。
うぷ……メアがポーズの練習……ぷぷぷ……そっちがメインの理由ね。
フクザツな表情でうなづいているメアさんが目に浮かびます……
で、ダブルスも決まったし、今日も練習をはじめようってわけね!
ああ、そうだ。主人公、コートにはいれ。
!
そっちじゃない、俺の横だ。
?
よし、渾身のポーズをとってみろ。
違うな……。
腕と足の位置……もっと腹にも力をいれろ。
最終的には表情で締めてこそ、サムさが生まれる。気の抜けた顔はするな。
まさか……この練習って……!
サムさとカッコよさの絶妙なバランスが整ったとき……柔と剛は融合される。
きたきたきたーーッ!
そして、一気に牙を振り下ろせッ!
ダブルサムカッコいいポーズ!
コートに潜む毒蛇
その他
2016/11/17
退魔士 (混沌を狩る存在で、子供の頃から退魔士になるべく教育を受ける)
思い出まとめ【白猫テニス】