【白猫】リンプイ(ギャラクティカ)・思い出
リンプイ・パタリーCV:辻あゆみ 甘い話が大好きな昆虫くのいち。 突如、ある使命に目覚める。 |
思い出1
あら?アイリス、なんだか肌がツヤツヤしてるわね。
ふふ、実はね。この間、商人さんから<特製クランベリージュース>を買ったの。
最初は半信半疑だったけど、毎日飲んでるうちにお肌に張りがでて――
その話、まゆつばものなの!
甘い話に誘われて、昆虫忍者リンプイ見参!
……あ、あいかわらず、ド派手な忍者ね。
フルーツ忍者の里では、こういう登場の仕方が流行ってるの。
フルーツ?昆虫忍者の里じゃなくて?
そういえばアンタ、スパイ活動中だったわね。
そうなの!いろんな情報を集めているの!
だから、忍者がそういうことバラしちゃダメでしょ。
いいの!堂々としていれば逆にあやしまれないの!
まあそうかも……いや、そんなわけないわ!
昆虫忍者の里とフルーツ忍者の里は今でも敵対しているの?
そうなの……あたしは忍者同士で争ってほしくないの……
だから今でも、昆虫忍者の里のみんなには役に立たない情報を送り続けてるの!
ずっとそんな調子だと、また疲れがたまりそうね。
平気なの!慣れっこなの!だってあたしは昔から里のことを……
……えっ?昔からってどういうことなの?
それはこっちの台詞よ!アンタが言い出したんでしょうが!
あたし……過去の記憶が曖昧なの……
えっ……!?
どこで生まれて、どうして忍者をやっているのか覚えていないの……
でも、ときどき重要な何かを思い出すの……すぐ忘れちゃうけど……
なにそれ……アンタに親とかいないの?
えっと……
どうしたの?あ、あれは……!
<―匹の蝶々がピラピラと、リンプイに近づいてくる。>
お、これって<忍蝶>でしょ。伝達手段に使ってるってやつ。
リンプイちゃんは蝶々と会話ができるんだったわね。
うーんでも、この蝶々……見覚えがないの……
へっ?
ぴぎい!
どうしたのよリンプイ!?
あ、頭が痛いの……
見て!あれを!
<蝶々がリンプイを導くように、どこかへ飛んでいく。>
呼ばれているの……
ちょ、ちょっとアンタ!どこいくのよー!
なにか様子がおかしいわ……リンプイちゃんを追いかけましょう!
思い出2
ここは……畑?
<蝶々に導かれ、リンプイ、主人公たちは見知らぬ島を訪れていた。>
なにあれ……キャベツがたくさん……
まるで島全体がキャベツ畑みたいね。
りんりん……土の匂い……なんだか懐かしいの……
あたし、ここを知ってる気がするの……
それってもしかして、ここがアンタのふるさととか?
わからないの。でも、なにか重要な……
A「おお、あのお姿は間違いない……リンプイ様じゃ……
B「みんな、リンプイ様がお戻りになられたぞ!
だ、誰なの?どうしてあたしの名前を……
長老 |
---|
これはこれは、お騒がせいたしました。
無理もない……リンプイ様は永き眠りによって記憶を……
後のことは我々にお任せください。神の導きのままに……
……わ、わけがわからないの!
ささ、とにもかくにもまずはおもてなしをせねば……どうぞこちらへ。
***
C「ほ、本物のリンプイ様だわ。壁画よりも可愛らしいお姿で……
D「僕にも葉うちわをちょうだいリンプイさまをあおきたい!
<リンプイの姿をー目見ようと、大勢の人々が集まってくる。>
りんりん!このマンゴー、とっても甘くておいしいの!
おお、それはよかった。この調子でくあの甘い実>のことも思い出してくれれば……
さあ、皆の者!リンプイ様にありったけの果物をお持ちせよ!
うーん……でも、甘いものばっかりだと飽きるの……
な、生ハムだ!生ハムをもってくるのだ!
いたれりつくせりね……
び、びぎぃ!?クモなの!いやなの!
こりゃいかん!皆の者、かかれー!
ふう……これでもうひと安心ですぞ。リンプイ様の天敵は追い払いましたので。
ささ、生ハムをお食べください。使命を思い出してくれませんと。
う、うん……
リンプイちゃんっていったい……
思い出3
それで、リンプイってなにものなの?
伝承によれば、リンプイ様は来たる<災禍の時>に対抗できる唯一の存在。
いわゆる、神様なのです。
えっ?かみさま……
ま、まあ……とりあえず話を聞いてあげるわ。続けて。
……遥か昔、ひとたび口にした者を不老不死にするという禁忌の実が生まれました。
それと同時にリンプイ様は、このキャベツ畑から目覚めたと言われています。
リンプイ様の使命は、禁忌の実を食べることで世界の平和を保つこと……
その因果は永きに渡り繰り返され、実が生まれるたびにリンプイ様はお目覚めになられた……
……しかし、数百年前。一匹の邪悪なクモに使命を阻まれ、リンプイ様はマユに閉じこもるよう強いられた……
そして13年前、再びお目覚めに……
うそくさ……それでなにをどうしてアイツは忍者になったのよ……
そこまでは知りませぬ。なにかを感じとったのでしょう。
……やっぱり、うそくさ。
なんと失敬な!我々一族は、永きに渡りこのキャベツ畑を見守り続けてきたのだぞ!
それに私はこの目で見たのだ!
13年前、リンプイ様が目覚めると同時に空へと飛び立つ奇跡の瞬間を!
そんなことあるわけ……
「リンプイ様が空をお飛びになられたぞ!
<鱗法>なの!
げげっ!?ほんとに浮いてる……
あれって忍術なのかしら……道具は使ってないみたいだけど……
「リンプイ様の真下を!
「枯れていた花が咲きはじめたわ!
<鱗法>なの!
リンプイちゃんの羽根から光る粉が落ちて……それで花が……!
ほっほっ、どうやら本来の力を取り戻しつつあるようですな。
<その時>は近い……
…………アタシは信じないからね!
思い出4
りんりん♪生ハムおいしいの~♪
アンタ、さっきからずっとそればっか食べてるわね。
甘いものが食べたくなるようにって、島のみんなからたくさんもらったの。
……ふん。なにが使命よ……いつものリンプイじゃない。
テンパーイ!!!
あの声、あの独特のしゃべりかたはリンプイの後輩の……
ナナちゃんなの!
<てんとう虫の姿をした忍者が、全速力で向かってくる!>
ダメなのナナちゃんそんなに走ると……
テン!
てて……転びまちた……
……ナナちゃん、だいじょうぶなの?
なんのこれちき……
あら?なにか落としたみたいよ。これは巻物かしら……
この忍者文字……なんだかただならぬ雰囲気なの!
<リンプイは巻物を広げ、中身に目を通す。>
フルーツ忍者の里の見取り図に、正確な兵数……それにこの印はまさか……
キチュウサクテンを決行するとのことです。
奇襲作戦!?
フルーツ忍者の里との戦に向けて、みんな準備をちています。
それで頭領がテンパイをチキュウ、里に連れ戻すようにとわたちに……
…………やなの!
えっ?
あたしは争いたくないの!ナナちゃんも知ってるはずなの……
でも、里のおきてが……
だとしてもなの!
…………わかりまちた。とりあえず、テンパイのことはうまくごまかちておきます……
……落ち着いたら、必ず戻ってきてくださいね。
…………
リンプイ……いかなくていいの?
どうしてみんな、傷つけあうの……
思い出5
りんりん……ぷんぷん……
リンプイちゃん……
争いたくないのもわかるけど、アンタが戦わないと仲間が傷つくかもしれないのよ。
そんなこと、わかってるの……
でも、あたしはフルーツ忍者の里のみんなも大好きなの……
「洋ナシはいかがでござるか?」
「そのパタパタって動き、か一っくい一!」
「シャクリ……ワタシを客観的に分析したワタシの話を聞かせてやろう。」
「修行の際は、足にこの鉄球を!」
「もしよかったら、子分にしてやるよ。」
「いいよ、いいよ。リンプイちゃんの好きにしなよ。」
……みんないいひとたちなの。戦うことなんてできないの!
ちょっとアンタ!?なにする気よ!
もうなにも見たくないの!ぷんぷんぷんぷん!
リンプイちゃんのほっぺたが膨らんで……これはまさか!
ぷううううぅぅぅっ!!!
ぎにゃ一!!!糸を吐き出したわ!
<リンプイの体を包み込み、大きなマユを形成していく。
絹糸が噴水のように空へ広がると、リンプイの体を包み込み、大きなマユを形成していく。>
…………
そんな……マユに閉じこもっちゃった……
こうなってしまったらもう手のつけようがないわ……
たったひとつの方法をのぞいてはね!
主人公!やっちゃって!
思い出6 (友情覚醒)
なんなの……まぶしいの……
起きて……
だ、誰なの……?
なぜ、戦わないの……
だって、あたしはみんなのことが……
現実から目を背けないで……
そして、なにをすべきか考えて……
そんなこと言われても……
彼らがなぜ争っているのかを思い出すのよ……
そ、それは……
災禍の根源。禁忌の実。あなたはそれに対抗できる唯一の存在。
あなたならこの永きに渡り、幾重にも張り巡らされた因果の糸も断ち切れる……
それがあなたの使命――
あたしの――
***
ぎにゃー!?マユが爆発したわー!
リ、リンプイちゃんは……
りんりんぷんぷん!
よかった……無事だったみたいね……
あれ?でも、なんだか顔つきが凛々しく……
すべて思い出したの!
へっ?
待ってリンプイちゃんどこに行くの!
あたしは<あの甘い実>を食べなくちゃいけないの!
それってもしかして、長老さんが言っていた……
やっぱりあの話は本当に……
なにか……とてつもないことがはじまろうとしている……
待っててみんな……
昆虫忍者の里のみんなも、フルーツ忍者の里のみんなも、誰ひとり傷つけたりしないの!
あたしが平和をとり戻してみせるの!
真のリンプイ リンプイ・パタリー
その他
データがありません