【白猫】ナップル・思い出
ナップル・カトウ cv.川原慶久 次期頭領と目されていた、忍者の里の若頭。 だが、妹分たちにことごとく追い抜かされた。 | ||
2019/00/00 |
メインストーリー
思い出1
よう。オレはナップル。
時期頭領とウワサされる、忍者の里の若頭だ。
もしかすると、妹分たちが厄介になってたかもしれないが……オレもここで、世話になるぜ。
わかがしら……ってことは、なかなかすごい忍者なのかしらね?
あんまりそうは見えないけど……
ほう。それならば、見せてやろう、俺の実力を!
忍法!<早歩きの術!>
<そう叫んだナップルは、くねくねと妙な腰つきで歩き始めた。>
おお!にんぽー!見たい見たい!ねえ、早く見せてよ!
な……!おまえ、この速度に、ついてこれるのか……!?
なにがー?ねえねえ、早くー!早く見せてよー!
…………
ねえ、立ち止まってないで、早く~!
……まあ……猫だもんな……猫は足速いもんな……
ぶつぶついってないで、早く見せてよぉ~!
オレを甘くみるな!
なによ、声おーきいよ?
オレの忍法がこれだけだと思うなよ……!
いまに、目に物見せてやる!さらばだ!
<そう叫んだナップルは、地面に丸い玉を叩きつけ、煙を発生させた。>
ナップルさん、走るの遅いね。背中がガラ空きだわ。
あれで若頭が務まるのか、心配になっちゃうね……
思い出2
<ナップルが土に埋まっている……>
なにやってんのナップル?荒行?
くっ……!<変わり身の術>が、一目で見破られただと……!
<変わり身の術>?
パイナップルに見えなかったか?
かわりみのじゅつっ!?見たい見たい!ねえ、早くやってよ!
いや、だからいまやっていたんだが……
見逃しちゃったから、もっかいやってぇ~!
…………
ニン!
にんとかいって埋まってないで、かわりみのじゅつ、見せてよぉ~!
……くっ……!
這い出てきてないで、見せてったら~!もう!前からお願いしてるのに~!
……くぅぅ……!
も~……今日もダメなの?じゃあ、また今度、必ず見せてねっ!
……あの……ナップルさんは、忍者の里の若頭というお話でしたが……
……そうだぜ。下の連中は、みんなオレをアニキアニキと慕ってくる。
…………
どうして?
オレの忍法を見れば、わかるだろ?
まだ見てないもん、わかんないよ。
……くぅぅぅぅぅ……!
あっ!どこいくのよっ!?
キャトラ……あんまりナップルさんを追い詰めちゃダメだよ……?
え!?アタシが!?アタシ、なにもしてないけど……?
今回は本当に気づいてないのね……
これはこれで、残酷なのかも……
思い出3
Ⅰありがとう、ナップルのあにき!あにきのおかげでコレクションが増えたよ!
ふっ、いいってことよ。
Ⅰわ~い!こんどキャトラに見せてあげよ~っと!
いまのはイグニ……?ずいぶん喜んでたみたいだけど……
なんだかとってもイヤな予感……なにをしてたのよナップル?
木になってやってたのさ。
木ぃ~!?
樹液のしたたる、南国の果樹にな。
なんのためにです?
イグニのやつが、大きな昆虫を採りたいって言ってきたもんだからよ。
ムシ~!!イヤな予感、当たったぁ~!
ナップルさんに……虫が集まったってことですか?
ああ。オレは<変わり身の術>で、パイナップルの木になることが出来る。
それには、こういう利点もあるってことだ。見直しただろ?
ヤダ~!ムシ好きじゃないもん!そんな利点いらな~い!
くっ……!
……いいのさ。イグニのヤツには、感謝されたからな……
はぁ~……なんておぞましい特技を持ってるのよ、ナップルったら!
特技じゃなくて、忍術なんだと思うよ?
ちがうでしょ?忍者がそんなことできても、役に立たないもん。
……まあ……そうかもね……
思い出4
t……っていうお話にしたいんだけど、どうかな~兄貴~?
悪くはないが、大事なことを忘れてないか?
t大事なこと?
おまえの気持ちだよ。トムボイ、おまえはこの島のみんなと、どうなりたいんだ?
tおれのきもち……おれがどうなりたいか……
……うん!なんか、わかってきたよ!ありがとう兄貴~!
いまのはトムボイね……ナップルさんにアドバイスをされてたみたいだけど……
よう、おまえらか。何か用か?
ナップルって、あの獣人兄弟と仲がいいのね。
いつのまにやら、な。毎日だれかしら、兄貴兄貴って寄って来やがる。
むなしくなーい?
なんでだよ?
お山の……
くぅっ……!どうせオレを慕ってくれるのは、あの連中だけさ……!
ありゃ、いっちゃった。
ダメだよキャトラ、あんなこといっちゃ……
思い出5
…………
<ナップルの投げた小石が、二度、三度と池の水面を跳ねる。>
おっ!?いまの忍法?
いや、これはただの水切りさ……
どうしたんですか?元気がないみたいですが……?
……オレは所詮、お山の大将なんだよ……
え……!?あ……!いや……
昔のオレは、妹分たちよりも強かった。
だけど、あいつらの成長はすごかった。オレはあっさり追い抜かれちまった……
あいつらは、オレより先に里を出ていまでもどこかで活躍してるって話だ……
ナップルさん……
妹たちに負けないように、がんばんなさいよアンタも!
オレは諦めた。
えぇっ!?
開いちまった差は、いまさら埋めることは出来ない……
オレは、あいつらに追いつく道よりも、オレより弱いヤツを集めて大将を気取る道を選んだのさ。
なんという情けない決断……!
……ですが、そこまで開き直ってるなら、いまどうして落ち込むんです?
……悩みがなくなったわけじゃないのさ。
イグニ、トムボイ、オデッセイ、ティッツァーノ、チャンクス、フライハイト……
いまはオレの方が上だが、そのうちあいつらにも追い抜かれるんじゃないかって……
それが心底、恐ろしいのさ……
それは……さすがに心配しすぎだと思いますけど……
未来のことは……誰にも保証出来ないからな……
思い出6 (友情覚醒)
――なんだ!?
<ルーンの光が一ヵ所に集まり――}
痛ぇ!
<――固まると、ナップルの頭に落ちた!>
……ナップル。アタシたちから、アンタにかける言葉は特にないけど――
――コイツらにはあるみたいよ!
Ⅰあにき!水臭いじゃないか!
!?
t兄貴~、おれたちには、
兄貴が必要だよ~。
Oオレ、兄貴だけは尊敬に値すると思ってる。
t自信持ってくれよ兄貴!
yもし、僕たちが兄貴より強くなっても……
f<兄貴>は<兄貴>だ。それは変わりはしない――
お……おまえら……!
ほんとダメダメなアンタだけど、面倒見だけはよかったのね。
そこだけは、評価されてもいいんだと思うよ。
くぅぅぅぅぅぅ……!
t涙を拭きなよ兄貴~!
Iあ、そうだ!ぼくたちに忍法を教えてよ!
あ~っ!それなら、アタシもならいた~い!
よぉ~し……!おまえたちがそこまで言うなら、とっておきのヤツを教えてやる!
これぞ!忍法<分身の術>だ!どうだ!
反復横跳びしてないでさ、早く教えてよ~、忍法~!
なっ!?
早く~!ナップル~!
だ、だから、もうやってるんだよー!なんでついてこれるんだ~!?
覚醒絵・覚醒画像
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