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【黒ウィズ】ルドヴィカ・ロア

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作成者: にゃん
最終更新者: にゃん

ルドヴィカ・ロア cv.小林ゆう


覇眼戦線

蒼朱の覇眼(3500万DL)

覇眼戦線2









「グラン・ファランクス騎士団」。

白銀の鎧を身に纏い、あらゆる攻撃から王を守る最強の盾。

巨人の棍棒を弾き返し、竜の炎を跳ね返し、敵とあらばその剣で跡形もなく打ち砕く。

そんな伝説の騎士団も、とある王国の滅亡とともに忘れ去られ、今では荒唐無稽な話の代名詞になっていた。


だが、その伝説は今蘇りつつあった。

リヴェータ率いる「ハーツ・オブ・クイーン」が、遠征前の兵站調達に小さな都市を襲っていた時である。

「ふふっ、全部奪い尽くしなさい。何一つ残す必要は無いわ!」

彼女の指揮により、略奪の限りを繰り返す傭兵たち……。

阿鼻叫喚の地獄絵図がそこにはあった。

夕闇の空に黒煙が上がり、赤い太陽を黒く染める。


「戦場の匂いがするな」


荒れ果てていく街を見下ろす崖の上から、その様子を睥睨するひとつの影があった。

「……嘆かわしい。リヴェータともあろう者が、野盗に身を窶すか」

深みのある落ち着いた声で影はつぶやく。手にした剣は、華奢な腕には不釣り合いに大きく、独特の淡い光を放っていた。

「よかろう、同郷のよしみだ。我が剣で奴は討つ」

剣先を叩きつけるように足元へ突き刺し、影は静かに目を開く。その左の瞳からは、凛とした青い燐光が吹き上がった。


「征くぞ、グラン・ファランクス騎士団。ルドヴィカ・ロアの名のもとに集え」


その声とともに、重装鎧に身を包んだ仮面の兵士が崖の上一面に立ち並ぶ。

取り囲まれ、異変に気づいたリヴェータが、崖の上に立つルドヴィカを睨んだ。


「ルドヴィカァァ……! また――また私を見下ろすのか、ルドヴィカァ!!」


リヴェータの叫びを無視し、ルドヴィカはもう一度巨剣を崖へと突き下ろす。

「我が左目の極星は、貴様らを許しはしない」

左目の燐光は美しく、赤い夕闇に青い十字の煌きを刻んだ。

「奴らを――」

剣先から伸びる地面の亀裂は、ビシビシと音を立てながら崖の両端へと伸びていく。

――そして。

「押し潰す」

その声とともに、グラン・ファランクス騎士団は『崖ごと』ハーツ・オブ・クイーンへと突撃した。

都市は巨大な土塊に押しつぶされるだろう。だが、ここは争いの絶えぬ、戦乱の歴史を繰り返す異界。


――誰一人、それを気にする人間はいないのだ。


「リヴェータァアア!!」

「ルゥゥドヴィカアアア!!」


二人の叫びとともに、歴史に名を残す一戦が、始まる。








人物紹介
画像説明
リヴェータリヴェータ・イレ cv.日笠陽子
ガイアスガイアス・エクレール
ゲルデハイラゲルデハイラ・アルバ cv.橋本ちなみ
アマカドアマカド・ヒメザクロ cv.矢作紗友里
カトレア・ラインハルトカトレア・ラインハルト
ガンドゥガンドゥ・ギギライ cv.市川太一
アイリス・ランティアアイリス・ランティア
ジミージミー・デヴィス cv.大河元気
マイアマイア・スティルマ cv.和久井優
ルドヴィカルドヴィカ・ロア cv.小林ゆう
ヤーボヤーボ・ブラックモア cv.泰勇気
イスルギイスルギ・ユスラウメ cv.本泉莉奈
オーリントールオーリントール・バイア cv.粟津貴嗣
アシュタルアシュタル・ラド cv.日野聡
ルミアルミア・スア cv.矢作紗友里
アリオテスアリオテス・ゲー cv.内田 雄馬
父の仇を討つために、まずは強くならなければと考えたアリオテスは、なんと父を殺した男に弟子入りすることを決意する。
カノンギンガ・カノン cv.斎賀みつき
イリシオスイリシオス・ゲー cv.大泊貴揮
エスメラルダエスメラルダ・アウルム cv.折戸マリ
アーサー・キャメロットアーサー・キャメロット
ウラジアウラジア・カタル cv.粟津貴嗣
セリアルセリアル・ノト cv.山本希望
ハクアハクア・デスサイス cv.原由実
メンジャルメンジャル・アンフ cv.市川太一
ドゥパンドゥパン・ギギライ
ベベルベベル・ヴォルガノン cv.景浦大輔
ミツィオラミツィオラ・スア cv.泊明日菜
リラリラ・ゲー cv.藍原ことみ
オリアンヌ・ルガオリアンヌ・ルガ
リーブリーブ・エクレール cv.景浦大輔

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