【白猫】オーバードライブ紅蓮 Story
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story1 スキエンティアの禁忌

学術都市スキエンティア。古代遺跡の研究のために集まった人々がつくりあげた街。
この街に住むものの生業は、発見と探求である。
彼らの見出した知識は、世界に様々な恩恵をもたらした――

くそっ、警吏どもめ!もう嗅ぎつけやがったか!

動かないで神妙にしなさい!それとも痛い目にあいたい?
……なんだ、ガキじゃねえか。
だが、知識は有用なものばかりとは限らない。
人の世に害をなすであろう知識も、当然ながら存在する。
あんたたちが持ち出した魔道書は<禁忌>に指定されてるのよねー。

だからどうしたってんだ!?
返してもらうわ。利息付きでね!
ぐああああ!!お、お前まさか……<花園>の!

そ。禁忌を守るのは、私達の仕事ってわけ。本は返してもらうわ。
……あれ、この魔道書……上巻って……?下巻はどこよ!!
…………
……

(はあ、ひどい目にあった……ゴミ箱に閉じ込めるだけじゃなく、虫までいれてくるなんてね。
おや?ずいぶん高そうな本が落ちてるけど……)

なるほど、てめえの仕業か……俺たちの獲物を横取りとは、いい度胸じゃねえか。

いや、拾ったんですけど……?
ゴミみたいな言い訳だな。じゃあ、くたばりやがれ!
うわぁー!!
な――
何だっ!?

仕方ないなあ……ええっと、気をつけますから。……痛くないように。

ジャアアア!!
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story2 引かれた一線
な、なんだ……こいつは……くはっ。
ジャアアア!!
(はあ……この力も、たまには役にたつ……かな
できたら一生、頼りたくはないんだけれど……
……?あ、人が来そうだ……さっさと退散しなきゃね)
…………
……
仲間がいたなんて聞いてない!ああ、もう、どこにいったの!
クーリアの……魔獣……
あら、手配書にあった連中?どうして倒れてるわけ?
まあこいつらはいいわね。用があるのはこの本!丁度良く道に落ちてたわ!
にしても……いまこいつ、魔獣っていった?
……
…………

はあ、今日も……ツイてないなあ!

なんだか今日は、ツイてる感じ!
物語は始まる――
人は、何かと何かの間に線を引く。有用な魔術と、禁忌の魔術。人間と化物。大人と子供の間に。

これは、線を越える物語。
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オーバードライブ紅蓮

グウォアアアア!!
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