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【白猫】とらぶるトラベラー Story1

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作成者: にゃん
最終更新者: にゃん


目次


Story1 到着! ヘビ島!!

Story2 幸せってなんだろう?

Story3 ごった煮とらぶらー

Story4 ザ・遺跡探偵!

Story5 ぬすっとの本懐

Story6 そこそこの底

Story7 一流の仕事





登場人物


フィオナ
リリー
ソアラ
ベズトリフェニル
ドーリー





story1 到着! ヘビ島!!


つきましたっ!ここがカラカス島ですね!

気持ち悪い……

大丈夫ですか!?

どうして人は己の肉体を使わず、飛行艇や船という手段に頼るのかしら?

人類は文明の灯火を得たことで、多くの物を失った。例えば、私の三半規管の強さとか。

わかりました! フィオナさんのそれは船酔いです!

ふふふ、それはどうかしら?

フラついてるじゃないですか。しっかりしてくださいよ。

どこかで休みたいんだけど。

気持ちはわかりますが、危険です。

いいですか?ここカラカス島は通称ヘビ島と呼ばれるほどヘビが多いんです。

当然、毒ヘビも多く、そのため島に足を踏み入れる者は少ない。上陸してもヘビに咬まれて帰らぬ人に……

ヘビ、怖いです!! って、本当にたくさんいるじゃないですか!!

じゃじゃーん。<スネークカモン灯>これはとある骨董屋でみつけた古代の道具。

このボタンを押すことで、ヘビが嫌がるなんらかのソウル的ななんらかのなんらかが作用して、なんらかの理由でヘビが近づかないの。

なんらか、多いです。

未解析の技術だから、基本はブラックボックス。なんらかとしか表現のしようがないわ。

そんなよくわからないものに頼るのちょっと嫌なんですけど?

論より証拠。

ヘビが逃げていきます!

ふふっ、これで一安心ね。さあ……

行きましょう!

ダメよ、休みましょう。もう立ってるだけでも辛いの。気持ち悪くて泣きそう……

あなた、本当に凄腕の探検家なんですか?




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story2 幸せってなんだろう?


ベズトっさん、ここはどこですか?

(勇者ソアラよ、ゆくのです)

あたしの家に?

(帰ってはいけません。遺跡の気配がします。ゆくのです、ソアラ。そこに眠る財宝のもとへ)

ベズトっさんの新居の話はもういいんですかな?

(ソアラよ、金銀財宝があれば新居も用意できましょう。目的を違えてはなりません)

目的なんてあってないようなもんです。人生と同じように。

(使命です。使命を果たすのです、ソアラ。

遺跡に眠る財宝を盗んでくるのです)

あたしは腐っても勇者。盗むのはぬすっとの仕事!

職務規定外の作業は別途なにかしら発生するもの!契約違反ですぞ!!

(勇者ソアラ、世界を守ることより時に優先しなければならないことがあります。

私は恩寵と導きの神鳥。あなたの実績を鑑み、新たな職業取得枠を与えましょう)

新たな職業取得枠とは?

(副業の許可です。さあ、ソアラ、新たなビジネスチャンスをつかむのです)

ほげー!

ごごー、すぴー。ごごー、すぴー。

(起きなさい、ソアラ。寝るタイミングではありません)

(語るに落ちましたな!タイミングと言うならば!副業をはじめるタイミングでもありませんぞ!)

(ごごー、すぴー……)

(神島ともあろうものが狸寝入りですか?)

(とにかく……ゆくのです。勇者ソアラ。いえ、ぬすっとソアラ!)

本人の意思を無視した転職とは、これいかに?

(もともと勇者とは称号のようなもの。ぬすっとだろうと心が錦であればよいのです)

心に錦があれば、そもそもぬすっとに堕ちないのでは?

(盗賊は収入がいいですよ。多少のリスクはありますが、当たれば大きい)

金のためにだけ生きるのは、とても虚しいことかと?

(ですが、あなたは、その金がないがゆえ、私に3LDK以上の神殿を用意できていません)

世知辛い世の中ですな……寒空が骨身にしみるぜ!

(さあ、ゆくのです。ぬすっとソアラ!あと、ここはそこそこ南国です)

ごごー、すぴー。ごごー、すぴー。

(だから寝てはなりません!)



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story3 ごった煮とらぶらー



蛇は近づかなくなったけど、クモとか魔獣とかはいますね。

なぜなら、それは!ここがジャングルだからです!!

え?あ、そうですね。いや、そうなんだけど、大きな声で言うことですか?

小さい声で言っても、聞こえませんよ?

いや、そういう意味じゃない。そういう意味じゃない!

静かに。音で引き寄せられる魔獣もいる。ジャングルを舐めてはダメ。

どうして私が怒られなければ、いけないのでしょうか?

いいかしら? ジャングルは歩くのではないの。泳ぐの。

でも、水、ありませんよ?

泳ぐ時、全身で水を感じる。要するにそういうことよ。

……どういうこと?

なるほど、わかりました! ジャングルは泳ぐんですね!

さあ、行きましょう。いえ、泳ぎましょう。

スイスイ~。

…………

あ、わかった! これ、気分の問題ってだけだ!






これは……

遺跡です!

本当にあったあああっ!ひゃっふううっ!

テンション、高いです……



どうやら先客のようですな。

(ソアラよ、今です。背後から奇襲しましょう。ここで逃がせば分け前が減ります)

ぬすっとは盗むのが専門。戦うのは職務規定外ですなー。

(ならば、また新たな副業を……!)

ほあちゃああああ!

一度見た技は通用しませんぜ!あたしをただのぬすっとと思ってもらっちゃ困りますな!

(知恵を身につけたようですね。小賢しい……もとい、素晴らしい。

私はあなたを試したのです。背後からの奇襲を良しとする救いようのない非道な人間かどうかを……

ああ言えば、こう言いますなー


誰ですか!?

ぬすっとのソアラでんがなー!

ぬすっとというのは、盗賊ということですね!

ぬすっと?……ちっちっち。トレジャーハンターと呼んでくれ。

あなた、盗賊ってことは……

一応財宝を盗むのが目的ですが、どうにも気乗りしませんで。

研究目的ではなく営利目的で文化遺産を傷つける輩。それが盗賊。

私にとって見逃せない相手ね。あなたのような人が文化や歴史を傷つける。

ここは、あなたのような者が来る場所ではない。

では、帰りますか。

(待ちなさい!)

いやでござるっ!

ベズトっさん、後生でんがな!そこをどいてけろー!

ダメよ、一緒に来なさい。目の届くところで監視するわ。

え~。

(チャンスです、ソアラ。一緒について行き、スキを見てお宝を盗みましょう)

え~。

目を離したスキに遺跡を荒らさせはしない。

しかたがありませんな。ついていけば、ぬすっととして働かなくてすみそうですし。

(ソアラよ、使命に疑問を抱いてはいけません)

トレジャーハンターソアラ、いきますぞー!

待ちなさい!



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story4 ザ・遺跡探偵!


ほげー。なかはこうなっとるんですなー。

はあ、はあ、はあ……あなた、足、はあ……速い……

自慢の健脚でして。そういえば、お名前を聞いておりませんでしたね。

はあ、フィオナ……はあ……オル……はあ……ブライト。

ハアフィオナハアオルハアブライトさんですか。変わった名前ですな。

違……う。フィオナ・オルブライト。

あたしはソアラ・パノスっす!で、こっちの鳥……あれ?いませんぞ。

(ソアラよ、聞こえますか、ソアラよ)

(……私が言おうとしたことを先に言わないでください)

ベズトっさん、姿が見えませんが、どちらに?)

(助けるのです。助けなさい。早く助けてください)

――

ベズトっさんが、落とし穴のなかに……

(飛んだらよいのでは?)

(疲れるので)

(あたし乗っけて、飛んでるじゃないですか)

(あれはあなたのソウルを拝借しているのです)

(無賃乗車ですな)

(乗っているのはあなたです。その料金としてソウルをいただいています。それに、食費や宿代はあなた持ちと言ったはず)

(それは追々話し合うはずでは?)

(オイオイ、そんなこと言ってませんよ)

(ブロックブロックブロックブロック……)

(なに私の声をブロック……やめな……さ……声……聞こえ……なく)

(ベズトっさん、横着はいけまへんで)

(ブロックブロックブロックブロック……)

(あたしの……声が……聞こえ……)

(いや、消えたらダメですよ!)

(人生ままならないもんですな~)


いました!

勝手に動かないでくださいよ! この遺跡、罠だらけなんですから!

罠とは? この落とし穴のことですか?

なかなかいい落とし穴ね。床の中央に感圧板を設置することで数名をまとめて落とす。

でも、穴のサイズが大きいわね。どういうことかしら?

ここからだと詳しいことはわからないか……

……いってくる。

フィオナさん、落ちちゃいました!

なんでー!?

あ、無事みたいです! フィオナさーん! どうして穴の底に!?

こういう仕掛けからも当時の文明レベルや文化がわかるのよー!!

……変わった人のようですな。

あなたも大概だけどね。

いい落とし穴だった。

満足げなところ悪いけど、勝手なことはやめてください。

トラップで遺跡の技術レベルがわかる。それによって他の罠への対応も変わってくるわ。

私もわかりました。この遺跡には罠が多いってことが!

それ、さっき私が言った!

あっちで大きな大砲のようなものもみつけました。あれもきっとトラップですよ!

大きな大砲……? 興味深い。連れてって。

遺跡探偵リリーに任せてください!



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story5 ぬすっとの本懐


これですっ!

たしかに大きな砲ね。しかも三門もある。古代の魔術兵器かしら?

下手にかまうと起動するかもしれませんよ? このサイズの砲が、侵入者迎撃兵器なら、かなり危険な代物だと思います。

でも、どこにもスイッチ、ありませんよ?

あったら押すんだけど……

押したらダメに決まってるじゃないですか!

押忍押忍!

押忍押忍♪

テキトーに乗っからないで!

ドーリー、遺跡に罠はつきもの。そして私は探検家。遺跡のプロ。

そして私は遺跡探偵! プロです!!

プロっす! プロっす! どすこい! どすこい!

三流の探検家は罠にかかる。二流は罠を避ける。一流は罠を楽しむ。

あなたは一流の探検家についてこれるかしら?

ついていく必要性を感じないのですが?

プロの探偵にも同じようなことが言えます。三流は迷宮入り。二流は事件を解決する。一流は事件を起こします!

それ探偵が犯人じゃん!

そうです! これが叙述トリックです!!

叙述なんてねーよ!

ドヤァ……

なんで、あんたがドヤる!

なんとなくですかね。なんとなくドヤっちゃいけないって法もないでしょうし。

あ、スイッチみつけた。

それに触るな! 全員、動くな! そして黙れ!

(口調が荒くなってきましたね)

(ツッコミ体質なんでしょーな)

いいか、お前ら! もう、お前らって言うわ! いい加減にしてくれ! してください!

ここは危険な遺跡なんです! なにが起きるかわからないんです! だから、もっと慎重に――

あ、そこ、足元気をつけ――

あっ……

え? 私?

えっと……

……これは、まずい。

なんかバチバチ言ってます!

(ソアラ、逃げますよ)

いいえ! ここはぬすっとの本領発揮やあああ!


<ぬすめなかった>

<ぬすめなかった>

<透明な板をぬすんだ!>


……これは、あきまへんな。

ぎゃああああああ!

――生きて……る?

供給されるエネルギーが足りなかったのかしら? それとも、システムに問題でも?

ここに古代文字で、なにか書かれてますよ。

この古代ビエラルン文字は、四千年から五千年前に使われていたものね。

遺跡としては割と新しい……

四千年前とかって新しいんですか?

伝承にある白の王国と黒の王国は、数万年前の文明だって学説もありますからね。

他にもネクロニア文明なんかも古いし、数千年単位の遺跡は、割と新しい区分になる。

でも、そうなると……おかしい……アレができたのはもっと前に……

――カチッ

…………

えっと……また私ですか?

落とし穴か……あなたも一流の作法がわかってきたみたいね。

ごめんなぎゃああああああああ!



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story6 そこそこの底



ここは……またあの世ですか? 死んだり生き返ったり、せわしないですな。

勝手に死んだことにしないで。まだ、生きてるわ。

おや、その声はフィランチャ・ハアブリッツさん?

いい名前ね。最初のフィしかあってないけど。

暗いです! 怖いです!

今、私に触ったの誰!? かかってきなさいよ! いいわよ、上等よ! やったらあ!!

<◇×……>

その剣、光ってますけど、どうしたんですか?

父からもらった古代の剣よ。なぜ光るのか、私にも……フフッ、わからない。

光るというか。周囲の空間まで光るというか。周囲の空間まで明るくしてますね。

刀身を光らせるのではなく、周囲のソウルを発光させてるの。遺跡探索には重宝してるわ。

これなら松明はいりませんでしたね。

持ってきたの?

いえ、忘れてしまいました。でも、代わりにこのダウジングがあります!

ダウジングってなにに使うんですか?

水脈をみつけます。任せてください!

そうね。水脈が必要になった時は任せますね。

はい、がんばります!

でも、けっこう高いところから落ちたはずなんですけど、無事でよかったですね。

フフッ……私がただ罠にひっかかっただけだと思う?

フィオナさんがみんなを助けてくれたんですか?

いいえ、落ちた先に巨大なアクーアがいたの。だから衝撃を吸収されたのよ。

へぇ、てことは、今……

アクーアの上にいるんですね。なんか足元プルプルしてるなとは思ってたんです。

ええ、その証拠に私の三半規管はそろそろ限界よ。泣きが入るのも時間の問題ね。

この揺れって……

お、怒ってます!

ちなみに、このサイズのアクーアはクマをも食べるわ。いい加減、気持ちが……わる……

そういえば、ベズトっさんはいずこに?

(ソアラよ、あなたの足元です)

と、トリさんがアクーアのなかにいます!

ベズトっさん、大丈夫ですか?

(一足先に捕食されました。お願いします。助けてください)

のわー!


とうとう落とされたわね。

お尻、痛いです……

…………

ドーリーさん、どうしました?

でかすぎー!!

巨大種の生きる生態系。興味あり、ね。

こ、こっちに向かってきます!

倒してー! あれ倒してー! 早く倒してー!!

いっちょベズトっさんを盗み返しましょーぞ!




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story7 一流の仕事


<●!□◆○?!……>アウト イニミクス インフィニアム アウト ファティアム

フィオナさんの剣に……

光が集まってます!!

はあああっ!!


(殺す気ですかー! 今、かすりましたよ!)

頭のなかで声がします!

それはベズトっさんの念話ですな。

(たしかに助けを請いましたが、もう少しやりようってもんがあるでしょう! これでも神鳥ですよ、神鳥!)

少しうるさい。

ブロックブロックブロックと念じれば、聞こえなくなりますよ。

(――!!)

……本当だ。

しかし、フィオナさんの剣は、すごかったですなー。

汎用多目的作業用刀剣。戦闘から炊事洗濯、なんでもござれ。

炊事はともかく洗濯は無理では?

刀身から水と洗剤が出ます。

ほげー! 本当に出とりまんがなー!

しかも環境に優しい食べれる洗剤よ。

もしかしてソフトクリームとか作れたりしますか!?

ミント、チョコ、バ二ラ、抹茶。四種までなら。

食べたいです!

(ソアラよ、今です。その高そうな剣を盗むのです)

(聞こえてる)

(ああ! 回線切るの、忘れてた!)

あるあるですな。

うまうま……それにしても、大砲があった場所と雰囲気違いますね。

床の材質から考えて、これは上の遺跡よりさらに古い年代みたいね。

でも上の技術レベルも失われた技術ですよね? それより前ってことになると……

想像でしかないのだけど、この遺跡は遺跡の上に別の遺跡が作られたのかもしれない。

二つの文明が交錯する遺跡ってこと!? 大発見ね!!

しかも、その奥に眠る魔神像! ロマンがほとばしるわ!

魔神像?

あれ? 言ってませんでしたっけ?

聞いてないです。

魔神像とは、考古学者ロイド・イングラムが記した論文にある巨像のことです。

かつてこの世界にあったとされる白の王国と黒の王国。

その黒の王国の遺物だそうです。

それが本当なら大発見ね。あの時代のもので残ってるものは稀だもの。

その遺物が、この遺跡の奥で眠ってる! しかも壊れたままで。

私の目的は、その魔神像を発見し、修理することです!

そういうこと、依頼時に言ってほしかったわ。

黒と白の王国の話は、学会では笑われるレベルのものですからね。

こんなバカげたことを言えば、断られると思ったんです。

フフッ……探検家なんてバカげた夢を追い求める生き物よ。

消えた文明の遺物。その修理と保全。すばらしい……か

探検家として古美術商として文化遺産を愛するその姿勢は敬意に値するわ。

ドーリーさん、任せてください。私が責任をもって事件を解決してみせます!

事件じゃないけど、ありがとうございます!

――カチ

え? 今の音って……

ソウルを感知する仕組みの罠ね。そこをなにかが横切るとソウル量によって発動するの。

またワナー!?

あなたも一流に近づいてきたわね。さあ、一緒に、この遺跡を堪能しましょう。

地響きですな。

大きな岩が転がってきてます!

さあ、みなさん走りましょう! あ、それと感圧板の二重トラップには気をつけてね。

もう嫌あああっ! おうち帰るぅぅぅっ!

私も帰りたいですー!





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