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【白猫】ヨシュア(クリスマス)・思い出

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1人が閲覧中
最終更新者:にゃん
ヨシュア・ラーナー
cv.田村睦心
合成実験により、その身に魔竜を宿した少年。
男の子なので、怪獣とか大好き!

2021/12/15



飛行島の思い出 
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思い出1



皆さん!こんにちは!!

ウム!!!

いらっしゃい!

元気なあいさつって周りも元気にするわよね~。

ようこそ、ヨシュア君♪この間はお疲れさま。

こちらこそ。クマスリ村では、皆さんのおかげで助かりました!

……まさか雪怪獣を見物しに出かけた先で、あんな騒ぎに巻き込まれるなんて思いもよりませんでしたから。

マ、いいじゃない。結果めでたしだったんだもの。

はい!

僕の中のエインの力も……正しい目的のために使うことかできたと思います。

エインってたしか、アンタの中にいるドラゴンの名前よね?

はい。ミレイユも僕も、自分の意思とは関係なく強大な力を混ぜられて――

以前は、たくさん悩んだりもしましたけど……

……ウン。

今は全部、前向きに捉えています。過去も、それにこれからのことも。

ヨシュア君……

僕は、僕の中のエインと共に生きていくと、ずっと前に決めました。

なら僕は、彼か誇りに思える生き方をしていかないと!

エインの力だって、ますます使いこなせるようになってきたんですよ!

うん。クマスリ村でも大活躍だったもんね♪

ひゅうひゅう!

そ、そんな!やめてくださいよぉ~。

あ、ちょーしにのった。

まあ、日々成長していかないとカティア様にも心配をかけちゃいますからね。

一緒に暮らすようになって、もうけっこう経つものねぇ。

はい。今では僕もミレイユも、本当のお母さんのように思ってます。

……でもなあ……

心配ばかりじゃなくって、もっと頼ってほしいなとも思うんですよね……

ふふ、仕方ないよ。

カティアさんだって、ヨシュア君とミレイユちゃんのことが、きっと大切でたまらないんだよ。

いつまでもそういうわけにはいきませんよ。子供じゃないんですから。

――それに実はですね、そのことを証明するための方法もミレイユと一緒に考えてあるんです。

フーン?どんな?

えヘヘ、楽しみだなぁ~♪カティア様、喜んでくれるかな~?

子供ねえ。




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思い出2



――うぉぉぉぉぉぉ!!!

またまだっ!!はぁぁぁああああ!!!!

…………

……空か、青いわね。

(そこなの……!?)

はぁ、はぁ……手合わせ、ありがとうございました!!

――いえ、そんな!僕なんてまだまだですから……!

お疲れさま。はい、ふたりともお水♪

おつかれ。じゃ、この流れで鬼ごっこするわよ。

えぇぇ!?ちょ、ちょっとだけ待ってください……!

(相手してもらえなくてさびしかったのね、キャトラ……)

にしても、ヨシュアったらなんか強くなったかしらん?

そ、そんなことありませんよ……!

なんだ。じゃあ気のせいか。

!?あ、で、でも、ちょっとくらいは強くなれたかなぁ~……?

ふふ、冗談よ。けんそんなんてするから~。

くぅ……!

もう、キャトラ。いじわるしないの。

その剣、ダグラスさんからもらった剣だよね?そんなおっきな剣、よくあんなに振り回せるわよねえ。

――僕の大切な宝物なんです。まだまだ僕には重いですけど――

いつか、もっともっと、この剣を使いこなせるようになるのか目標です。

そ、そんな……!まるでダグラスさんと手合わせしていたみたいだったなんて、そんなこと……!!

そ、そうですか?いやぁ……えへへへ……

あ、またちょーしにのった。

よし!もうー戦、お願いします!さあやるぞヨシュア!今度こそー本とるんだ!

やっ!はあ!たぁぁあ!!

ちょっと、そんなにぶんぶん素振りしたら……

あ、あれ!?剣が動かない……!

く!ふん!ぐぐぐ!!

剣、後ろの木に剌さっちゃってるよ……?

う、うわぁあ!?すみませえ――ん!!

――ー子供ねぇ。





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思い出3



ふぁああふ……

おふぁよー……あさごはん、あさごはん……

ふたりとも、おはようございます!

それじゃあヨシコ君、次はテーブルをきれいに拭いておいてくれる?

任せてください!てきぱき……

ヨシコアか朝からてきぱきしてる!

ヨシコア君、早起きして家事を手伝ってくれたの♪

ヘー?アンタってば、朝は苦手じゃなかったっけ?

……キャトラさん?それは昔の話ですよ?

僕だっていつまでも子供じゃないんですから。早起きくらい余裕です!

お風呂掃除もしてくれたの。ふふ、助かっちゃった♪

いえいえ!お世話になってるんですから、なんでも言ってください!

あらあら、シュっとしちゃって……

うん、お科理も完成。みんなでいただきましょう♪

はい!運んでおきますね――と、アチチ……

チーズのいいにお~い♪これはもしかして……!

うん、ゼメキア風リゾットだよ。

朝ごはんだから、さっぱりした味付けにしてみたの。

うわぁ……美味しそうです!茶熊学園の学食とはまた違う香ばしい匂いが……!

それでは、いただきま――

……ン?たしかコレって、ヨシュアの大好物じゃなかったっけ?

ぎく……っ!!

ヨシュア君のリクエストだよ。口に合うといいんだけど……

……ヨシュア?アンタもしかして……!

い、いただきまーす!アチチ、うわっち!!

アイリスに大好物を作ってもらいたいからって、かんばって早起きしてお手伝いしたんでしょ!

ち、違いますよ!リゾットを作ってもらったのは結果論ですって……!!

な~んだ安心した~♪アンタが大人になっちゃったのかと思っちゃった~♪

で、で、ですから誤解ですって~!!

ヘヘ~ン?ほんとかなぁ~?

本当ですからぁ――!!!

冷めちゃうよ……?

美味しい?よかった♪



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思い出4



……どうしよっか、お兄ちゃん?

……うーん。カティア様、普段から寝る時間遅いしなぁ……

だよね……カティア様が寝るまであたしたち起きてられるかなぁ……

がんばるしかないだろ。

でもお兄ちゃん、いつもあたしより早く寝ちゃうでしょ?起きてられる?

ひ、ー晩くらい大丈夫だ!子供じゃないんだから!

大丈夫かなぁ……?

あ、ミレイユだ。きてたのね?

こんにちは、皆さん。お邪魔してます。

いらっしゃい、ミレイユちゃん♪どんなお話をしてたの?

実は――


――カティアにクリスマスの贈り物をしたい?

はい。カティア様は恩人です。人体実験の被験者だった僕とミレイユの心を救ってくれて―

―僕たちがー度失くしたはずの、<家族>にまでなってくれて……

前のクリスマスの夜には、プレゼントまでくれたんです。夜のうちに、あたしたちの枕元にそっと……

へぇ~……カティアがねぇ……

――優しい人だね。本当に。

はい!あのときはびっくりしたよな。

お兄ちゃんたら、『サンタは本当にいたんだ!』って大騒きだったよね。

ち、違うって!僕はお前の夢を壊したくなかっただけでだな……!

そっかあ。ありがとう、お兄ちゃん!

当然のことをしたまでさ!

どう見ても姉弟たよぉ……

あの時のことが本当に嬉しくて。だから今回は――

僕たちが、カティア様のサンタになろうと思って。

そういえばカティアさん、もうすぐ飛行島に来るってお手紙があった気が……

はい、つまりカティア様の枕元にプレゼントを贈るのは、今夜が絶好のタイミングなんです!

ただカティア様、普段から夜ふかししているので……

カティア様が寝るまで、あたしたちが起きてられるかなって話し合ってたんです。

なるほど……

……ふと思ったのたけれども。

クリスマスの時季だからって、寝てる問にプレゼントするのにこだわらなくてもよくない……?

何を言うんですか!

ぎにゃー!!いきなり大声出すでないわよ!

朝、目が覚めたら、枕元にプレゼントが置いてあるあのワクワク……

あれは絶対にクリスマスでしか昧わえないものなんですよ!

……って感じで、お兄ちゃんが言うので……

まあわからんでもないけども。

あのなミレイコ。大人は大変なんだぞ?

だからこういう機会でこそ、子供の頃の気持ちを思い出すのが大切なのさ。

そうなんだ。お兄ちゃんは、大人だね。

おう!お兄ちゃんだからな!

やっぱり姉弟だよぉ……




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思い出5



おっほォ――ー!!きたわよォ――ー!!

出たわね。

変質者みたいに言うんじゃないわよ、失礼ね。

はんぶんあってる。

あの、カティアさん……?その、大きな袋は……?

これはあれよ。……ただの着替えよ。

(……プレゼントだ!)

(……ぜったいプレゼントだ!)


ふ、ふぅ~!お、お腹がいっぱいだ~!

そうだねお兄ちゃん!そ、そうだねお兄ちゃん!

こんなにお腹いっぱいだと、眠くなっちゃいますよねぇ、カティア様~……?

ならふたりともさっさと寝なさいな。

い、いえ……僕らはまだぜんぜん眠くないので……

あらそ。


……そろそろ寝たかな?

どうかなぁ……

よし、そっと開けるぞ。せーの……

……アンタたち、人の部屋の前でコソコソ何してんのよ。

わっ!?えぇと……

力、カティア様の部屋にあやしい奴が来ないか見張って……

アンタたちがまさにそうでしょ!いいから子供はさっさと寝なさいよォ――!!

は、はぁ――い!!

お、おやすみなさい……!!


……うつらうつら……

お、お兄ちゃん……寝ちゃだめ……だよ……

くぅ、まぶたか重い……ミレイユ、ちょっとウィータの炎で気つけを……

いや、普通にダメだよ……

はっ……!眠さのあまり、妙なことを……

……ちょっとォ。ヨシュア、ミレイュ……

なァにこんな深夜まで夜ふかししてんのよォー!

あ、あはは!今朝飲んだコーヒーのせいかもしれません……

力、カティア様こそそろそろお休みになってください!日頃寝不足ですし……!

むっきィ――!!言われなくても寝るわよ!おやすみ!!

まずい……カティア様、今回も侯たちの枕元にプレゼントを置いてくれる気だ……

先を越されるわけにはいかない……夜はまだ長そうだぞ、ミレイユ……!

なんか目的変わってきてるよ……

いいかげんにせ――――い!!!

心配だから見守っててみれば……夜か明けちゃうまでにらみ合い続ける気!?

そ、それは……

このまんまじゃお正月になっちゃうわよ!

……大事なのは、渡し方じゃなくてヨシュア君たちの気持ちをちゃんと伝えることじゃないかな……?

……!!たしかに……!!

クリスマスに囚われすぎなのよ!

今から、カティアさんの部屋までいこう?

は、はい……!で、でも……うぅ……

いまにも寝ちゃいそうです……

ひかって――!!!




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思い出6



……はっ!ありがとうございます!

おかげで目が覚めました!

すかさず突撃よー!!

はいっ!!うぉぉぉおおお!!!

お、お兄ちゃーん!まってよー!


まったく……ヨシュアもミレイユもなんだって今夜に限って夜ふかしなんてぇ……

カティア様――!!

……っ!?

カティア様、いま背中に隠した大きな袋は――

デカすぎてぜんぜん隠れてないけど。

もしかしなくても、僕たちへのプレゼントですよね……?

……アタシがそんなもの、用意するはずないでしょーが。

これはたこれはただの、美容維持のための重りよ。

本当の両親に愛されなかった僕とミレイユにとって……

カティア様は、僕たちのお母さんのような人だと思っています。

……っ!だ、だからオカーサンじゃなくてお姉さんだって、何回……!

前のクリスマスも、カティア様がプレゼントをくれたのが本当に嬉しくて……

く、起きてたのね……

だから今夜は僕たちが、カティア様に贈り物をしたいんです!

いくよ、お兄ちゃん!

ああ!見ててください、カティア様……!!

……!?エインとウィータの力を――?

<――ヨシュアが、懐からルーンのかけらを取り出した……>

エイン!!

ウィータ!!

ふたりの力が……

ルーンに吸い込まれていく……?

ふぅ……成功したね、お兄ちゃん。

ああ。何度も練習したんだ、当然さ!

……カティア様、これか僕とミレイユからの贈り物です。

これは……

ルーンの中に、ふたりのカがきらきらと揺れて、きらめいて……

きれい!

……なんて器用な真似するの。

こんなの、よほど力をコントロールでさてないと、こんな小さなルーンなんてすぐ砕けちゃうじゃない……

それは、カティア様への感謝の気持ちなのと同時に――

僕たちの成長の証でもあるんです。

僕たちの体にエインやウィータか宿っていることを、カティア様はずっと気にかけて、心配してくれていたから……

だから、証明したかったんです。もう大丈夫だよ、って。

――カティア様のおかげで、僕たちはちゃんと成長できているって。

ア……ア……

ア゛ンダたぢぃ~~~~!!!

うぷっ!?

く、苦しいですよ~!!

おっふォ~~~~ん!!

ふふ、よかったね。ふたりの気持ちが伝わって。

そうね。めでたそうね。めでたしめでたし♪

んでもォ……

そォーやってすぐ力を使うんじゃないのォ~~!!何度も言ったでしょ~がア~!

わぁぁ!?

ごめんなさぁ~~い!




覚醒絵・覚醒画像


聖夜の魔竜合成少年 ヨシュア・ラーナー







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画像説明
ヨシュアヨシュア・ラーナー cv.田村睦心
合成実験により、その身に魔竜を宿した少年。
激しい感情を持つ一方、素はお調子者な面も。
ヨシュア(茶熊)ヨシュア(茶熊)
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演劇をはじめ、様々なことに挑戦する。
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