【リバリバ】Double Castの性能
リバリバのスクリプト「Double Cast」の性能紹介です。ステータスやスキル性能、スクリプト内容を掲載しています。
目次 (Double Castの性能)
「Double Cast」のステータス
| レア | SR | ロール | アタッカー |
|---|---|---|---|
| 実装日 | 2026年08月25日 | ||
| 初期値/最大値 | |||
|---|---|---|---|
| HP | 97.9/588.1 | 攻撃力 | 107.1/640.5 |
| 物理防御 | 0.0 | 特殊防御 | 10.0 |
「Double Cast」のスキル
| 1 | 装備騎士のHPが15.00%上昇する |
|---|---|
| 2 | 装備騎士の属性が爆発なら、装備騎士の攻撃力が15.00%上昇する |
| 3 | - |
| 1 | 装備騎士のHPが7.50%上昇する |
|---|---|
| 2 | 装備騎士の属性が爆発なら、装備騎士の攻撃力が7.50%上昇する |
| 3 | - |
「Double Cast」の内容
Double Cast
崩れた石の隙間に、一輪だけ凛と咲く花があった。
彼女の細い指がその茎にかかり、何の躊躇もなくそれを折り取る。
手のひらに載せ、ただ冷ややかにそれを見つめる横顔は、
絶望的なまでに美しかった。美しさと冷酷さが同じ意味を持つ
ことを、彼女と接していると思い知らされる。
「……視線を向けないでもらえる?」
振り返りもせず、クオンは言った。心底うんざりとした、冷えた声音。
「こんなところまで、
その仮面と付き合わなきゃいけないなんて。……目障り」
首をわずかに傾げ、気だるげにこちらを向き直る。その唇の端が、ゆっくりと吊り上がっていった。
「他の騎士から離れていいの?
こんな場所で、私と二人きりで」
生殺与奪。いつでもあなたの息の根を止められるのに、と言外に告げる声が、愉しげに弾む。
「……うふふ」
甘い毒のような言葉。無心に花を愛でる指先と、無遠慮に命を絶つ指先が、彼女の中で何ひとつ区別されていないことを私は知っている。
ここから先は慎重に言葉を選べと、彼女の笑みが告げている。
伝えていた。にもかかわらず、私の口から出た言葉は、思いがけず大胆だった。
「利害の計算は苦手だったっけ?」
その言葉に、クオンはわずかに目を瞬かせた。刺すように不機嫌な眼差し――それから、彼女は忌々しげに口元を歪める。
「……いいえ。まだ合っているわ。……『まだ』ね」
薄氷の上の共犯関係。彼女がこちらを生かし、活かしているのは、ただ「今のところ都合がいいから」に過ぎない。
その関係の脆さを、クオンは隠そうともしなかった。
「勘違いしないで。状況なんて刻一刻と変わるもの。
……って、伝わってるー?」
一歩、距離が詰められる。黒い翼が音もなく広がり、羽根の一枚一枚が濡れたような光を放った。
「あるいは、この関係がいつまでも続くというなら、
その理由を教えてほしいわ——
どうやら私、利害の計算が苦手みたいだから❤」
戯れに首筋へ手を伸ばそうとしたその瞬間。私へ注がれていた冷ややかな熱が、
ふいに私を通り越して、遥か遠くの空へと移った。
「……リンネ?」
瞬時に頬が緩み、瞳から不遜な色が消え、甘く蕩けていく。最愛の妹の気配。ただそれだけが、この冷徹な女王を動かす唯一の重力だった。
「ふふ、待っていてね。すぐに行くわ、リンネ……♪」
羽ばたきひとつ。はじめから私など存在しなかったかのように、彼女は夜空へと舞い上がった。
差し出したわけでもない私の手のひらに、一枚の黒い羽根が音もなく落ちてきた。
ー『Double Cast』より抜粋


