【リバリバ】イレギュラー・プロモーションの性能
リバリバのスクリプト「イレギュラー・プロモーション」の性能紹介です。ステータスやスキル性能、スクリプト内容を掲載しています。
目次 (イレギュラー・プロモーションの性能)
「イレギュラー・プロモーション」のステータス
| レア | SR | ロール | トリックスター |
|---|---|---|---|
| 実装日 | 2024年06月5日 | ||
| 初期値/最大値 | |||
|---|---|---|---|
| HP | 90.3/542.5 | 攻撃力 | 79.8/479.9 |
| 物理防御 | 10.0 | 特殊防御 | 0.0 |
「イレギュラー・プロモーション」のスキル
| 1 | 装備騎士のBLADEゲージをためる量が15.00%増加する |
|---|---|
| 2 | 装備騎士の所属騎士団がオッター貿易なら、装備騎士の攻撃力が15.00%上昇する |
| 3 | - |
| 1 | 装備騎士のBLADEゲージをためる量が7.50%増加する |
|---|---|
| 2 | 装備騎士の所属騎士団がオッター貿易なら、装備騎士の攻撃力が7.50%上昇する |
| 3 | - |
「イレギュラー・プロモーション」の内容
イレギュラー・プロモーション
研煙の向こうで、スリーの銃が彼の意思を正確に代行し、敵の
気配を世界から間引いていく。冷徹に、淡々と。青空は遠く、
戦況は僅かに劣勢。だが、彼の心は既に次に向かうに諦めだ
った。焦る必要はない。ここは戦場であり、ビジネスの場だ。
盤面を覆す余地はいくらでも残されている――。
そのとき、レシーバーからノイズを伴って少女の言葉が滑り込
んできた。
「マイナス、いつでも撃てます」
その声を聞いた瞬間、スリーの指先が位置を変えた。以前の彼
女なら大人に見られたい一心で、喉の奥を強張らせていたはず
だった。けれど今の声にはそういった無駄な力みがほとんどない。ただ自分の役割を全うしようとする、一人の軍人の響きが
あった。
スリーは彼女のその声に無言の信頼を預け、眼前の戦場を支配
し始める。敵の主力を彼女が潜む遠方の射線へと誘導していく。
引き金を引く指の合間に、スリーはふと数日前の休憩室での一
幕を思い出す。コーヒーの残香が静かに漂うあの部屋で、彼女
と交わしたチェスの一局。そうだ、あのときも自分はいつでも
小さく息を呑んだのだ。自分が教えた定石の枠を、マイナスは
鮮やかに踏み越えてみせた。盤面をひっくり返した彼女の指先
を見たとき、スリーは彼女がもう自分の用意した「ミルクと砂
糖入りのコーヒー」にすくれてるだけの子どもではないのだと知
った。それは一人の仲間として、とても誇らしいことだった。
彼女が大人になる背中を押したのは、やはり運命なのだろう。
盤上を前にしたマイナスを導いたささやかな助言。それだけで
はなく、運命という存在そのものが、いまや彼女の精神を支え
る強固な rampとなっている――そしてそれは恐らく、自分にとっ
ても。スリーは胸中で静かに感謝を呟き、同時に己の襟を正す
ように身を引き締めた。皇帝陛下にはり付けてはいられない。
仕込みはすべて完了していた。敵の群れは完璧な一点へと収束
している。スリーは火薬の熱を帯びた弾丸を吐き出しながら、
通信機に向かって最終合図を置いた。
「――ジョーカー、A8」
一瞬の静寂。直後、遠方から放たれた紫の一閃が、大気を切り
裂き巨大な標的を正確に貫いていた。閣下の導きで彼女が盤上を覆したあの鮮やかな一手と同じように、無慈悲な光の奔流は
戦況のすべてをあっけなく、綺麗に塗り替えていく。爆風が煤
煙を吹き飛ばし、静寂が戻る。スリーは熱を持った銃身を納め
て小さく息を吐いた。無線からは何も聞こえない。それでも彼
には確かに聞こえていた。
ふふん、という誇らしげな鼻息、そして――「大人ですから」
と胸を張り、スリーからの称賛を待つ少女の声が。
――『イレギュラー・プロモーション』より抜粋



