【リバリバ】リリィのデータベース:ミカグラ【人物】
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ミカグラ
ミノト町人が話していた「ミカグラサマ」という謎の名前。おそらくは神の名と思われる。
ミノトの町に現れた白い少女。セナは「ミカグラサマ」と呼んだ。人によく似ているが、人間ではないように見える……
町の人やセナの言葉が確かなら、怒りからオマモリサマを生み出しているのは彼女のはずだが、怒っているようにはみえない。
すっかりミノトの町に慣れ、春恋堂でロンドやブルーたちと一緒に働いている。
ミカグラは、町人1人1人の違いを認識できていなかった。人間はすべて「人間」であり、それは我々人類が家畜1匹1匹を個別に認識できないことに似ていた。
カノンたちは、ミカグラの「食事」の場面に出くわした。
彼女は、両手と口のまわりを霊子血痕まみれにして微笑んでいた。そして、覚えたての人間の言葉でこう言った。
「ごちそうさまでした」
何百年も前から異境ミノトに封印されていた神。
ミノトの町の人たちを贄として魂を食べ続け、ついに少女の姿をとって復活した。
カノンらを取り巻く一連の事件は、ミカグラの復活をトリガーとしてはじまったものだった。
本来の名前はミノト。
この地に棲む原生の神であり、周囲に無作為に発情をもたらす呪術的自然現象。
あるとき、発情の呪術を抑えるため、何者かによって霊剣ミカグラをもって封じ込められてしまった。
以来、ミカグラサマとして崇められ、少しずつ費を得て復活の時を待った。
ミカグラの最高の愛し方は「食事」であった。
食べることが愛の返し方であり、恋したものを食することで両思いを告げてきた。
人と触れ合って成長したミカグラは、苦悩の末、カノンたちへ最上級の愛を伝えるため、「食事」をはじめた。
本来の名前は「天宣刀」と言った。天に舞い上がり、刀によく似た嵐を司る恋の蛇神であった。
空より顔を出した彼女の言葉はもう人のものではなかったが、それはまさしくミカグラの声であった。
人間に恋をした蛇は、長い時を経て、その恋を成就させた。
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