【リバリバ】職質しちゃうぞ?の性能
リバリバのスクリプト「職質しちゃうぞ?」の性能紹介です。ステータスやスキル性能、スクリプト内容を掲載しています。
目次 (職質しちゃうぞ?の性能)
「職質しちゃうぞ?」のステータス
| レア | SSR | ロール | シューター |
|---|---|---|---|
| 実装日 | 2025年05月09日 | ||
| 初期値/最大値 | |||
|---|---|---|---|
| HP | -/800.1 | 攻撃力 | -/1564.2 |
| 物理防御 | 0.0 | 特殊防御 | 15.0 |
「職質しちゃうぞ?」のスキル
| 1 | 装備騎士のスキルのクールタイムが30.00%短縮する |
|---|---|
| 2 | 装備騎士の属性が破壊なら、装備騎士のスキル攻撃によるダメージが30.00%増加する |
| 3 | 装備騎士の所属騎士団がブレイドラインなら、装備騎士の攻撃力が30.00%上昇する |
| 1 | - |
|---|---|
| 2 | - |
| 3 | - |
「職質しちゃうぞ?」の内容
──どうしても、気になってしまった。
カノンの視線が痛い。いや、正確には、彼女が今どこで何をしているかさえわからないのに、まるで心のどこかでこちらを凝視されているような、そんな錯覚だ。
制服の胸元をなぞる。そう、今日は"一日署長ソナタ"なのだ。
GARDEN第六層の防犯意識を高めるための祭典、その象徴として私は抜擢された。KINGカノンではなく、私が、だ。
この役目を拝命したとき、私は胸を張った。完璧にやり遂げると誓った。妹に恥じない姉であろうと決めた。そう、あの子が私を「誇らしい」と言ってくれるような一日にするはずだった。
それなのに。
「……すみません」
声をかけたのは、まさに足が勝手に動いた結果だった。
その人物の背は高く、黒い帽子に隠れる横顔には年齢の判別がつかない。実のところ外見からわかる怪しい部分は特になかった。ただ、直感が囁いていた。なにかある、と。
彼(──おそらくは)は振り返らない。私の声など聞こえなかったかのように、群衆の流れに逆らうでもなく、ふわりと路地へと溶けていく。
私は迷った。
道にではなく、優先度に。
制服を着ている以上、私もまた警察機構に与する1人だ。ここで彼を見逃すのは職務放棄に等しい。けれど、仮に彼がただの一般市民で、こちらの勘違いだったとしたら?
私の行動は、祭典そのものに泥を塗りえることになる。
しかも、何より──
(カノンに、がっかりされるかもしれない)
あの子の眼差しが脳裏にちらつく。朝、部屋を出る前に制服を整えてくれたカノンはくるんと微笑んで言った。
「ねえ、お姉ちゃん、今日は"お仕事"だけしてね?」
あれはつまり、よけいなことはしないで、という意味だ。たぶん、いや、間違いなく。
騎士には騎士の、警察には警察のメンツがある。互いに泥を塗りあうことは避けたい。それに、彼が本当に怪しい人物なら優秀な警察本職たちが解決してくれるに違いない。私が動くことで、彼らが逆に行動しにくくなるような状況は避けなければいけない。カノンはそう言っていたのだ。
それでも。
「──私は響察です。少し、お話よろしいですか?」
靴音を鳴らし、私は小走りで路地に足を踏み入れた。男の影が、その先にちらりと見える。周囲は歓声と拍手で賑わっているというのに、ここだけがまるで音の抜け殻のようだった。
彼が立ち止まる気配はない。私の言葉もやはり届かないようで、あるいは──
突然、こちらが一歩踏み込んだ瞬間。
男の背から、何かが垂れた。
白く、薄く、そして乾いた紙片。
それは、はらりと空気に乗って舞った。
一秒。
二秒。
私の視線がそれを追いきるより先に、男の影は角を曲がる。
「待って!」
声が跳ね返ってくる。
無人の路地に、ただ私の靴音だけが反響する。
落ちた紙に目を通す。
地図…、あるいは暗号──…
第一軌道人類史にて似たような経験がある。これは、そういう類の者が持つ、そういう類の物だ。
私は背筋を伸ばし、祭典の喧騒から遠ざかる道を、ためらいなく歩き出した。制服の胸元を一度だけ正して。
(フッ、なめられたものだな……)
「このソナタ=エルスタニアから逃げられると?」
祭典の音が、遠くなる。
私の一日署長の役目が、いま、ようやく始まった。
──『職質しちゃうぞ?』より抜粋


