【リバリバ】とある魔王たちの祝祭 MAZE Lab.の性能
リバリバのスクリプト「とある魔王たちの祝祭 MAZE Lab.」の性能紹介です。ステータスやスキル性能、スクリプト内容を掲載しています。
目次 (とある魔王たちの祝祭 MAZE Lab.の性能)
「とある魔王たちの祝祭 MAZE Lab.」のステータス
| レア | SSR | ロール | ヒーラー |
|---|---|---|---|
| 実装日 | 2026年06月24日 | ||
| 初期値/最大値 | |||
|---|---|---|---|
| HP | 214.2/856.8 | 攻撃力 | 139.7/558.8 |
| 物理防御 | 15.0 | 特殊防御 | 0.0 |
「とある魔王たちの祝祭 MAZE Lab.」のスキル
| 1 | 装備騎士のHPが30.00%上昇する |
|---|---|
| 2 | 装備騎士の性別が女性なら、装備騎士のBLADEゲージをためる量が30.00%増加する |
| 3 | 装備騎士の性別が女性なら、装備騎士のBLADEゲージをためる量が30.00%増加する |
| 1 | 装備騎士のHPが15.00%上昇する |
|---|---|
| 2 | 装備騎士の性別が女性なら、装備騎士のBLADEゲージをためる量15.00%増加する |
| 3 | 装備騎士の性別が女性なら、装備騎士のBLADEゲージをためる量が15.00%増加する |
「とある魔王たちの祝祭 MAZE Lab.」の内容
とある魔王たちの祝祭 MAZE Lab.
気がつくと陽はまさに傾かんとする気配をみせていた。
祝祭の喧騒はまだまだ衰える様子はなく、
少し離れた片隅にてメイズはもう既に薄まってしまったジュースを片手に行き交う人々を眺めていた。
あんなに詰め込まれていた氷は小さな宝石のようになってしまったけれど、
一生懸命に汗をかくグラスが健気でメイズは思わず微笑んだ。
ぽたり。ぽたり。ぼとり。
地面に落ちる水滴に混じって、強く油ぎった汁も地面に弾けた。
ラビリスが、肉串を頬張りながら目の前に立っていた。
「んー♪
屋台のご飯は美味しいけど、熱効率に難ありな案件だね!
私が組んだ『新型霊子熱力学13法則最適プロトコル』
の実証実験をやらせてもらえないかなー。
屋台の効率は劇的にアップ、上手くいけばGARDENの電力網の負荷も減らせてWin-Win案件っ!」
「うふふ♪ ラビリスちゃんらしくてママは好きだよ?
でも、屋台はレトロだからいいんじゃないかなぁ?」
「効率的じゃないことが大事だよ案件?」
「せーかい♪ それに、三輪車にジェットエンジンつけて
効率化と呼べるかあやしい案件★」
「たはー! それは確かにそうかも!
でも、研究者たるもの夢は追い続けたい案件だね!」
お祝いの席でも、研究と観察の思考が抜けることはない。
それがMAZE Lab.の性で、あるいは日常で、当たり前で、いつも通り
で、そういう生き物なのだ。
「…とはいえ、今日くらいは過酷な実験はお休み案件かなー」
ラビリスが笑ってそう言うと、メイズも「そうね」と穏やかに
微笑む。
「ホントを言うと、
MAZE Lab.のみんなもお休みしてほしいんだよ?
今日という日を迎えられたのも、
みんなが頑張ってくれたおかげだもの」
「ありがたいお話案件だねぇー、
体を張って実験に協力した甲斐があったってもんだー♪」
ラビリスは、さっきまで肉串だった竹串を指揮棒のように持つ
と、まるでのお祭りの歓声を操るかのように小刻みに振った。
「でも、それ、そっくりそのままお返しする案件」
メイズはラビリスの分厚いメガネに映り込んだ自分と目が合っ
た。
「みんな、ママがいてくれるから頑張れるんだよ」
その言葉に、メイズは驚いて、すぐに嬉しそうに目を細めた。
「ママはね、どんなことがあっても、
なにかがあっても、いつでも、どんなときでも、
みんなのこと絶対守って決めてるの」
ふっと、頭を撫でるように優しい風がメイズの髪を揺らした。
「だからママ、ラビリスちゃんも、MAZE Lab.のみんなも、
たーーーーくさん頼りにしてるからね♪」
桃色の髪がキラキラと光に透けてきらめいて、目の前の小柄な
少女が、MAZE Lab.にとって少し不謹慎ではあるけれど、まる
で女神のようだとうラビリスは思った。
「そんな風に頼られちゃ、応えないわけにはいかない案件だなぁー!」
「うふふ、いい子、いい子」
そう言ってメイズが優しく頭を撫でると、その柔らかい掌の温
もりにラビリスはくすぐったそうに目を細めた。
「平和すぎ案件♪」
「うふふ、そんなこと言ってると何か起きちゃうかもよ?」
そして、それは、そのとおりだった。
―― すてーん!
メイズとラビリスの目の前を駆けていた女の子が、全力でつま
ずいて転び、べたっ!と地面に大の字で倒れてしまった。傍ら
には、無惨な姿になってしまったソフトクリーム。
「まほまほー! 緊急事態だぞー!」
人混みを掻き分けて大げさに動く小さな人影、迷が駆け込んでき
た。その後ろから舞護が続く。
「ケガ人発見っす! お子様っすー!」
その声よりはやく、メイズとラビリスの目は鋭く切り替わっていた。
さっきまでの祝祭の穏やかな雰囲気は消え去り、
瞳に医療従事者としての冷徹な責任の灯が宿る。
女の子に声をかけようと手を伸ばした、その刹那――
「あらあら転んだの? よしよし、ここは安全。大丈夫よ」
近くにいたのだろうか、カハルが少女を優しく抱えて地面に座
らせた。膝小僧にはできたての擦り傷。
「どもども少女よ、ここまでよくがんばりました。
えらいえらい。おひざ、みてもいいですか」
真っ先にしゃがみ込んで目線を合わせたのは、同じく近くにいたアズライトだった。
女の子はこくりと頷き、恐る恐る膝を差し出した。
アズライトが手際よく消毒液で殺菌すると、
カハルは最適な手順で患部を保護しつつ、同時に膝以外のケガや身体の状況を確認。迷は女の子の視線を逸らすようにそっとその手を握ると、
今日は何を食べたとかどこに行ったとか、
スムーズに女の子の事情をヒアリング。
耳で聞こえた情報からアズライトは適切な痛み止めの処方を計算、
最低限の言葉だけでラビリスは情報を受け取りGARDENの医療データベースから診察を手配。
そういった一瞬の間に舞護は女の子のご両親を連れて戻ってきていた。
無駄のない、完璧な連携。メイズの出番が無いほどに。
MAZE Lab.の面々にとって、それがどんな小さな傷であろうと
も、救わない理由にはならなかった。
女の子は目をぎゅっと瞑った。処置はほんの数十秒、
鳥が羽ばたくほどのわずかな間に終わっていた。
最後にメイズがかわいらしい絆創膏を貼り終えると、女の子は
おそおそ膝を覗き込んで、それからぱっと顔を上げた。
「……もう、痛くない」
花のような笑顔が、女の子に戻る。
「あ、でもソフトクリーム……」
「はい、どうぞ♪」
はぁはぁ、と肩で息をしながら、ちびりすがソフトクリームをデリバリーして、いま到着したのだ。よほど走ったのか少し形は崩れてしまっているけれど、
ちびりすは落さないように丁寧に女の子に手渡した。消毒したばかりの小さな手がぎゅっとコーンを握る。
「……いいの?」
「みんなには内緒、ママたちとあなただけの秘密ね♪」
にっこり笑うMAZE Lab.の面々をみて、女の子は少し考えてか
ら、小さな声で両親にささやいた。
「ねえねえ、あののおねえさんたち、かっこいいね」
その一言に、モジモジと照れて興奮するちびりすをなだめながら、
MAZE Lab.の一行は、何度も頭を下げる両親と手を振り続ける女の子をお祭りの会場へ微笑みながら見送った。
メイズはふいに一歩下がって、みんなの騒がしくも頼もしい背中を眺めていた。
「うふふ♪ みんないいい子、ママとっても誇らしいな」
――『とある魔王たちの祝祭 MAZE Lab.』より抜粋



