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【白猫】Gravity Horizon Story4

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作成者: にゃん
最終更新者: にゃん



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story



…………

――気に入らんな。

どこの誰だか知らんが…………これは、なんのつもりだ?

笑える。……では、済まされん。

あの崩壊を。

――あの犠牲を――

無かったことのようにのうのうと……!

…………

思い出させてやらねばならん。

この世界は、欺哺と裏切りの上にあるのだということを!



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story 歪み



――歪だ。

模倣の意図はわかる。

だが――必要性など、あるか?

同じ道を敷けば、同じ結末に辿り着くだろう。

――浅はかだ。

…………

――神獣エヌマ。

間違いない。今、この島を支配しているのは――

――あの場に住まう者。

美味しい汁を畷りに現れたか。

サルどもに首輪をつけ、得意になっているようだが。

――さて――

もしも、俺が戻ったことに意味があるのだとするならば――

――見過ごすことはできん。

あの場で得た力――<混合>と<分離>。

どこまでのものか……?試させてもらうとしよう。

そして――

このこの力が――俺の<権利>であるのなら――

存分に、使ってやらねば……!

あの女のために――!


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story



…………

……見当たらんな。

<闇>と<光>は……どこへ行った……?

存在を保てぬほど弱まった……と、しても、だ。

どうして見つからぬ?……もしや……

あるいは、俺と同じように?

……いや。どうでも構わん。

世界は甘くはない。あの女を、決して逃しはせん。

いずれまた、主役となる幕を与えるだろうよ。

必ず、な。そしてそのとき、俺は――

ん?……こいつの体、かすかに<闇>が……?

間違いない。これはあの頃、地表を覆っていた<闇>の力。

黒の民の生き残りか。

……可哀そうに。

お前も、俺と同じように。生き続けなければならんのか。

果てしなく悲劇と裏切りの繰り返される、虚しき理の世界を。

……起きるか?

<……………………>

そうか――なるほど――

主演と道化だけでは、見世物にならぬ。

観客――それも必要か。

<……ここは……>

驚いたな。

<どうぞ、お客様。

開演まで今しばらく、ご歓談ください――♪)



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story



…………

戻ったか。……何はともあれ、エヌマの討伐、ご苦労であった。

……けど……

聞いている。……町が焼かれたそうだな。

……リーダーに。

あいつは、リーダーでもなんでもなかった。

うむ……であれば、狙いはなんだったのであろうか。

我らを利用し、エヌマを討つ。ただそれだけだったのであれば、そのままの立場で良かったはずだ。

あいつはアピスの力も奪おうとした。

エヌマも消滅させるというより、何かしらの方法で、力のー部を奪い取った。だから……

力の強い者を、集めていたと。……ふむ……

奪ったというのは、ソウルではなく?

そのものを、って感じだった。

そんな魔法があるのか?

さあね。

……それにしても。ずいぶん、減ったね。

やられたからだけではない。終戦を知った者たちの多くは、帰っていった。

オルエンは?

散った。……あやつはそれを望んでいた。

……薄々、わかってたよ。

いずれソウルの循環のうちより、再び誕生することだろう。

願わくば、そのときには病魔に縁が無ければよいな。

そうだね……

で、ルチアーノ。あんたはどうしてここでで、ルチアーノ。あんたはどうしてここで待ってたの?

決まっておる。<忘れぬ>ためだ。

なにを?エヌマによってもたらされた繁栄は泡と弾けた。

このままでは残す術がない。

だが、忘れてはならぬ。我らが、元リーダーを。

町を焼き、神獣の力を奪い、アピスの力のー部も奪取し、奴の目的は……

決して善なるものではなかろう。

そんな予感がする。あのときのあいつから発せられたソウルは……

……この世のどんなものより禍々しかった。憎しみや恨みというには、生ぬるすぎるほどに。

野放しにしておけば……いずれ、全ての生命を脅かしかねない。

私も、そう思う。では、参るか。

どこへ?

仲間も得た、と聞いていたぞ。

二エルとユベルのことか?

結束せねばならぬ。人が分かれたときの脆さは十分に思い知った。

共通の敵がおれば、手を取り合うことも可能だろう。

今だけはそうかもね。でも、ずっとはどうかな?

我らがそれを信じなくてどうする。

人の持つ一番の強さは、前向きさ。言い換えれば。

根性だ。

あんたらしくない言葉だね。

らしさなど大事ではない。大事なのは、意志だ。



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W……なんと、エヌマ様が……!

…………

Wならば我らはこれから、どうすれば……?

再びマニトと争うことになってしまうのか……?

そうはならぬ。

いや。させぬ。

W……増長するなよ、二エル。

そなたのことを良く思っている者ばかりではない。エヌマ様の後ろ盾がなくなっては……

時がかかるのは覚悟の上だ。

今度は、正しき道に沿って。族長になっていけばよいだけ。


………………

…………


…………

珍しいな。

ああ……二エル。

思案など、貴様には似合わんぞ。いつものニヤケ面はどうした?

置いてきた。

家に?

あのときにさ。

俺は自分を……<可能性>だと思いこんでいたが……

あんな展開、予想すらしていなかった。

痛感した。自分は所詮、作り物にすぎなかったということを。

俺の意志なんか、<ホンモノ>には遠く及ばないのさ。

……ずいぶん、殊勝だな。

なぐさめて。

そうして欲しいのは我の方だ。

我こそ、何も考えていなかった。

エヌマ様の言いつけに従い、不満はあったとしても、反逆者どもを討とうとし。

貴様の意見に従い、エヌマ様に背いた。

エヌマ様を討ちはしたが、そこから先の、ー連には。

全く頭がついていっていない。

――が。

ん。

今すべきことは、傷のなめ合いではない。

この傷は一体なんなのか?良く見定めることだ。

……答えは出たのか?

まだだ。だが、ヒントは今、思いついた。

へえ?ヒントって?

私たち二人だ。



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……この町、遺跡になんのも時間の問題なんだろうな。

もったいないことだ。それとも、かえって良いのかもしれぬ。

過ぎたるは及ばざるが如し。この町の全てにその言葉は当てはまるからな。

待っていたぞ。

おっす。

こちらのご老人は?

考える係だ。

そうか。今まさに必要な人材だな。

言葉を返すようだが、現在について考える気はない。

ならば何を?

未来だ。

未来……

そこから逆算はするが、必ずしも現在にまで至るかは時の運である。

妙な御仁だな。

うちも同感。それはそうと、そっちの、今日はいやに大人しいな?

ん。成長したから。ということでーつ、どうか。

別に困らんけど。成長イコールだんまりだと、うちの苦労が増えまくる。

アピス!お前はこんな風には――

……レヴ?

……なんでもない。話を戻そう。

まだ戻す地点もないが、ここに基点を生むとしよう。

まず互いに、知っていることを話さないか?

もちろん。エヌマについても詳しく聞いておきたいし。

あいつについても……話していくうちに、思い出すこともあるかもしれない。

それについては望みが薄い。あの男、決して多くは語ろうとしなかったからな。

水注すなよー。

聞く相手が変われば何かを見つける可能性もあるさ。

その説も最もだな。

では……我がはじめにエヌマをそれと認識したのは、産み落とされるさらに前――



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story



……なるほど。その姿は、そういう意味を持っていたのか。

真偽は知りようもないがな。

証拠ならあったではないか。

あの黒髪の若者。彼が元となった存在なのであろう?

俺もそうだと思ったんだけど……

たまたまだろ。

ソウルが全然別人だ。

という意見が大半を占めている。

ならば私がそなたの意見を支持しよう。

<何かを模す力>がエヌマの根本であったのだとしたら、過程を飛ばした発展にもある程度説明がつく。

同じ力で姿を与えられたのなら、模した先が存在するのだろう。

あれほど似ているのなら、彼であっても不思議ではない。別にいる可能性も無ではないがな。

……そうか。認めたくはなかったが。

なんでよ。

となると我にも、そういう者がいることになるからな。

……ああ……そうだな……

ときに、あの黒髪の青年はどこへ?

連れ去られた。

ぬ?あの男にか?

そう。

……それは有力な情報であるな。

だが、狙いが何なのかももうわからない。

『狙い』が、ある。それが確かめられただけでも十分なのだ。

目的があるならば、いずれその成就のため、行動に移すだろう。

……!

であれば、こちらも準備を整えておかねばならない。

なるほど。同意しよう。

どんな準備をしたらいいのだ?

そこは考えないのね。

無理はしない。一歩一歩だ。

ルチアーノ、何か案はあるのか?

ふむ。ここで、得意分野に戻ってこさせてもらおう。

てーと?

未来を想うのだ――



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――悲劇を悲劇としてしか取らぬであれば、また繰り返す道を辿ろう。

ポジティブに捉えるべきである。

具体的に頼む。

相手が強大ならば、手を取り合うのだ。私たち一人一人は、小さく、弱い。

……どっかで聞いたな。

あの男が口癖のように言っていた言葉だ。

癪だな。

逆だ。奴の発言をも活かし、こちらの糧とするのだ。

ふ-ん……

手を取り合う……我ら一族が、これからも、ということか?

そなたらだけではない。もっと輪を広げるのだ。

言いたいことはわかるが、そりゃちょいとホネだな。

エヌマ様を失ったことで、ただでさえ、ー族に不穏な気配が漂ってきている。

町もこんな有様だ。人々をまとめ、舵を取るのは一苦労だろう。

だが、やってもらいたい。

簡単に言うがな。

無論、私は私で、人をつなげていくつもりだ。

エヌマがもたらした、観念を元にして。

それもパクるってかい?

観念に罪はない。正しい物は正しく扱えばいい。

歪む恐れもある。

そうだな。私の残り時間では足りぬ事業であるかもしれない。

まずは、私の意志を如何にして受け継がせていくかを考えねばならぬ。

どういう方法がある?

例えば名を継がせていくとかな。

ルチアーノを?

いや。口舌の徒としてはオズマと名乗っている。

その名の元エヌマの観念をまとめ、基準として広く流布しよう。そこからだ。

なるほどね。

ユベル。我らが伝えるべきは、それとは別だ。

言ってたな。俺たち二人がヒントだって。

そうだ。我ら二人が次の代へつなげていくものは――

――エヌマ様より受け継ぎし、この<力>だ。

あの男が持ち去った力と同じ物が、我らの内には秘められているはず。

奴に対抗する要となるかもしれん。この力を引き継がせていくのだ。

力か。それは容易ではないぞ。

理解と実感がなければ、徐々にすたれていくもの。

<力>とはそういうものだと、うちは教わった。

真理であろうな。

ならばすぺきことは一つ。この力を、解明する。

てことになるか……あ~あ……

長い付き合いになりそうだな……

不服か?

めっそーもない。あんたが美人で良かったぜ。

お前らは夫婦か?

違う。

各々子供もいる。ま、自分で言うのもナンだが、いい距離感でやれるだろうさ。

そうだな。家族でなければこそ、無理な労働も強いられる。

とはいえ、こっちはこっちで、何年かかる研究になるやら……

よし。協力しよう。

いいのか?難しいことはルチアーノに。

うちの得意技はソウルだからな。

そうか……心強いよ。

息抜きに稽古もつけてやる。

げ。

……決めた。

息抜きしない。


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<……ここは――いや!

あいつは!?>

反応いいねえ?

ん???この太刀筋、どこかで……?

――マいーやァ!!

そんな髪色でこのオレに、敵うと思っちゃった?

――そう!知ってんの!闇の王がいないンだから――

――それ以上の踏ん張りはキかねえだろオ!?

あン?

……ナニ?今の、手品?

あんた、黒じゃないの?

ククク……!似てんなぁ……!そういうトコも……!

混じっちまったかあ!?だったらなおさら好都合だなァ!

テメェはやっぱり、一番の<観客>だぜエ!!

<――くっ……!

……力が……!>

――オ・ヤ・ス・ミ♪


……フフフフフ……♪

のざらしってのも、サムソウだしねえ?

あったかいトコー元いたトコに戻しておいてあげよカナ♪

――なあ~んテ優しいんでショウ!ギャハハハハハハハハ……!

……アレレレ?今思い出したけど、そーイヤこの顔……?

オウ!そーダッタア!

じゃあじゃあ……えとえと……!

くくるリボンも探してあげなキャ♪



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――であるからして、ソウルの循環を思えば、死は恐れるにたりない。

その同じ観念を持つが故、人は皆、同志なのだ。

W……はぁ……

w……う~ん……

wあっ、タンポポ!ふ~!

……というわけで、賛同してくれる者

……というわけで、賛同してくれる者には、今夜集まってもらいたいのだが……

W……でもねぇ……

W死、なんて、最初っから特に恐れてないけどなぁ。

ソウルが循環することを知っているからであろう?

だからこそ、それを<知っている>ことが、既に同志の証明になるわけである。

Wよくわからんわけである。

ぬぅ。

wそんなことより、獲物を簡単に捕まえる方法とか、そういうのを教えておくれよ。

それも大事ではあるが、長い目で物事を考えたとき……

wなが一い、め!

うむ。私の目は長くはないな。つまり未来を考えると……

W未来って言われてもなあ。

wそのときあたしはいないんだろう?

だが、そちらの女の子はいるかもしれぬぞ?

wもっともっと未来だったら、あたしももういないかもしれぬぞ?

ううむ……確かに……

Wさ、狩りに行かないと……

w日が暮れる前に帰るわよ。

wはーい!

……これは思った以上に、長き道のりになりそうであるな……

口先を……それを含めた社交性を、鍛えていかねばなるまい。

名と共に、この方針も伝えてゆかねば。



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w――マニトと!?

Wメナスと、一つの部族になるだと!?

そうだ。

W……ユベル!過去を忘れたか!?

これまで、どれだけの者がメナスに討たれてきたと――

wそれはこちらの台詞だ!二エルよ、おごったか!

今更お前の一言で、遺恨をなかったことになど……

してきたではないか。エヌマ様のお言葉で。

wお前とエヌマ様は違うぞ!

当たり前だ。だが、聞け。

エヌマ様は間違いを犯したが、正しい物も残された。

それが、我ら二つの一族の、争いの終結だ。

良い物は残す。

w馬鹿な!?エヌマ様がいなくなったのなら、再びどちらかが滅ぶまで――

そりゃ矛盾さ。ンなことしたら、エヌマ様にも申し訳ないだろ。

W知ったことか!ユベルよ、見損なったぞ!

マニトとメナスは、決して相容れぬ!それが掟なのだ!

そんな掟、初耳だがね。

Wさもあろう!知らぬまま産まれたのだからな!

wそもそも、族長は部族の代表!勝手に任命されたでは認められぬのだ!

……今になってそんなことを。

…………

Wこの場がいい機会だ!我が一族は、宣戦を布告する!

wこちらとて!これより先、顔を合わすは戦場のみよ!

待て。

ちょっとちょっと……!

Ww帰るぞ!!!

帰んな!!!

Ww!?

だまって聞いてりゃもじゃもじや言いやがって!今の族長は二エルとユベルだろ!?

文句を言うだけならともかく、てめぇらが決めてんじゃねえよ!

Wなんだ、このクソガキは!?

お、おい!

w誰が連れてきた!?つまみだせ!

し~らね……

うちのことを知らないってか?

――それが最後の言葉だな!!


………………

…………


w……まさか、あなたが、かの大精霊アピスの操手でありましたとは……

W不勉強で……申し訳ありませんでした……

おう。以後、覚えとけ。

で、握手な。

w……はい……

よしよし。それでいい。

W…………

もう金輪際、仲違いすんなよ。

なんかあったら、アピスけしかけるかんな。

Wは、はい!

おーし!じゃあ、統合を祝して、一本締めでもするか!

これからは、うちらも含めてーつの組織として!まいしんしていくぞー!

いよ~っ……

ぬぁっはっはっは……!

……さすがの腕っぷしだな。

力でまとめていいのだろうか……

まあでも、最初はそんなもんじゃない?



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…………

よ、ルチアーノ。調子はどーだ?

かくも難しきは人と人とのまとめである。それを痛感したところだ。

こっちはうまくいきそーだよ。

なんと。如何なる方法で?

ま、脅力だな。

普力か……マニトとメナスはそれでもよいのだろうな。

そっちと違ってね。

うむ。私の目指す組織は、結成がやや遅れるやも知れぬ。

そのときは、途中合流を願う。

おっけー。あんたの名を聞いたら顔パスだって掟にしとくわ。

名は二つある。どちらも頼むぞ。

おっけおっけー。

一ついいか?

ん。

アピスはどうした?久しく見ていない気がするが。

統合された組織の、守り神的な役職を与えた。

役職を与えて?

……休んでてもらってる。

そうか。

アピスさえいるってなってりゃ、うちがいなかろうともハッタリにはなるだろ。

縁起でもないことを言うな。お前は無限の時を生きられるのではないのか?

見た目変わらないからって?いや、そんな上手い話があるわけないっしょ……

どんだけソウルがあったって、全部使い果たしちゃったら……

自棄にはなるなよ。人々は統率者を求めるのだ。

あんたがいるさ。

……聞かなかったことにする。

そうはいかないよ。頼んだぜ、ルチアーノ。

私とて、残された時間はそう多くないというに……

だから、託していくんだろ?

……そうであったな。こんなところで落ち込んでなどいられぬ。

もう一度、民衆の前で語ってくるとしよう。

がんばれよー。

うむ。


さて、と……



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story



<力>の研究を始める。

…………

…………

…………

どうやって?

おい!

我に考えがあるとでも思ったか?

わかりづらいんだよ!顔は常に自信満々だから!

学べ。

ポンコツどもよ。

はい。

頭を使おうとするな。向いてないことをしても時間の無駄だ。

はい。使いません。

自分の力の限界を測りたいんだろう?だったら簡単だ。

全力を出してみろ。

なるほど。

げ、まさか、あんたが相手をするとかって……

そうじゃない。……してもいいけどな。

ん……?

うちがソウルを貸してやるから、お前ら二人は全力で力を解放しろ。

超わかりやすい。

限界までいく。踏み越えれば、命を落とすからな。

落としたくない。

なら死ぬ気でやれ。

矛盾していないか。

してない。命を失う覚悟がなければ、拾うこともできはしない。

『研究がんばりました、でもわかりませんでした』で終わりたいか?

……いいや。

奴のことを思い出せば、何ほどの恐怖でもない。

そうだな。ここで俺らが日和れば、奴はもっと大勢に、恐怖と苦痛を振りまくんだろ。

それはちょっとさすがにな。

うむ。……では、明朝、本番を行う。

今からでも可だ。

焦っても得はない。ぐっすり眠って英気を養え。

わかった。寝る。

…………

どうした。お前も帰れ。

レヴ、だったな。あんた、なんか……

なんだ。

……なんでもねえよ。じゃあ、明日な。


…………



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story



……アピス。

……やっぱり、ちょっとじゃなかったな。けっこう、食われちゃってたね。

……辛そうだな。……すまんな。う

ちのソウルだけど、ちょっと、別なことに使おうと思う。

お前の復活を後回しにしてごめん。

ラデルテの泉。お前が生まれたとされる、ここでなら……

じ一っとしてれば、少しずつ回復していくんじゃないかな。

……回復していけばいいな。悪い。そう願ってる。

うちはこんなだ。桁外れのソウルで見た目に変化はないけど……

常時放出されてる量も、規格外だからな……あんま無理ばっかりはな……

オルエンのこと、言えねーや。

…………

……アピス。お前には、まだまだ教えたいことがたくさんあったが。

べしゃりとか。

忘れるなよ。沈黙は苦痛だ。

すぐにとは言わんが……いずれなれ、しゃべれるように。

それまで自習だ。

じゃあな。あ、心配すんな。

うちは行くけど、このあたりからならたまに生まれてくんだろ。

お前を扱えるくらいのソウルの持ち主も。

あ、そうそう。お前のこと、マスコット的な守り神的な感じで紹介しといたから。

目が覚めたら、頼むよ。あいつらの、子孫になるかな。そいつらのこと。

んじゃな。つっても、戻ってくるかもしれないけど。

一旦、コンピ解散だ。

――お疲れ様。



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story



…………

うーっす。寝れたか?

うむ。

子供とは?

多少話してきた。そっちは?

ピーチクパーチク言ってみた。

伝わったか?

どーだろーなあ?鼻水垂らして、首をかしげていやがったよ。

……私は。

ん。

思った以上に、悪い予感がしているよ……

……まあ、不自然な存在だかんな、俺らは。どこまで無理が利くものやら、だ。

ああ。だが、今度は。親の務めを果たさねばならんからな。

……そうだな。

そろってるな。

これから、うちのソウルを全て、お前たちに注ぎ込む。

お前たちはそれを全身にかけ巡らせろ。

わかった。

ただのソウルではない。うちの体内で正と負のソウルを混ぜ合わせ、爆発的にエネルギーを高めて渡す。

覚悟しろよ。

したくない。でも、しなければ。

した。

お前も、いいか?

一晩、考えてみたんだけどよ。

他に方法があれば、もちろんそれでもいいとは思ってて。

でもよ、あれなんだよな。これって、俺たちにしかできないことだろ?

俺たちがすべきことだろ?

……ああ。

だからまあ、覚悟とかじゃねーって結論で、ふんわりといけねえかなって。

みたいなリラックスした気持ちの方が、成功する確率高いかなって。

そんな。やってくれ。

……よし。いくぞ――!

――うぉおおおおおおおおお!!!

くっ……!あああああああ!!!



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story 飛行島



――罰を受けよう。禁忌を犯した報いとして――

――闇を抱え永遠へさまようことが償い――

――悠久の果て、もし君がこの地を訪れたなら――

――それはさらなる罪の始まり――

――その日がこないことを願い――

――ここに、光の翼を封印する――


――みたいな?

……くくくくくく……!大サービスしちゃった♪

ここでコレを見つけたとき……どんなオカオをするのかな?

楽しくオソラを飛ぶのカナ!?

ギャハハハハハハ!


さて――と。

やりたいことは、山ホドあるし。

忙しくなりソーだなァアアア!!!


………………

…………


……無い……どこを探しても……

王も……国も……

……俺の守るべきものは……

守るべき正義は……

…………

――無いのであれば。

俺の、この手で――






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