【白猫】Gravity Horizon Story4
Gravity Horizon Story4
Gravity Horizon Story5
story
――気に入らんな。
どこの誰だか知らんが…………これは、なんのつもりだ?
笑える。……では、済まされん。
あの崩壊を。
――あの犠牲を――
無かったことのようにのうのうと……!
…………
思い出させてやらねばならん。
この世界は、欺哺と裏切りの上にあるのだということを!
story 歪み
――歪だ。
模倣の意図はわかる。
だが――必要性など、あるか?
同じ道を敷けば、同じ結末に辿り着くだろう。
――浅はかだ。
…………
――神獣エヌマ。
間違いない。今、この島を支配しているのは――
――あの場に住まう者。
美味しい汁を畷りに現れたか。
サルどもに首輪をつけ、得意になっているようだが。
――さて――
もしも、俺が戻ったことに意味があるのだとするならば――
――見過ごすことはできん。
あの場で得た力――<混合>と<分離>。
どこまでのものか……?試させてもらうとしよう。
そして――
このこの力が――俺の<権利>であるのなら――
存分に、使ってやらねば……!
あの女のために――!
story
……見当たらんな。
<闇>と<光>は……どこへ行った……?
存在を保てぬほど弱まった……と、しても、だ。
どうして見つからぬ?……もしや……
あるいは、俺と同じように?
……いや。どうでも構わん。
世界は甘くはない。あの女を、決して逃しはせん。
いずれまた、主役となる幕を与えるだろうよ。
必ず、な。そしてそのとき、俺は――
ん?……こいつの体、かすかに<闇>が……?
間違いない。これはあの頃、地表を覆っていた<闇>の力。
黒の民の生き残りか。
……可哀そうに。
お前も、俺と同じように。生き続けなければならんのか。
果てしなく悲劇と裏切りの繰り返される、虚しき理の世界を。
……起きるか?
<……………………>
主演と道化だけでは、見世物にならぬ。
観客――それも必要か。
<……ここは……>
<どうぞ、お客様。
開演まで今しばらく、ご歓談ください――♪)
story
……リーダーに。
我らを利用し、エヌマを討つ。ただそれだけだったのであれば、そのままの立場で良かったはずだ。
エヌマも消滅させるというより、何かしらの方法で、力のー部を奪い取った。だから……
奪ったというのは、ソウルではなく?
……それにしても。ずいぶん、減ったね。
願わくば、そのときには病魔に縁が無ければよいな。
で、ルチアーノ。あんたはどうしてここでで、ルチアーノ。あんたはどうしてここで待ってたの?
このままでは残す術がない。
だが、忘れてはならぬ。我らが、元リーダーを。
町を焼き、神獣の力を奪い、アピスの力のー部も奪取し、奴の目的は……
決して善なるものではなかろう。
……この世のどんなものより禍々しかった。憎しみや恨みというには、生ぬるすぎるほどに。
野放しにしておけば……いずれ、全ての生命を脅かしかねない。
共通の敵がおれば、手を取り合うことも可能だろう。
人の持つ一番の強さは、前向きさ。言い換えれば。
根性だ。
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W……なんと、エヌマ様が……!
Wならば我らはこれから、どうすれば……?
再びマニトと争うことになってしまうのか……?
いや。させぬ。
W……増長するなよ、二エル。
そなたのことを良く思っている者ばかりではない。エヌマ様の後ろ盾がなくなっては……
今度は、正しき道に沿って。族長になっていけばよいだけ。
………………
…………
俺は自分を……<可能性>だと思いこんでいたが……
あんな展開、予想すらしていなかった。
痛感した。自分は所詮、作り物にすぎなかったということを。
俺の意志なんか、<ホンモノ>には遠く及ばないのさ。
我こそ、何も考えていなかった。
エヌマ様の言いつけに従い、不満はあったとしても、反逆者どもを討とうとし。
貴様の意見に従い、エヌマ様に背いた。
エヌマ様を討ちはしたが、そこから先の、ー連には。
全く頭がついていっていない。
――が。
この傷は一体なんなのか?良く見定めることだ。
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過ぎたるは及ばざるが如し。この町の全てにその言葉は当てはまるからな。
アピス!お前はこんな風には――
まだ戻す地点もないが、ここに基点を生むとしよう。
あいつについても……話していくうちに、思い出すこともあるかもしれない。
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あの黒髪の若者。彼が元となった存在なのであろう?
<何かを模す力>がエヌマの根本であったのだとしたら、過程を飛ばした発展にもある程度説明がつく。
同じ力で姿を与えられたのなら、模した先が存在するのだろう。
あれほど似ているのなら、彼であっても不思議ではない。別にいる可能性も無ではないがな。
目的があるならば、いずれその成就のため、行動に移すだろう。
どんな準備をしたらいいのだ?
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――悲劇を悲劇としてしか取らぬであれば、また繰り返す道を辿ろう。
ポジティブに捉えるべきである。
町もこんな有様だ。人々をまとめ、舵を取るのは一苦労だろう。
エヌマがもたらした、観念を元にして。
まずは、私の意志を如何にして受け継がせていくかを考えねばならぬ。
その名の元エヌマの観念をまとめ、基準として広く流布しよう。そこからだ。
――エヌマ様より受け継ぎし、この<力>だ。
あの男が持ち去った力と同じ物が、我らの内には秘められているはず。
奴に対抗する要となるかもしれん。この力を引き継がせていくのだ。
理解と実感がなければ、徐々にすたれていくもの。
<力>とはそういうものだと、うちは教わった。
長い付き合いになりそうだな……
息抜きしない。
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<……ここは――いや!
あいつは!?>
反応いいねえ?
ん???この太刀筋、どこかで……?
――マいーやァ!!
そんな髪色でこのオレに、敵うと思っちゃった?
――そう!知ってんの!闇の王がいないンだから――
――それ以上の踏ん張りはキかねえだろオ!?
あン?
……ナニ?今の、手品?
あんた、黒じゃないの?
ククク……!似てんなぁ……!そういうトコも……!
混じっちまったかあ!?だったらなおさら好都合だなァ!
テメェはやっぱり、一番の<観客>だぜエ!!
<――くっ……!
……力が……!>
――オ・ヤ・ス・ミ♪
……フフフフフ……♪
のざらしってのも、サムソウだしねえ?
あったかいトコー元いたトコに戻しておいてあげよカナ♪
――なあ~んテ優しいんでショウ!ギャハハハハハハハハ……!
……アレレレ?今思い出したけど、そーイヤこの顔……?
オウ!そーダッタア!
じゃあじゃあ……えとえと……!
くくるリボンも探してあげなキャ♪
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その同じ観念を持つが故、人は皆、同志なのだ。
W……はぁ……
w……う~ん……
wあっ、タンポポ!ふ~!
……というわけで、賛同してくれる者には、今夜集まってもらいたいのだが……
W……でもねぇ……
W死、なんて、最初っから特に恐れてないけどなぁ。
だからこそ、それを<知っている>ことが、既に同志の証明になるわけである。
Wよくわからんわけである。
wそんなことより、獲物を簡単に捕まえる方法とか、そういうのを教えておくれよ。
wなが一い、め!
W未来って言われてもなあ。
wそのときあたしはいないんだろう?
wもっともっと未来だったら、あたしももういないかもしれぬぞ?
Wさ、狩りに行かないと……
w日が暮れる前に帰るわよ。
wはーい!
口先を……それを含めた社交性を、鍛えていかねばなるまい。
名と共に、この方針も伝えてゆかねば。
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w――マニトと!?
Wメナスと、一つの部族になるだと!?
W……ユベル!過去を忘れたか!?
これまで、どれだけの者がメナスに討たれてきたと――
wそれはこちらの台詞だ!二エルよ、おごったか!
今更お前の一言で、遺恨をなかったことになど……
wお前とエヌマ様は違うぞ!
エヌマ様は間違いを犯したが、正しい物も残された。
それが、我ら二つの一族の、争いの終結だ。
良い物は残す。
w馬鹿な!?エヌマ様がいなくなったのなら、再びどちらかが滅ぶまで――
W知ったことか!ユベルよ、見損なったぞ!
マニトとメナスは、決して相容れぬ!それが掟なのだ!
Wさもあろう!知らぬまま産まれたのだからな!
wそもそも、族長は部族の代表!勝手に任命されたでは認められぬのだ!
Wこの場がいい機会だ!我が一族は、宣戦を布告する!
wこちらとて!これより先、顔を合わすは戦場のみよ!
Ww帰るぞ!!!
Ww!?
文句を言うだけならともかく、てめぇらが決めてんじゃねえよ!
Wなんだ、このクソガキは!?
w誰が連れてきた!?つまみだせ!
――それが最後の言葉だな!!
………………
…………
w……まさか、あなたが、かの大精霊アピスの操手でありましたとは……
W不勉強で……申し訳ありませんでした……
で、握手な。
w……はい……
W…………
なんかあったら、アピスけしかけるかんな。
Wは、はい!
これからは、うちらも含めてーつの組織として!まいしんしていくぞー!
いよ~っ……
ぬぁっはっはっは……!
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そのときは、途中合流を願う。
どんだけソウルがあったって、全部使い果たしちゃったら……
もう一度、民衆の前で語ってくるとしよう。
story
どうやって?
全力を出してみろ。
『研究がんばりました、でもわかりませんでした』で終わりたいか?
それはちょっとさすがにな。
story
……やっぱり、ちょっとじゃなかったな。けっこう、食われちゃってたね。
……辛そうだな。……すまんな。う
ちのソウルだけど、ちょっと、別なことに使おうと思う。
お前の復活を後回しにしてごめん。
ラデルテの泉。お前が生まれたとされる、ここでなら……
じ一っとしてれば、少しずつ回復していくんじゃないかな。
……回復していけばいいな。悪い。そう願ってる。
うちはこんなだ。桁外れのソウルで見た目に変化はないけど……
常時放出されてる量も、規格外だからな……あんま無理ばっかりはな……
オルエンのこと、言えねーや。
…………
……アピス。お前には、まだまだ教えたいことがたくさんあったが。
べしゃりとか。
忘れるなよ。沈黙は苦痛だ。
すぐにとは言わんが……いずれなれ、しゃべれるように。
それまで自習だ。
じゃあな。あ、心配すんな。
うちは行くけど、このあたりからならたまに生まれてくんだろ。
お前を扱えるくらいのソウルの持ち主も。
あ、そうそう。お前のこと、マスコット的な守り神的な感じで紹介しといたから。
目が覚めたら、頼むよ。あいつらの、子孫になるかな。そいつらのこと。
んじゃな。つっても、戻ってくるかもしれないけど。
一旦、コンピ解散だ。
――お疲れ様。
story
これから、うちのソウルを全て、お前たちに注ぎ込む。
お前たちはそれを全身にかけ巡らせろ。
覚悟しろよ。
した。
他に方法があれば、もちろんそれでもいいとは思ってて。
でもよ、あれなんだよな。これって、俺たちにしかできないことだろ?
俺たちがすべきことだろ?
みたいなリラックスした気持ちの方が、成功する確率高いかなって。
そんな。やってくれ。
story 飛行島
――罰を受けよう。禁忌を犯した報いとして――
――闇を抱え永遠へさまようことが償い――
――悠久の果て、もし君がこの地を訪れたなら――
――それはさらなる罪の始まり――
――その日がこないことを願い――
――ここに、光の翼を封印する――
……くくくくくく……!大サービスしちゃった♪
ここでコレを見つけたとき……どんなオカオをするのかな?
楽しくオソラを飛ぶのカナ!?
ギャハハハハハハ!
やりたいことは、山ホドあるし。
忙しくなりソーだなァアアア!!!
………………
…………
……無い……どこを探しても……
王も……国も……
……俺の守るべきものは……
守るべき正義は……
…………
――無いのであれば。
俺の、この手で――