シエラ・スキルニルグ cv.雨宮天
一角竜フレイヤと共に世界を旅する少女。
キャトラたちに誘われ、依頼人の待つ＜氷の国＞へと向かうことに。 |
2020/08/14
ミッドサマー・オペレーション！ Story
TOP↑
思い出1
お邪魔しまーす！
布面積！
え？
アンタが来たらツッコもうと思ってたの。
ふっ……今さらね、キャトラ。
あらっ、動じないわ！
さんざん恥ずかしがったもの。いいかげん慣れたわよ。
それにたいてい、私の服ってピチピチでしょ。
ピチピチと言わないでもらえますか。
だからもう気にならないの。メンタルが鍛えられたのね。
フレイヤのおかげか……
それよりも、主人公！
たくさん遊びましょうね！
ずいぶんと気合い入ってるわね？
今年の夏は、そういう夏にするって決めたから。
冒険家の仕事も何もかも忘れて、ただただ遊びまくってやるって決めたの……！
……過去になんかあったの？
みんな、付き合ってくれる？
まあ、そうね。ハメを外しすぎないように見ておくという意味でもね。
え？それは大丈夫よ。フレイヤがいるし……
フレイヤ、ひとの多いとこには行かないし。そうなるとね、アタシでないと。
さすがキャトラ、わかってますね。ともにしっかり見ておきましょう。
ちょ……そんなに子ども扱いしなくとも……
夜の盛り場には近づかせないようにするわね。浮かれた今の季節は危険だわ。
ええ、悪い虫が寄って来たらー大事ですから。
あとは……ゴニョゴニョ……
ボソボソ………
保護者がふえた……
TOP↑
思い出2
遊ぶのはいいけど、どこか行くアテはあるの？
竜の国に行こうと思ってるの。
ドラグナーのみんなとは思いっきり遊んだことがないし、いい機会かなって。
いいんじゃない？あそこ割と涼しいし。
フレイヤもゆっくりできるしね。
早く同胞たちに会いたいです。
ふふっ。なんだか、故郷の島にいた頃とは大違いよね。
島を出ることなどありませんでしたからね。
田舎だから、できることは限られてたのよ。
では、どんな風に過ごしていたんですか？
私は特に何も。シエラは両親と出かけたりしていたようでしたが。
ビーチに行って海水浴とかね。
ビーチ？あのみすぼらしい浜辺のことを言っているのですか？
いちおう、屋台とかはあったし。
……でもそうね。無理やり、ビーチって言い張ってるようなところはあったわね。
砂浜とか浜辺とか言いたくないのよ。ビーチって言いたいの。意味は同じなんだけどね。
島に『ビーチ』がないとか、島民は思いたくないのよね。どういうわけか。
田舎だからかな？なんか、都会に対する変な憧れがあったのかも。
いや、知らんし……
あ、でも。屋台で売ってる食べ物はすっごく美味しかったのよ。
それは、海水浴あるあるってやつね。
海水浴あるある？
屋台とか海の家で食べるものって美味しく感じるの。
運動して塩分を失ってるからだといわれてるわ。
へえ！私はてっきり、シチュエーションのおかげだと思ってたわ。
ま、それもあるかもだけどね。
そうか、だからかあ。ビーチで食べるおでんがあんなに染みたのは。
おでんとはまた渋いチョイスじゃないの。
今度ー緒に食べましょ。
真夏におでん……普通だったら遠慮したいところね。
でも、海水浴を思い浮かべたら、なんだか食べたくなってきたわ。
……海の家マジックかな？
くやしいけど……
TOP↑
思い出3
＜ひと夏の思い出を作ろうと、シエラたちは竜の国へやってきた。＞
おでむかえごくろー。
連絡をもらってから、首を長くして待ってましたよ！
仕事のほうは大丈夫？
今はそれほど忙しくはないから、問題はない。
じゃー、さっそく遊びますか！
はあ……楽しみ……！
ナギ、わくわくして眠れなかったんだってよ。
まずは何をしようか。
そこはやっぱり、海水浴でしょ！
いいけど、ひとつ問題があるわ。
あのね、シエラ。竜の国には砂浜がないんだ。
えっ！？……そうだっけ？
そのせいもあって、この国には海水浴という文化があまり浸透していなくてね。
そ、そうなんだ……うー、楽しみにしてたのに……
大丈夫。近くに無人島があるから、そこに行こう。
無人島……！？なにそれ、いいわね！プライベートビーチみたい！
ぷらいペーとびーち？
…………
……
あんまり遠くへ行ってはいけませんよ、フィーユ、アスタ。
ピイ～ッ♪
ルオオオン！
アンタたちは泳がないの？
自分とセルジュは料理担当だ。
料理？
皆、腹が減るだろうと思ってな。こう見えても簡単な料理なら作れる。
団長、イカも獲れましたよ。さっそく焼きましょう。
ふっ。お前たち、今日はご馳走だぞ。竜の国の海の幸をたっぷり味わうといい。
…………
で、ふたりは何をモジモジしてんの。
水着、着ようと思ったけど、やっぱり恥ずかしくて……
みんながいる前で、あんな面積の少ない……あたしには無理だ！
では、私と砂のお城を作りましょう♪
きゃあっ！……ふふふふ♪
あはははは♪
……海か、料理か、砂のお城か……
どれに混ざるの、主人公……！？
TOP↑
思い出4
…………
どうしたの？
イカ焼き、美味くなかったか？
あ、ううん、違うの。……無人島、楽しいんだけどね。
なんというか……ちょっと雰囲気がね……
まあ確かに今のところ、ビーチって感じはしないわね。流木とかゴミとか多いし。
どっちかっていうとサバイバル中のひと時みたいな……
それで提案なんだけど、ビーチみたいに整備してみない？
砂浜を綺麗にして、パラソルとかビーチチェアとか置いて、海の家も建てるの。
いいな、それ楽しそうだ！姫様、やりましょうよ！
そうね……どうせだし、やってみましょうか。
やったー！
海の家ってなにかな、アスタ。海の上に家を建てるのかな？だったらすごいね。
…………
……
よし、モニカ。そのまま支えててくれ。
了解。
天幕を使うとは考えたわね。海の家ならぬ、海の天幕……
手間もかからずオシャレでいい感じ！
流木はあっちにまとめておいて。海の家のインテリアに使えるかも。
なるほど……！
シエラ、パラソルとビーチチェアの設置を手伝ってくれるかい。
ほいほーい。
……ふふ。なんだか、子どもの頃の気持ちがよみがえってきた。
ん？
秘密基地作ってるみたいでね。
……わかる。わかるぞ、セルジュ！……わかる。わかるぞ、セルジュ自分もなんだか、童心に帰ってしまいそうだ。
貴様が童心に？槍でも降りそうだな。
……ところで、竜たちはどこに行ったの？さっきから見ないけど。
なんか、みんなであっちの方に飛んでったぜ。
＊＊＊
ここから先は我らの縄張りとしましょう。
ふふふ、秘密の場所ね♪
ピィー♪
まずは寝床を作らんとな。
ギィギィ、ギギィー！
ルオオオーン！
ふん。そう慌てるな。
（あらあら、まあ……）
（ふふ。竜たちも楽しんでるみたい）
TOP↑
思い出5
よいしょっと。……これで完成ね！
なあ、こりゃあ……思った以上に……
立派なビーチになったわね！
やっぱり海水浴はこうでなくっちゃ！行さましょ、エクセリア！
ええ！
おーし！砂の竜騎士団本部を作るぞ、ナギ！
難易度高いですね……
……『海の家ランディル』、開店だ。
団長？
焼きそば、たこ焼き、ラーメン、おでん。冷たい飲み物各種にアイスクリーム……
海の家の定番メニューは調べておいた。食材も山ほど運んできたぞ。
さあ、遠慮なく注文するといい！
なんか変なスイッチ入ってない？
…………
……
ナギ、肉が焼けたぞ～！じゃんじゃん食べろ！
いただきま～す！
肉だけじゃなくて、野菜もちゃんと食ぺるんだよ。
夜のビーチでバーベキュー……これもまた最高！
さあ、皆、できたぞ。『騎士団長の焼きそば』だ。
アンタはすっかり料理人ね……
…………
あら、まだなにか不満？
なんだか、私たちだけで楽しむのももったいないと思ってね。
＊＊＊
おでんはー日寝かせるか……
ゲオルクの海の家、あそこまで本格的になっちゃってるし……
……ねえ、みんな。ひょっとしたら、これっていい機会なんじゃない？
TOP↑
思い出6
いい機会？
竜の国の人たちに、海水浴の楽しさを知ってもらうのよ。
私たちで、みんなをビーチに招待するの。
ほう……
いいイベントになると思うんだけど……だめかな？
姫様、いかがいたしましょうか。自分は賛成でありますが。
すごくいい考えだと思う。ぜひやるべきだわ！
ありがとう！みんな、手伝ってくれる？
そういうことなら、もっと手を入れなきゃダメね！
パラソルとビーチチェア、たくさん必要になるもんね。あ、お店も増やしたいなあ。
そのへんは、あたしとナギでなんとかしてみるよ！
海の家は自分にまかせろ。セルジュ、食糧調達を頼む。
了解です、団長。
ふふ、忙しくなるね、主人公。
…………
……
パラソルはこちらで貸し出してまーす！
水着のレンタルもやってますよー！見てってくださーい！
『海の家ランディル』絶賛開店中だ！特製おでんがオススメですよー。
団長殿！？それに副団長殿も！？
特製おでんとたこ焼きください！
あいよ！おでんワン、たこ焼きワン！
随分と楽しそうだな、ゲオルグ。いっそこのまま、料理屋の大将にでも転職したらどうだ。
ここから先は入っちゃダメなの？
竜族専用のプライベートビーチですから。
あー、それならしょうがないねー！
この国の人間は聞き分けがいいですね。
竜たちも竜たちで……
エクセリア、本当にありがとう。おかげで、みんな楽しんでくれてるみたい。
お礼を言うのは私のほうよ。竜の国のために、ありがとう。
私は騎士団員じゃないけど……同じくらい、役に立ちたいって思ってるから。
これからも、私にできることがあれば何でもいってね。
シエラもね。あなた、ー人で抱えちゃうところがあるから。
あはは、そうね……気をつけます。
シエラ、ヘルプに入ってくれ！『騎士団長焼きそば』の注文がー気に入った！
こっちもお手伝いをおねがーい！
いま行くー！
シエラ、もうひとつありがとう。
え？なにが？
私たちにとっても、素敵な思い出になったわ。
……うん、私も。
夏の終わりが、寂しくなるわね……
覚醒絵・覚醒画像
真夏の蒼空ガール シエラ・スキルニルグ
TOP↑
その他
関連ストーリー
| 画像 | 説明 |
|---|
 | シエラ・スキルニルグ cv.雨宮天田舎の島で生まれ育った少女。己の使命のため、一角竜フレイヤと旅に出る。 |
| シエラ（温泉）相棒フレイヤと共に旅する農家の少女。手作りの郷土料理は絶品。 |
| シエラ（王冠）一角竜フレイヤと旅する少女。己の運命を知り、さらなる成長を手にした。 |
 | シエラ（蒼空2）一角竜フレイヤと共に世界を巡る少女。旅の目的について、改めて考え始めている。 |
 | シエラ（茶熊）茶熊学園に入学した農家の少女。自分をさらけ出せる友達ができた。 |
| シエラ（夏）一角竜フレイヤと共に世界を旅する少女。キャトラたちに誘われ、依頼人の待つ＜氷の国＞へと向かうことに。 |
| シエラ（DR）実家は農家の少女。一緒に旅する相棒は、まるで母の一角竜フレイヤ。 |
| シエラ（バレンタイン）実家はスキルニシキを育てるサクランボ農家。友達に渡すバレンタインのチョコを思案中。 |
