【白猫】エマ(夏)・思い出
エマ・イングラム cv.加隈亜衣 初めて水着に着替えた巫覡の少女。 デザインがひそかに気に入っているらしい。 |
2020/08/14
ミッドサマー・オペレーション! Story
思い出1
おじゃまします。
エッマー♪
(ヤッホーのリズムで……!?)
この間はお疲れさまでした。
はい。大変でしたけど、楽しかったですね♪
そうねぇ、桜も綺麗だったし……
うん、そうだね。
まさか夏にお花見ができるなんて、想像してなかったもん。
楽しかったなぁ……
マーーーーー!!!
!?
まだ!これからでしょ!夏は!
なに終わっちゃった感じ出してるのよーう!
そ、そんなことないよ……
現にこうして、キャトラちゃんが遊びに誘ってくれたから、ちゃんと来たでしょ?
そうね!ゆるす!
ほかにもいろんなひとを呼んであるわ。
そうなんだ。それで、どこに遊びにいくの?
ー応、言われたとおり水着は持ってきたけど。
海水浴にいこうと思って。
海底散歩もよかったけど、やっぱ基本はおさえておかないとね♪
ふふ、そうですね。せっかく夏ですし……
皆さんとなら、きっと楽しいです。
お弁当、たくさん作りましたから♪
ありがとうございます。楽しみです!
あ、そういえば、アンジェラやエレノアさんも呼んでくれてるって聞いてるんですけど……!
……それなんだけどね……
……二人とも都合が合わなくて。エマさんに謝ってくれと、言伝を預かりました。
あ、そうだったんですね……
アンジェラ、アタシの前ではあんなほにほにしてても、ー応軍のおえらいさんだしね……
ほにほに……
ホラ、気を落とさないの夏はまだ長いもの!!
どっかでぽろっと予定空くわよ、きっと♪
う、うん!そうだよね……!
それじゃ、気を取り直して出発よー!
思い出2
アンタたち!準備はいいかしら!?
イエ――ーイ♪
この間ぶりです。
あはは、早い再会でしたね。
みなさーん!ここにパラソル立てましたので、休憩するときはこちらにー!
それじゃ、ぞんぶんに遊ぶわよー!
それそれー☆
サ、サテラさん……しょっぱいです!
ふふ、冷たくて気持ちいい……♪
よいしょ……よいしょ……
海、入らないの?
あ、キャトラちゃん。
砂のお城作ってたら、止まらなくなっちゃって。
……うずたかいわね……
自信作だよ。特にね、この砲門のところが――
わあ、おっきい!
あ、シエラさん……
これ、ほんとに砂?エマって器用なのね!
あ、はい……ありがとうございます。
ー人で遊ぶのに慣れてるので……
ねえねえ?これ、のぼっていいのかしら?
だめだよ。崩れちゃうって、ああ……!
波で……
ぜんぶ崩れちゃった……
はぁ……がんばったのに。
……ね!今度は私も手伝っていい?
え?でも、せっかくの海ですし……
泳いだ方が、きっと楽しいですよ?
ううん。私もやってみたい。今度は、さっきよりもおっきいやつ作りましょう!
おーい、なにしてるのー?
えぇと、砂のお城をもうー度作ろうと……
……あの、実はさっきから気になってました!私もお手伝いしていいですか?
は、はい!じゃあ、よろしくお願いします!
よし、今度は私たち全員中に入れるくらい、でっかいやつ作ろー!
かまくらじゃないですから……
私たちも手伝います♪
そんじゃ、力をあわせてお城を建てるとしましょっか!
うん!がんばろー!
お――――!
思い出3
あ、グラハムさん……!
おお、エマ。いま着いたよ。
グラハムさんも、来てくれたんですね。
キャトラに誘われてね。出先から駆けつけたので遅くなってしまったが。
いえ、来られてよかったです!
ハッハッハ。そんな顔で喜ばれると、ワシも友として嬉しいが――
ワシが駆けつける必要は、どうやらなかったようだ。
え……ど、どうしてですか……?
どうやら、新たな友人に恵まれたようじゃないか。
それは……はい。
皆さん、優しくて、とても良い人たちです。
このような老骨がまぎれては、気を遣う者も出てくるだろう。同年代の友人らとの付き合いを、今は大切にするといい。
そ、そんなの、違います!!
歳とかそんなの関係ありませんグラハムさんは……私の大切な友達です!
ほら、ー緒に遊びましょう?グラハムさん、面白いから、きっと好かれますから!
ハッハッハ……これは、かなわないな。
ではワシも、いっとき童心に帰り、夏を楽しむとするかな。
――はいっ!!
というわけで、私の友達のグラハムさんです。
恐縮だが、よろしく頼むよ。
よろしくお願いします!!
(あ、戴冠式のとき、エマやエレノアたちとー緒にいた人だ!)
こんにちは、グラハムさん♪
おじーちゃんも合流したし、みんなで釣りでもする?
うん、いいね。よさそうな岬も向こうにあるし。
それも魅力的だが、せっかく若人が夏の海に集まっているのだ。体を動かす遊びの方が。皆もさっと楽しいだろう?
体を動かす遊び……
なにをしましょう?
海の家から、これを借りてきた。よければ教えよう。
それは……
!<サーフボードだ!>
わ、わ、わ……!バ、バランスが~~~!!
きゃーーーーっ!?
む、難しそうですね……
ね、エマちゃん!これ、二人乗り用だって!やってみない?
あ、はい!よろしくお願いします……!
うわわわわ…!
ひゃ~!これ、意外と難しい……!
あ、ちょっと、抱きつかれるとバランスがとれなく……!
と――――ぅっ!?
っぷは!……あははは……ったっのしーねー☆
ふふ……はい。
皆、筋がいい。これならすぐ上手くなるだろう。
おお、見事なターンだ……!
主人公さん、波乗り上手なんですね……!
…………
どうしたんですか、グラハムさん?
……いかん。サーファーの血が騒いでしまった。
ええっ!?!?
しばし御免!!見よ主人公殿!ワシのライディングテクを!!
ハァ――――ッ!!
<グラハムのボードが華麗に一回転!あれは高度なテク『スリーシックスティ』だ!>
そうなんですね……
思い出4
う……う~~~ん……
はっ……!?ここは……?
……どこ……?
目が覚めたのね、エマ!
キャトラちゃん?私たち、いったい……?
アタシたち、波に飲まれて無人島に流されちゃったのよ!
嘘……!?大変……!!
どうしよう……エマぁ……
……大丈夫だよ、キャトラちゃん。私がついてるから。
生き残ろう、絶対に。
まずは救助が来てくれるまで、生き残る方法を考えないと。
がんばるわ!!
真っ先に確保すべきは、飲み水、火、食べ物、寝床。
まずは竹を使って火を起こすよ。
お――!!
細かく削った竹の繊維はすぐ燃えるから、火種として最適なんだ。
よし、岩場に真水が溜まってたよ。
これを竹の筒に入れて沸騰させれば、飲み水も大丈夫。
さすがエマ!
Wぐるるるる……
エマ!魔物がいるみたいだわ!丸腰なのにどうしよう……!
大丈夫。さっき、武器になりそうな尖った石を拾ったから。
そんな都合のいい石、よく見つけたわね!
簡単だよ。自然と調和するの。そうすれば自然が私の意識に語りかけてくるんだよ。
エマ~……お腹へったよぅ~……
待ってて、いま川で魚を捕まえるから。
素手でどうやって……?
簡単だよ。まず、手を長時間水につけて温度を下げる。
手が水と同じ温度になれば、魚は警戒心を緩めるから、勝手に手の方に近づいてくるの。
そこを手づかみしたらいいんだよ。
すっご――い!さすがエマ!
こんなの余裕だよ。
エマ……アンタといっしょでよかった……
安心して、キャトラちゃん。
キャトラちゃんはぜったい、私が守るからね……!
まも……る……からね……Zzzz……
うぐぐぐ……はなじで~~……Zzzz……
ふふ、ハンモックでお昼寝、気持ちよさそうですね……♪
どんな夢見てるんだろう?
思い出5
さて、そろそろご飯にしよっか!
食材、たくさん買ってきました。
お腹減ったー♪
どしたのエマ?アンニュイなお顔して?
あ、キャトラちゃん、主人公さん。
いえ、大丈夫ですよ。元気です。心配をおかけして、すみません。
……ちょっとだけ、考え事してて。
よかったらでいいけど、アタシたちに話してみたら?
……うん。
……今日ね、最初は、少し落ち込んでたんだ。
アンジェラたちも来れたらよかったのになぁ、って。
親友だものね。それがふつうよ?
でも、いつの間にか……そんな気持ちを忘れちゃうくらい楽しんでる自分がいて。
それで、そんな自分に、今さら驚いちゃった。
小さいころに両親がいなくなって。それからはずっと、森でー人で暮らしてきて。
ほんの少し前まで、私のそばにいてくれたのは、幻獣様だけだった。
でも、アンジェラと出会って、キャトラちゃんたちと出会って、たくさんの人と出会って――
寂しいのは嫌だって、少しずつ思えるようになっていった。
それはアンタが少しずつ成長してる証じゃない。
ひととの関わりを、しっかり築いてさ。
……うん。
でも、そうして変わっていく自分を、お父さんやお母さん、幻獣様に、もう見てもらえないんだなって思うと、少し寂しくなっちゃって。
思い出6
ルーンの光……
……ありがとうございます。あったかいです。
思うのだけれどね?
?
エマのお父さんやお母さん、幻獣様との繋がりをへて……
いまのアンタは、ここにいるわけでしょ?
……うん。そうだね。
お父さんとお母さんが、私を生んで、育ててくれて……
ー人になった私を、幻獣様は見守ってくれた。
じゃあさ、そのひとたちの想いとか、願いみたいなものは――
きっといまも、アンタの中に息づいてると思うワケよ。
…………
だから、これからもガンガン友達作って、ガンガン成長して、ガンガン変わっていきなさいな。
そうすれば、きっと届くわよ。三人にも。
…………
……うんっ!
さ、ごはんにしましょお腹ぺっこぺっこ!
ねえ、キャトラちゃん。主人公さん。
私、この夏のこと、絵日記に残そうと思います。
いいじゃない!でも、なんで突然また?
今日来られなかったアンジェラやエレノアさんとも、楽しさを共有できる気がするし――
私の心の中にも、ちゃんと想い出として残って、幻獣様やお父さん、お母さんにいつか届く気がするから。
――うん!そんならアタシも手伝ってあげる♪
うん!ありがとう!
私……
みんなと出会えて、よかった。
覚醒絵・覚醒画像
トロピカルきらきら巫覡 エマ・イングラム
その他