Gamerch
白黒wiki

【白猫】KINGS CROWN Story5

最終更新日時 :
1人が閲覧中
作成者: にゃん
最終更新者: にゃん



TOP↑

story シャルロットに栄冠を



<パーティ会場からほど近い聖堂に移動したー行。

あら?立派な玉座がしつらえてあるわ。

フンイキって大事じゃない?だから、いちおう準備を整えといたの。

ここ、結構有名なところですよね。……キャトラちゃん、ー体どんなコネを使ったんですか……

さて、いよいよか……

wねえユキムラ、パーティーたのしかったね!

うお、びっくりした。いきなり話しかけるなよ。

wちっちゃなねこ、いろいろありがとね。

満足してくれたんなら、よかったわ。

wオウスイ殿、いけませんぞ!

wちぇっ。ライダスはあたま固すぎ。

あ、そうだアイリスさん。『光の道しるべ』の事、思い出しました?

そーいやあったな、そんなこと……

……いえ。でも、たぶん大丈夫です。

みなさん、王冠をこちらへ。

<アイリスが玉座へと登る――>

まずは、シャルさんですね。

ほーい。

……なんか、ごめんなさい。上から見おろしちゃって……

いいよいいよ。リスなら許す!

うふふ、ありがとうございます。……さあ、準備はいいですか?

おーう!頼むわー。

<アイリスは、シャルロットの王冠を両手で掲げた。>


(――光。強く、清く、美しい光。どこか懐かしく、どこか――悲しい)

<アイリスはゆっくりと目を閉じる。>

(まるで、私を導いてくれるよう……)

wよくぞ白き光へと帰られた!

(あなたに……祝福を……?……言葉が、自然と……)

w――さあ、今こそ!この者達に力の王冠を!言の葉はお判りのはず!

…………


――シャルロット・フェリエ。

はい。

あなたに祝福を与えます。――恩恵に与る喜びを、不断の意志へと変えなさい。

あなたに栄光を与えます。――その名は永遠に輝き、征くべき道を照らすでしょう。

あなたに力を与えます。――命の灯が消えるまで、真の正義はあなたと共に。

<アイリスの言葉とともに、王冠の光が増してゆく――!>

wシャルロット殿ッ!これが最後ゆえ、申し上げさせていただきますぞ!

わっ!な、なに?

w貴殿の力となれる事……心から光栄に存じております!どうか、ご武運を!

……ん。あんがとな、おっさん。

選ばれし者よ。いま、精霊との契約によりて、汝に光の加護を授けん――

す、すごい……!これが……

精霊の王冠の、本当の力……!

なるほど、こんな感じになるのか。これは……すごいな……

……シャルさん?

…………

<シャルロットは毅然とした表情のまま、アイリスの前にひざまずく。>

この度は得難き栄誉を賜り、わたくしの心はかってない程の喜びで打ち震えております。

わたくしは、光焔の御子……抗う事の出来ない使命を持って生まれた人間です。

ならば……果たしましょう。わたくしの使命は、わたくしの生きる道。

救いましょう。この命、続く限り――

……なーんちゃって、な。ちょっとしおらしくしてみた。

……うふふ。立派ですよ、シャルさん。

いやーしっかし、ホントにすげーよコレ!いまならどんな奴でもぶっ飛ばせる気がする!

おー、イイじゃねえか。あとで俺とタイマンするか?

うぉー!シャルさん、なんだか……守ったる!って感じになりましたね!

はいはい、静かに!まだ二人残ってるんだから!

……ユキムラさん。こちらへ。

ああ。



TOP↑

story ユキムラに栄冠を


お会い出来て光栄です、女王陛下。……なんてな。

もう、ユキムラさんったら。

『光の道しるべ』と、力の解放。何とも疑問だらけだが……

今は、式に集中するとしようか。

ええ、そうですね……

……紋章画家の俺が力を欲するのは、おかしいと思うか?

いいえ。きっと、それだけの理由があるのでしょう?

……機会があれば、飛行島でゆっくり話すとしよう。

ぜひ。

<そうして、ユキムラの王冠がゆっくりと掲げられる。>

wもうしゃべってもいいよね!

……ねえ、ユキムラ。ボク、きみのもとへこれて、ほんとうによかった。

きみのためなら、ボクはよろこんで力をかすよ。

なんだか、最後の別れみたいだな。

wうん、ある意味ではね。戴冠が終われば、ボクたちは二度と口をひらかない。

そういうものなんだ。

そうか……オウスイ、ありがとう。お前の力は、無駄にはしない。

wうん!

――ユキムラ・サイオンジ。

ああ!

あなたに祝福を与えます。――恩恵に与る喜びを、不断の意志へと変えなさい。

あなたに栄光を与えます。――その名は永遠に輝き、征くべき道を照らすでしょう。

あなたに力を与えます。――命の灯が消えるまで、真の正義はあなたと共に。

選ばれし者よ。いま、精霊との契約によりて、汝に光の加護を授けん――

…………

はい、ではー言お願いしまーす!

……俺は、紋章画家として、これまで山ほどの苦難を乗り越えてきた。

親友との辛い別れもあった。……だが、俺は今、こうして生きている。

それもこれも、俺を支えてくれた皆のおかげだ。

ここに誓おう。この力は、そんな皆の為に使うと。俺を必要とする人達の為に使うと!

だからどうか見届けて欲しい。ユキムラ・サイオンジの新たなる出発を!

ユキムラさん、ご立派ですよー!

ユキムラさんっ!やりましたねー!にいちゃんもよろこんでますよ!

いや、きっとまた盛大におちょくってるだろうな。

あはは、そうかもですねー!

さて……最後はオスクロルね。

オスクロルさん、こちらへ。

はいっ!



TOP↑

story オスクロルに栄冠を


アイリスさん、よろしくお願いします。

はい。……あら?そういえば、ソアラさんは?

お腹がいっぱいになったのか……寝てます、あそこで。

あーあー、あんなにヨダレを垂らして……

あの……オスクロルさんは、どうして力を得たいと思ったんですか?

……あ、すみません。踏み込んだことをお聞きして。

……実は、最初に『力を授けよう』っていわれた時……断ったんですよ、私。

え……

シャルロットさんやユキムラさんもそうだったみたいですね。

どうして、断ったのですか?

力の恐さを、知っているからです。

…………

えっと、話し出すと長くなっちゃうんで、続きはまた今度にでも。

……ええ、そうですね。

<オスクロルの王冠をアイリスは掲げた。>

…………あ、あの、カジャさん…………話せるのは、これが最後らしいので……

どうも、お世話になりました。あ、いえ、まだまだこれからもお世話になると思うんですけど……

あなたには、たくさんの事を教えていただきました……

w貴様に何か教えたつもりなどない。

いいえ、いいえ!……もう話せないと思うと、寂しいです……

w感傷的だな。貴様の甘えた性格が、我はどうにも気に食わぬ。

すみません……

w……しかしだからこそ、我は貴様を選んだのだろうな。

よいか――決して、見誤るな。

……わかりました!

wそれから、ーつだけ言っておこう。

苦難の時は近付いている。心せよ。

世界は待ってはくれぬぞ。

…………はい……

――オスクロル・ラス・カサス。

はい!

あなたに祝福を与えます。――恩恵に与る喜びを、不断の意志へと変えなさい。

あなたに栄光を与えます。――その名は永遠に輝き、征くべき道を照らすでしょう。

あなたに力を与えます。――命の灯が消えるまで、真の正義はあなたと共に。

選ばれし者よ。いま、精霊との契約によりて、汝に光の加護を授けん――

…………

君からも、何かー言あった方がいいのだろうか?

あ、はい、そうですね。えっと、この度はありがとうございます。

私は今、冒険家としての活動だけではなく、ギルドの支部を各地に設立する仕事もしております。

他の冒険家の方だけじゃなく、依頼を出したくても出せないような方のお手伝いができたら――そう思ったからです。

とにかく、誰かの役に立ちたい。誰かを助けたい。……魔王だった頃からの、変わらない願いです。

願いは、意志があれば現実となります。……そして今回、こうして力を得た事で――

私の意志は、より強固なものとなりました。だから、その……

え、えっと!これからも頑張りますえ、えっと!これからも頑張ります!よろしくお願いいたします!

魔王っぽく――ー!

え?

魔王っぽくシメてみましょーやーー!

ええー…………というか、起きてたんですか!

あ、それアタシも見たいかも。

キャトラちゃんまで!……はあ、わかりました。――オホン!

民よ、脆け!そして、震えるがいい。我に秘められし邪悪な力が、今ここに目覚めたのだ!

この暁闇の魔王オスクロルが、この世界を永久の恐怖へと陥れてやろう!

懐かしいっすなー、その感じ。

さあ勇者よ!今こそ立ち上がるのです!

いや、もういいっすから。

あ、ごめんなさい。つい……


……なんとか、終わったね。

うん。お疲れさま、アイリス。

二人もね。色々と、ありがとう。


……というわけで、みんな、今日は来てくれてありがとね!

パーティー会場の方はー日貸し切りだから、まだまだ騒ぎ足りないひとはこのあとも残ってちょーだい!

おっしゃ――ー!戻るぞレイン!騒ぐぞレイン!

やなこった。……おい。そこの元魔王。力試し、したくねーか?俺が相手になってやる。

え!?い、いえ、遠慮しておきます……

いいじゃねえか。付き合えよ。今日はその為に来たんだからなぁ?

えっと、そのぅ……

バカモン!オスクロルさんが困ってるでしょ!相撲で我慢しろ!

だから何で相撲!?


シャルロットちゃんって、ミコだったんだねー!あたし達と同じじゃん!

でも、意味合いは少し違うと思いますよ。

まあ似たようなカンジじゃね?わかんないけど。

だね!じゃあミコ同士、仲良くしよう!

いーよー。……ってことで、ビーフ食いに戻ろうぜー♪

はい!王冠のお話、聞きたいです!


紋章画家ユキムラ……お噂はかねがね。

帝国海軍の大尉にまで知られているとは、光栄だな。

毎日を海の中で過ごすような人間には、芸術が心の拠り所になる時もあるのさ。

確かにそうかもしれないな。……君も、今日はありがとう。

ああ。……すまないが、サインをもらえるか?

タコ……部下がどうしても欲しいと言って聞かなくてな。

お安いご用だ。……今日のお礼だ。どうせなら、紋章画を贈ろう。


みんな交流を深めているわね~。パーティー、やってよかったわ。

私達も戻りましょうか。のど、かわいちゃった。

アタシも、司会進行ばっかで全然食べてないの!主人公、いくわよ!


<こうして、戴冠式は無事に終わった――>


そういえばアイリス。アタシまだ聞いてなかったんだけど……

戴冠式のこと、だよね。

うん。アレさ、見ててわかったけど、アイリスの宣言……ことばがキーになってたワケだよね?

どうして、そのことばがわかったの?

……王冠に触れた時……頭の中に、自然と浮かんできたの。なんとなくだけど。

『光の道しるべ』――精霊さんがいってたのは、その言葉のことだったのよ。

精霊の王冠と、あの光……きっと、私にとって大事なものなんだと思う。

そっか……ねえ、ことば以外にはなにか思い出さなかった?

アイリスのうしなわれた記憶に関することよ。

……ううん。でも、もうーつだけ、思い出した言葉がある。

『正しき力は、正しき者へ』――

……これだけじゃ、なにもわからないよね。

うー……モヤモヤするわね!けっきょく、なにもわからずじまいじゃないの!

でも、私たちは正しいことをした。それだけはわかるわ。

そ-ね…………精霊の王冠、かあ……


それは恐らく、<キングス・クラウン>の事ですな。

!!

失礼……声が聞こえたものですから。

バロンさん。……なにか、ご存じなんですか?

……くキングス・クラウン>。

キングとは文字通り<王>の意。……王の為の王冠ではない。王との絆を結びし光の――

…………?

……いえ、今はやめておきましょう。

ちょっとー!すごくいいところだったのに!

いずれ……思い出す時が来るでしょう。白の巫女殿――

…………

……主人公。心配しないで。

焦らず、ー歩ずつ……みんなとー緒に進んでいけば、きっと大丈夫。

だから……これからも、よろしくね。




「正しき力は、正しき者へ。

どうか、いつまでも――

世界に安らぎが、ありますように。」




NEXT
KINGS CROWN2


コメント (KINGS CROWN Story5)
  • 総コメント数0
この記事を作った人
やり込み度

Wikiにゲームが紐づいていません

編集者紹介

未登録

新着スレッド(白黒wiki)
注目記事
ページトップへ