【白猫】ツキミ(探偵)・思い出
ツキミ・ヨゾラ CV:佐藤聡美 おだんごカフェで働くウェイトレス。 静かな夜空においでませ~。 |
思い出1
なるほど……アタシわかったわ!
何かわかったのキャトラ!?
おだんごよ! そこにおだんごがあったからよ!
だからアタシおだんご食べちゃったのよ!
おだんごは、いつもみんなのとなりにいるんだよ~。
ツキミさんっ!?
ツキミ……もしかしたら、おだんごをお供えしていたのは!
私だよ~。じゃあ、おだんごを全部たべちゃったのは~キャトラちゃんだね♪
そう、犯人はアタシよ!探偵が犯人っていうパターンよ!
おなかがポンポンで、おだんごみたいだねえ~。
大丈夫よっ!あっちゅーまに栄養になるから!
うわぁお腹がペタンコだねえ。すぐにそうしてたら、ばれなかったのにねえ~。
ハッ……!?誘導尋問にひっかかったわ!
全然誘導してないわ。むしろ自爆ね……!
だって、おなかがいっぱいになるとすごく幸せで……アタシ……!
ふふふ~。かんねんしろい~だよ~♪ナデナデ……
ふぉ~い。ついつい甘えちゃう~。
反省しようね~。
もうしないわ~。
本当かなぁ~。
キャトラ、反省してないわね……!
思い出2
なるほど……事件の現場にのこされていたのは、この串だけだったと……
誰が食べちゃったのかな~?
ボンジュール!どうしたでござる~?
事件が起こったのよ!
プルクワ?
おやつに用意していたおだんごが、目を離したすきに、ごらんの有様になっちゃって~。
オーララ! 大事件でござるね!
それがね……事件が起こった酒場のキッチンは、完全な密室だったのよ~!
キッチンがでござるか?
キッチンの前のカウンターには、ヘレナさんがいたんです。
窓からコッソリ入ったでござるか?
格子の幅が狭いから、子猫ちゃんでもないと、通り抜けられないねえ。
と、いうことは~?
まあそんなのいいわ。ところでアンタら、学校では先輩と後輩ね。
センパイでござる!
後輩だよ~。
責任重大でござる~。
お気楽にどうぞ~。そうだ。もう一回おだんごつくろ♪
エスク・ジュ・プ・ヴゼデ~?
私もお手伝いします!
ありがとう~。いっしょにおだんごつくろうね~。
シショー、キャトラ殿がおだんごをつまみぐいせぬよう、見ていてほしいでござる~。
オーララぎにゃー!
おみとおしだよ~ふふふ~。
今回はアタシの負けね!
話はお茶の時間に聞かせてもらうぞ~。
悪いことはできないもんね!
思い出3
今日も元気に、おだんごつくろう!
毎日稼いでるわね~。
そうだよ~いっぱい稼いで、お店を出しちゃうよ~。
おだんご屋さん……できるといいですね!
ツキミさん、こんにちは~。
あらポンちゃん~!よしよし~。
ふわぁ~。
「プッキュ~。
プクちゃんも来たのね~よーしよーし~。おたんごサービスしちゃうよ~。
ありがとうございます!むぐむぐ……おいしいです♪
「プキュキュ~♪
もっとお食べお食べ~。
えヘヘ……はっ!そうじゃなくって……ツキミさん!
どうしたの~?
ツキミさんの故郷の<ナヨタケの島>には、変わった星たぬきがいるって問いたんですが!
変わってるかは知らないけど、ナヨタケの島の星たぬきさんは、お月様を見てお腹をぽんぽこするの。
すごいですね……!タヌキストとして一度は見てみたいです!
じゃあ、シーズンになったら、島においで~。一緒にお月見しようね♪
わーい! ありがとうございます!
「プッキュ~。
それにしても……星たぬきさんたちって、なんだかおだんごみたい。
「プー。
「プッキュ!?
わあ! 月うさぎさん!?
「プー……
「プ、プッキュ……
増えてるわあああ!!
***
はーいおだんごどうぞ~。
あらっ? このおだんご……星たぬきの色だわ!
いちごのジャムを入れたの♪
こっちは木星たぬき色ですね。
ほうじ茶入りだよ~。
これは流星たぬき色ですね!
あんこだよ~。甘いよ~。
金色と銀色のおだんごも、ぜひ!
難問だねえ~。
「プッキュー!
「プー……
ちびちゃんたちはお野菜だねえ。はい、キャベツだよ~。
「プー!
思い出4
ツキミさんのつくったジルバー胡麻団子と。ゴールドみたらし団子が!
串だけの無残な姿に!
むむ、これは事件だねえ~。
事件が起こったということは!犯人がいるということですね!
誰がやったの!はやく名乗り出なさーい!
食いしん坊さんは誰かな~?
…………
今回はアタシじゃないわ!
ありゃ、そうなの~?
キャトラさんじゃないとすると、他に犯人がいるんですね!
ツキミさん、事件の時の状況を教えてください!
そうだねえ。くず粉と飴子を使った方が、シルバーっぽい感じになったかなぁ。
美味しそうですね!
おだんごの話じゃないですか!待ってください、もしかしたら……!
あらら、何か閃いたんだね~?
ツキミさんがおだんごを作ったのに、残されているのは串だけ……
これって、誰かがおだんごを食べてしまったということですね!
名推理だねえ。
らちがあかんから、状況を整理しましょう!
***
キャトラちゃんがつまみぐいをしたときと、状況は同じよ。私はカウンターに立っていた。
キッチンに行くには、かならずヘレナの前を通らなくちゃならないってワケね。
おだんごができたから、私はみんなを呼びにいったの。
そうして戻ってみたら、おだんごが串だけに――!
キャトラが犯人じゃないの?
今回は違うわ! アタシを信じて!
信じてるよ~。今回の犯人は、キャトラちゃんじゃないって。
ツキミ……!
串やお皿に、キャトラちゃんの毛や足跡がついてないもの。
するどいわね!こんどからつまみぐいするときは気をつけるわ!
おかしいわ……そういえば、キッチンに痕跡がなさすぎるような……
じゃあ、おだんごは文字通り消えちゃったってこと!?
まさに完全犯罪ですね!なんて恐ろしい事件……
ちらり。
ふふっ。
思い出5
ごめんなさい……この子たちが……
いいんだよ~。おだんご、おいしかった~?
「♪
よしよし~。はい、ミゼリコルデさんも。どうそ~。
ライス・ダンプリングね……とってもきれい……
こ、これは……おだんごパフェ!
白玉あんみつだよ~。みんなもどうぞどうぞ~。
すごくおいしいですね!こんなに美味しいおだんごをつくれるなんて……
もしかしたら、ツキミさんはおだんごをつくるのが。すごく上手なんじゃないですか!
ありがとう~。もっと食べてね♪
オバケちゃんたち、食いしん坊なんだねえ~。
……食べたいって気持ちが、残っているからだと思うの。
そっかあ。よしよし……
ありがとう、この子たちに、優しくしてくれて……
それにしても、犯人はどこにいったのでしょう。
おい。
***
はい、おだんごをお供えして、と。
恒例のお月見ね。
ツキミさん……
えへへ。みんなとお月様のおかげで、もう大丈夫だよ~♪
ほんとに……?もう体は大丈夫なの?
あの時は、驚かせちゃったね~。
本当にみんな、やさしいねえ。
それじゃあ、お祈りしようか。やさしいお月様に……
思い出6 (友情覚醒)
……きらきらお月様。やさしい光だねえ。
お月様はねえ。夢見ているみんなを、夜の間中見守ってくださるの。
ツキミの心の光は、やっぱりお月様の光なのね。
これはできたてのおだんごの輝きでもあるんだよ~。
そうなんですか?
おいしいよ~?
むかしむかしのお話を。してもいいかな?
お話好きよ。してして!
私達、嫦蛾の一族のお話。
その昔、私のご先祖様は……悪い神様と戦ってたんだって。
悪い神様……?
ご先祖様は、自分の命を使って、神様を封印する技を身につけたの。
自分の命を……
でも、最後の最後で、ご先祖様の寿命は尽きてしまったって。
寿命が……そこまでして……
ご先祖様の奥さんは、月の神様にお願いをしたの。『私の寿命を半分。この人に分けてください』って。
それって……!
そう。私が人に寿命を分けてあげられるのは、その人の血をひいてるからなの。
それで、アンタは……!
ご先祖様は、きっと、嬉しかったんだと思う。
私もこの力で、父さんに寿命を分けてあげることができたんだもの。
だからね……この力をくれた月の神様に、感謝をしてるの。
優しいお月様……静かな夜を、お守りください……あれ?
<誰かが……遠くで花火を上げてるみたい。>
聞こえる……アイリス?
私には……?
あなたには、聞こえるの?
ふふふ……やっぱり、にぎやかなお月見になったねえ♪
巡る朔望