【白猫】キララ・思い出
キララ・ホーマー cv.高橋未奈美 父親のために<ホームラン>を探す少女。 しかし<ホームラン>が何かはわかっていない。 | ||
2015/04/21 |
メインストーリー
思い出1
あ、あの……ここに<ホームラン>はありませんか……?
ホームラン? なんのこと?
それにその服と持ってる……棒?それってなに?
あの……えっと……
一度に質問しすぎよキャトラ。
ごめんね、私はアイリス。それにキャトラと主人公よ。
あっ、私こそごめんなさい。私はキララっていいます。
ホームランって、初めて聞く言葉だけど……どんなものなの?
それがよくわからないんです……でも、見つけなきゃいけないの……
よくわからないモノを探すっていっても、ねぇ。
ごめんなさい……でも、この島はいろいろな場所から人が集まってるって聞いたから、何かわかるかも……って思って。
そうね、ここなら誰か知ってるかも。アタシたちも何かわかったら教えてあげるわ。
あ、ありがとうございます!
で、その服とかも初めて見るけどそれはなに?
えっと……これは<学ラン>と<バット>っていうもので……
私が学校に入学する時にお父さんがくれたんです。
学校のある島から来たのね。学ランは制服かしら?
バット?は武器かな?
これは何かを打つためのもの、って聞きました。
あー、それで釘が打ち付けられているのね。
はい。この方が強くなるかなと思って。
ちょっと凶悪な気がするけど……いいの?
思い出2
ホームラン、見つけました!
やったじゃない!
おめでとう、キララちゃん!
よかった、これでお父さんも喜んでくれます!
それで、ホームランってなんだったの?
これです!
<キララが両手で抱えていたものは、頭くらいの大きさの白い玉だった。>
これが……ホームラン?
はい! くだもの屋さんで売ってました!
ということはこれ、くだものなのかしら?
ねえ、店で売ってるものって別にめずらしいものじゃないんじゃないの?
そ、そう言われてみると自信が……
お父さんは『<ホームラン>が見たい』って言ってたのよね?
くだものを『見たい』って言うかな……くだものは食べたいじゃない?
私もそう思ったんだけど……
あら、おいしそうなメロンね。
ヘレナさん!
……ん? 今ヘレナ、『メロン』って言わなかった?
えぇ。これは<ホームランメロン>っていう名前なのよ。
じゃ、じゃあこれは<ホームラン>とは違うの……?
そうね……これはメロンだから。
まぎらわしい名前のメロンね!
ヘレナさん、<ホームラン>ってどういう意味なんでしょう?
うーん……それはわからないわ、ごめんなさいね。
違ったんですね……
キララちゃん、そんなに気を落とさないで。私たちも一緒に探してあげるから。
よし、気分を変えるためにこのメロンは食べるわよ!
……メロン、おいしいといいな……
思い出3
どうしたの?主人公。
あ、アイリス!向こうから誰か走ってくる!
来ないでー!!
あれは……キララちゃん?!
はぁ……はぁ……
どうしたの?! 何かあった?!
はぁ……知らない人に……『<ホームラン>はどこだ!』って聞かれて……
知らないって言ってもしつこく聞かれるから、怖くなっちゃって……
このバットを振り回して逃げてきたの……
怪我はないのね、よかった無事で……
……あっ!
今度はなに?!
『振り回して』、『逃げて』……
……<振り逃げ>!お父さんが言ってた!
それは<ホームラン>と関係がある言葉なのかしら?
お父さんが言ってたのなら、きっとそうよ!
それに、私たちの他にも<ホームラン>を探す人がいるなんて……
最近知らない人をよく見かけると思ったけど、<ホームラン>の情報を探っていたのね……
そんな!ダメだよ!<ホームラン>は私が……お父さんに……
ええ、だから私たちで見つけましょう!
うん!ヒットを狙っていこう!
思い出4
<ホームラン>に関する噂、広まってるみたいね……
この前のキララちゃんの時のように、興味を持つ人が増えてるのかもしれないね。
アタシが質問したら逆に「アンタたち何か知ってるの?」って言われたりするしね。
『<ホームラン>を手にすれば何でも願いが叶う』っていう話をしている人もいたわ。
私、この前
『俺には<アベックホームラン>が必要なんだ!』って言ってる人を見かけたけど……
どういうことなのかしら?
わからない……もしかしたら私たちよりも<ホームラン>に詳しい人がいるのかも……
アタシたちも負けてられないわね!
そうだね!最後まで諦めちゃダメだ、ってよくお父さんも言ってた!
でも最近新しい情報はないのよね……
キララちゃん、お父さんが何かヒントを残してくれてたりしないかな?
えっ?うーん……お父さんからもらったのはこの服とバット……
バットは何かを打つもの。釘を打ったけど……釘じゃないのかな……?
バットで打つ……?
そういえば『<ホームラン>を打つ』って誰かが言っていたような……
えっ?<ホームラン>って打つものなの?
どうなんだろう……ボールみたいなものなのかな?
<打つ>……<バット>……<ホームラン>……それに<振り逃げ>……
何だろう……答えに近いような、遠いような……ううう……
焦っちゃダメよキララ。こういう時こそ落ち着いて!
……そうだね、たぶん<ホームラン>は近くなってる。確実に打線をつなげていこう!
思い出5
はぁ……どうしよう……
キララちゃん、やっぱり見つからない?
うん……それもあるけど……
何かあったの?
お母さんから手紙が届いたの。お父さんの容態がよくないって……
それは大変!早く帰ってあげなきゃ!代走できる人はいないのよ!
でも……あと少し……あと少しで、<ホームラン>が何なのか、わかる気がするの……!
今帰ったら、<ホームラン>が他の人に取られちゃうかも……敬遠なんてしたくない……
<ホームラン>を見つけられなかったら、お父さんがっかりしちゃう……まだサインは出てないの……
そんなことないと思うよ。キララちゃん頑張ったじゃない。
そうよ、ストライクじゃなくても諦めずに粘ってたじゃない。
お父さんの容態は心配だから、早くホームに戻りたい……でも……
お父さんに……<ホームラン>を見せてあげたいの!
それはわかるけど……
大丈夫、<ホームラン>を探すのはアタシたちに任せなさい!
……
……<ホームラン>は、私が見つけて……私がお父さんに渡してあげたいの……
だって、お父さんと約束したの……お父さんに<ホームラン>を見せてあげるって……
キララちゃん……
私は……バックホームするべきなの?教えて、お父さん……
思い出6
この光は……もしかして……
これが<ホームラン>……?
主人公、アンタが持ってたの……?
ううん、これは<ホームラン>じゃないよ。でも、この光のおかげでわかったことがあるの。
<ホームラン>を探すチャンスはまだある。だって、勝負は9回までわからないから!
お父さんに会ってから、また探せばいいよね?
そうね。早く帰って安心させてやりなさいな。
戻ってくるの待ってるからね、キララちゃん。
それまでに、アタシたちが<ホームラン>の場所、突き止めてあげるわ。
うん! みんなありがとう!
――数日後――
主人公!キララから手紙が届いたわ!
――みなさんこんにちは。キララです。お家から手紙を書いています。
帰ったらお父さんお母さんはすごく喜んでくれました。
『まさかお前がホームスチールを決めるなんてな』って、お父さんは驚いていました。
お父さんの病気はかなり良くなりました。今では私とキャッチボールができるくらいになっています。
あ、お父さんが『お前の顔を見られることが、私にとっての<ホームラン>だよ』って言ってました。
<ホームラン>が何だったのか、私にはよくわかりませんが、これでよかったのかな?
もう少ししたら飛行島に戻ります。またよろしくおねがいします。
キララちゃんも、お父さんも元気そうでよかったね。
<ホームラン>……随分振り回されたわね、アタシたち……
その他
相関図