【白猫】ラーウェイ・思い出
ラーウェイ・レッドバーン cv.楠大典 激辛にこだわる料理人。 刺激を求め、自ら危険に飛び込んでいく。 | ||
2015/04/21 |
思い出1
爆発ね。だれか物騒なスキルの練習でもしているの?
そうかも。すごい火力ね。
フッ……炎の量が、ちょっと多すぎたか。驚かせちまったかい?
アンタ、燃えてるわよ!?
大丈夫、見た目は派手に燃えていても、体力が少し減るだけだ。
そうなの……?
俺の名はラーウェイ。危険を愛する料理人だ。
キケン……
デンジャラスこそ、デリシャス。美味しい料理には危険というスパイスが欠かせない。
ゴハンくらい普通にたべればいいじゃない。
フッ……最初はみんなそういうんだ。
でも俺の料理を口にしたら、もう普通の料理じゃ満足できなくなるぜ!
<ラーウェイは、荷物入れから食材を取り出し、その場で料理を始める!>
油にひき肉にニンニク……アンタ、それダメになってない?
俺がもつ<保存のルーン>のおかげで食材は新鮮そのものさ!
<ラーウェイは食材を鍋に放り込む。鍋は、火もないのに激しい熱を発し始める。>
すごいわあ。便利なお鍋。アタシもバーンナップをお料理につかってるけど……
慣れた手つきだわ。なんかすごそうね。
……フッ、ここからだぜ俺の料理はッ!!
<ラーウェイは、鍋にスパイスを入れた!>
うわっ、すごい匂い。辛そう~。
でもスパイスって辛いのだけじゃないのよ?
そうなの?でも絶対あれ辛いやつよ。
まだまだこれから!スパイス! スパイス!さらにスパイス!
ちょ、ちょっとおおお!!
さあ、出来上がりだ!
これって、マーボードウフ……よね。
そうだ。さあ、食ってくれ!
まあ、せっかくだから……ムグ。あ、なかなか……
って、辛ッ!!すっごく辛い!!なにこれっ!
ぺろっ……か、辛い……
そうだ、辛いだろう?俺はこの辛みを世界中に広めるために旅をしているんだ!
み、みず……
フッ、どうだ……一度この刺激を味わったら、もう普通の料理じゃ物足りないだろ?
デンジャラスこそ、デリシャス!さあ次の……んっ?
フッ、そういうことか……俺の体力が……
<ラーウェイは燃え尽きた!>
……そういえばコイツ、燃えてたわね。
思い出2
フッ……刺激が足りないらしいな。
いいだろう、俺がつまらない日常に極上のスパイスを加えてやるぜ。
おひるどきに現れるとはなかなか考えてわね。
つまらないランチばかりじゃ、心のマグマが冷え固まっちまうぜ?
そんな熱そうなの、アタシの心にはないわよ。
今日チャーハンをつくってきた。どうだ、ウマそうだろう。
本当ですね。とっても美味しそうです。
……でも辛口なんでしょ。
スパイスはきいているが、マーボーにくらべれば超甘口だ。
……そうなの?じゃ、一口だけなら……
いただきます。ラーウェイさん。
あっ……?オイシイ!?
ほんとだ。おいしいわ。
そうだろうそうだろう?だが……!
<ラーウェイの背後から、炎があがった!>
火事になったらどうすんのよ!
安心しろ。これは燃え移らないタイプの炎だ。
ハイハイ。
<ラーウェイの背後で、爆発が起こった!>
ちょっとおお!!
<炎が溢れ出し、主人公たちの周囲を取り囲む!>
こんなんじゃ、おちおちお昼どころじゃないわ!
……辛みの刺激を味わうには慣れが必要だ。
しかしこういった刺激なら、辛みが苦手でも味わえるだろ?
刺激いらん!……っていうかアンタ、また、燃えて……
フッ……俺はいつだって燃えているんだッ!スパイスは俺の魂だからな!
<ラーウェイは燃え上がった!>
ラーウェイさん!?
ぶしゅうう……
燃え尽きたッ!?
思い出3
へい、タンメンおまち!
うわっ、辛そう!……アイリス、これ食べるの?
ちょっと慣れてきたかなって……
おぅ、主人公。今日はちょい辛に挑戦かい?
ちょっと、やめなさいよ。
いいねえそのチャレンジ精神。よっ、ほッ、ハーッ!!
うわー、これはヒドイ……アンタ、これほんとにちょい辛?
まだ目をあけてられるだろ?これがちょい辛だ。
……これでちょい辛って……
この上の普通辛じゃあ、匂いだけで小さな虫が落ちる。
なによその兵器!
激辛ともなると……ククク。
そんなの食べた人いるわけ?
それがいるんだな。この前の町ではワケアリな感じの踊り子さんが完食した。
俺もあの人にアゴをクイッとされたかったぜ。
はむ……うっ……やっぱり……辛いですね……
まあ無理しなさんな。
こんなのが食べられる人がいるのね……
激辛の上の超激辛を食った人もいるんだぜ?
本当ですか?
ああそうよ。弱めの魔物なら匂いで倒せる辛さだったかな。
そ、それを食べたのって、どんな人なの……!?
それが、カワイイ女の子だったのさ。口調がなんかすごく年寄っぽかったが……
超激辛をもくもくとたいらげて『ご飯はまだかのう?』だってさ。
あれにゃあビックリしたぜ……
上には上がいるのね……
キャトラは何かチャレンジしないのか?
しない。
トウガラシプリンはどうだ?ホットチリケーキは?スパイシーババロアはどうだ?
いらない!!
思い出4
……まだ舌がひりひりするわ。
でも、だいぶ辛みにもなれたわね。
なんのかんのアイツの料理をよく食べているからね。
フッ……聞こえるぜ、刺激を求めてやまないお前らの声が。
刺激刺激ってネエ……
だが、残念ながら今の俺は……これ以上お前たちに刺激を与えることができない。
誰も求めてないって。
どうしたんですか?
食材が底をつきてな……いますぐ買ってこなければ。
このあたりは不慣れで右も左も……
あ、買い出しについていきたいってことね。
でしたら、いっしょにいきましょう。
フッ……しょうがないな。
どっちがよ!……はあ、はあ……
大変な目にあったわね……
なんだって食材探しでギャングと戦わなきゃならないのよ!
そりゃそうだ。あの街はギャングの縄張りだからな。
なんでそんな街にいったのよ!
なぜって、あの街のトウガラシは最高だからな。
だからってギャングが戦っている最中につっこんでいくなんて!
あの程度の刺激、俺の料理にくらべれば甘口だぜ。
おかげで最高のトウガラシが手に入った。結果オーライさ。
ついでにギャングも壊滅させたしな。
どうしてアンタはどこでも騒動をおこすのよ!
ただ食材を手に入れるだけじゃつまらないだろ?
たしかにそこらの街の市場なら、トウガラシくない簡単に手に入る。
だが危険を冒して食材を手に入れたほうが、より刺激的だろ?
そんな刺激いらん!!
思い出5
へえ、アイツがお腹をすかせた人に料理をねえ……
その村の人たち、海賊のせいで食べるものに困っていて……
それで飛行島の、食料をわけてあげたんだけど、ラーウェイさんがそれじゃ物足りないだろうって。
みんなすごく喜んでたよ。……すごく辛そうだったけど。
実はいいところもあるのねぇ。メイワクなところで帳消しだけど。
……はあ……
あ、あれ?……ちょっと、どうしたのよアンタ。
………フッ………俺はもう……ダメだ……
何について悩んでいるのかしら。……っていうか、どれについて悩んでいるのだろ。
コイツほど反省点だらけのヤツも珍しいからね。
なんだか……すっごく疲れているみたい。
フッ。お前たちか…………俺のことは、ほおっといてくれ。
そうするわ。いきましょ、みんな。
いやちょっと待て。
どっちなのよ。
フッ、そこは『どうしたの?』って聞く流れじゃないのか?
なにが『フッ』よ。知らないわよ。勝手に反省してれば?
でもラーウェイさん、本当にショックみたい。
しょうがないわね。じゃあ話してみなさい。
……実はこのまえ、激辛料理の大会があったんだが……
あるんですね。そんな大会。
そこで俺は、とんでもないものを見た。
わかったわ。自分以上の激辛料理人がいたのね。
ある意味そういう話だ……ショックを受けたのは料理人でなく料理そのものに、だがな……
ラーウェイさんがショックを受ける料理!?
……そうだ……。小麦粉で作ったルーとスパイスを加えたソースで、肉と野菜を煮込み、ゴハンといっしょにいただく料理……。
えーと、それって……
カレー……あんなものがこの世にあるとは……!!
しらなかったの!?
思い出6
おおっ!?俺のスパイスが、光を放っている!
あ、そっちなんだ。
これは一体……?はっ、もしやスパイスたちは、この俺に何かをつたえようと!?
<ラーウェイは、スパイスを取り出し、鍋に入れてかき混ぜ始めた!>
ラーウェイったら、やってることはいつもとかわらないわね……
うおおおおお!!
<ラーウェイの体と鍋が、炎に包まれる!>
スパイスたちに、俺のソウルを込める!
<ラーウェイは食材を取り出し、鍋にぶちこんだ!>
いっけえええええ!!
……えーっと……
できたぞー!!
これは、カレー……!?
主人公……さあ、こいつを食べてくれ!
どう、おいしい?
……満足みたい。
俺はたしかにたしかにカレーを知らなかった。だがスパイスたちは教えてくれた。
『お前はもっと別のことを気にしてろ』ってな。
もっともな話ね!
すっごく辛そうなのに、大丈夫なの……?
ははっ、主人公も辛党になったか。だがこの程度の辛さじゃまだまだ……
……そういえば味見をしてなかった。……ペロ。
ぎゃほらー!!辛いー!!
<ラーウェイは火を吹いた!>
どういうことよー!
その他
相関図