【黒ウィズ】キュウマ

| キュウマ cv.浅沼晋太郎 フウチ cv.和氣あず未 |
| 2017/00/00 |
大鎌を操り鬼を狩る「討伐者」。相棒のフウチとともに鬼を狩りながら旅を続けている。旅の目的は、殺された一族の仇を取ることらしいが、キュウマは詳しいことを話そうとしない。
| フルネーム | 声優 | 登場日 |
|---|---|---|
| ミコト・ウタヨミ | 大亀あすか | |
| スオウ・カグツチ | 河西健吾 | |
| セイ・シラナミ | 増田俊樹 | |
| ミオ・ツヅラオリ | 福圓美里 | |
| レモネヱドウジ | 岩井映美里 | |
| コノハ・ヨリヒメ | 佳村はるか | |
| アカネ | 久保田梨沙 | |
| ナタヤ・ユア | 久保田梨沙 | |
| キリサメ・イシカワ | 吉川幸之助 | |
| シャラ・カミノ | 後呂直樹 | |
| 紬姫 | 越乃奏 | |
| フウチ | 和氣あず未 | |
| アルティミシア | 高森奈津美 | |
| キリエ・ユウテンジ | 渡辺はるか | |
| 赤火 | 宮崎遊 | |
| ツクヨ・オトエヒナ | 花守ゆみり | |
| エトワール・ブリュネ | 麻倉もも | |
| メリエル・エクリプス | 永田優美 | |
| モミジ・カキツバタ | 新名彩乃 | |
| テルイ・フィオン | 堀江瞬 | |
| スクナ・フルクマ | 竹内栄治 | |
| トウマ・アマノ | 梅原裕一郎 | |
| サクト・オオガミ | 榎木淳弥 | |
| ザ・セブン | ||
| アヤツグ・アシハラ | ||
| ガイエン・クロヤ | ||
| カフク・アバラヤ | 西口亜里沙 | |
| ウカ・イナオセ | 辻あゆみ | |
| マトイ・ナヒサコ | 山村響 | |
| ハヅキ・ユメガタリ | 田村睦心 | |
| ナゴミ・オソドリ | 松田利冴 | |
| トミ・コトブキ | 伊藤美来 | |
| ツバキ・リンドウ | 下屋則子 | |
| キュウマ | 浅沼晋太郎 | |
| ユウギリ・アメノ | 藤井ゆきよ | |
| カタバ・フツガリ | 竹内栄治 | |
| アトキンス | 山本格 | |
| ジェスロ・クワトリ | 高梨謙吾 | |
| マリナ・ビヴロス | 大久保瑠美 | |
| エンソ | 宮崎敦吉 | |
| ロウゲン | 田所陽向 | |
| イヨリ | 赤尾ひかる | |
| ラヰムジュウシャ | 岩井映美里 | |
| ナズナ | 赤尾ひかる | |
| アツマ・ヤコゴリ | 堀江瞬 |

| 八百万 | |
|---|---|
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キュウマ編(謹賀新年2017) | 01/01 |
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和ノ国に、とある異能の者たちがいた。
人に害成す『鬼』を斬り、青い風と共に消えてゆく。
その者達は、その使い魔ゆえにこう呼ばれていた。
『鎌鼬』と。
夏も盛りを超えた、月の明るい夜のことであった。
人里に鬼が出たという報せを受け、キュウマは大鎌を担いで風に乗った。
「嫌な予感がするぜ、相棒」
「お前はいつもそう言うじゃないか、フウチ」
フウチと呼ばれた肩に乗る使い魔は、鼻をすんすんと鳴らし風のにおいを嗅ぐ。
「今日は冥府だって休みのはずだろ。うちの里だって祭りの最中だってのに……」
「こういう時のための廻番だ。今日はたまたま運が悪かったのさ」
祭りの喧騒に後ろ髪を惹かれながら、キュウマは風を折って飛ぶ。
――たまたま運が悪かったのさ。
彼は、その言葉だけでは片付けられないことを、数刻後に知ることとなる。
報せを受けた人里には、果たして誰もいなかったのだ。
「相棒、こいつあ……こいつぁどういう事なんだ!?」
「……わからん。この報せを届けたのは誰だ?」
キュウマは考える。考えてはならないと思いながら。
人里に鬼が出た、とキュウマに伝えたのは誰だったか。
祭りの日、唯一大鎌を持つことを許される、廻番のキュウマを追い出したのは。
「誰だった?」
キュウマの体に、青い火が浮かぶ。抑え切れない怒りが、形を成す。
「たしか、赤火の――」
フウチがその名を口に出そうとした時だった。
山向こうに、キュウマの里の方向に、赤い、赤い火が見える。
「キュウマ! 里が、里が……!」
「わかってる」
慌てるフウチをたしなめて、キュウマはゆっくりと歩き出す。
その方向――朽ちた家屋の折れた柱に、真新しい手紙が打ち付けられていたのだ。
震える指で、キュウマはそれを千切り取る。
『通う血と 同じ鬼火のあかよろし
赤い蝶舞う 青きふるさと』
手にした手紙は、キュウマの炎で灰も残らず消えていく。
彼はこの時決めたのだ。
赤火の裏切り者を切ると。
どこまでも、追いかけてやると。
「相棒、今日はどこに行くよ。もう和ノ国は探し尽くしちまったぜ」
「……わからん。だが、どこか遠い世界にいるやもしれん」
キュウマは大鎌をかつぎ風に乗る。
風の吹くまま気の向くまま、赤火の仇を追い求め……
はてさて、キュウマの旅は、いずこへ続く。
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