新春さるとり合戦 2017 Story5
目次
後日談 マサルの家
story12-1 本気の猿
S桃栗3年柿8年。石の上にも500年。赤いお尻は我慢のしるし。
春風献上 謹賀新年、一周回って恭賀新年。
それではマサルさんに歌ってもらいましょう。聞いてください――
『明けさせねーよ』
Cぎにゃー!!!
Sちっ……うるせえな。せっかくの大晦日の気分が台無しだ。
Cわけわからんことをやってる場合かしらね。
Sあん?
Cアンタの分身をやっつけてきたんだから!
Bおとなしく観念しなさウィーーーです!
Sおー、そいつはご苦労なこった。
Cふん! 強がったってムダよ!
B私たちには仲間がいるんですから!
Sなにっ!?
Cみーんな、アンタにお正月を邪魔されて怒ってるわよ。
Sウキウキウキキキ……
Cなに笑ってんのよ!
Sみんなノコノコと集まりくさって……こりゃいい準備運動になりそうだぜ。
――ありがとよ――
全!!!
Sウキィィィイイイッ!!!
マサルの体から大地を揺るがすほどの邪悪なオーラが吹き出した!
Cななな、なによこれ!?
S見ザル、言わザル、聞かザルゥウウ!!!
あれはなあ! 俺の分身なんかじゃねえ!
俺の力を封印していたもんなんだよ!
Aえっ!?
S俺は遥か昔、この島に災厄をもたらす存在として人間どもを苦しめてきた。
追い詰められた坊主どもは経を唱え、俺の力を分散し、島の各地に封印した……
力を取り戻すために俺は、人間どもを集め利用しようとしたが……結果はご覧のとおりだ。
・なんじゃと……じゃあ、昔から島が寂れていたのはお主が原因か……
今までわしをだましておったのか!
Sなに言ってやがる。俺たちはウィンウィンの関係だろ?
・くっ……
Sまあ、ともかくだ。お前らが封印をといてくれたおかげで、俺は真の力を取り戻した。
お礼にこの島を一瞬で、海の藻屑にしてやらあああああっ!
・いや~、それはあんまりじゃないかな~。
Sだ、だからなんなんだお前は!
Bど、どうしましょう……
Cぶっとばすしかないでしょ!
5私は……困っている人を助けるだけ!
9アイヤー! クンフーの真髄、見せてやるネ!
・『ヒナちゃん……』
8大丈夫だよバーバ。ヒナは負けない。
4あいつを倒せば褒めてくれるよな!
6家族の時間の邪魔はさせない……
1反省させねばなるまい。猿だけに。
7あなたの罪を――私にください! アラストル!
3俺はルウシェを守るだけだ! デュナミス!
Sウキキキ!
まとめて相手にしてやるぜえ!
A主人公、いきましょう!
主――!
BOSS 憤怒の猿
最終話 おめでとうございます
Story1 明けまして
Story2〈絶景〉スポット
Story3〈お遊戯〉スポット
Story4〈初詣〉スポット
Story5 本気の猿
HARD ファイナルお正月
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