【アナデン】ヴェイナ Story
アナザーエデン・キャラクエスト「ヴェイナ編」 |
目次
指輪にまつわる長い長い長い話
ヴェイナがアクトゥールの美しさに感動していると泣いている女の子が現れる。
その子の話を間いてみると……。
指輪にまつわる長い長い長い話
「ここがかの有名な水の都……
本で読んだ通りアクトゥールは素敵な場所ですね。」
「ああオレもそう思うよ。ヴェイナはこの街のこと知ってたんだな。」
「ええ知っていました。わりと最近できた新しい街だから本当にきれいですよね。」
「へえ……アクトゥールができたのは最近だったのか。」
「はい。ほんの200年か300年ぐらい前のことらしいです。」
「ええっ!?それってけっこう昔のことだろ?」
「そう……ですか?エルフの里でしたら数千年前にできたくらいが普通ですけど………。」
「そ、そうなのか……。
そういえばエルフって長生きする種族だったよな。」
「ふふふ。そうなんですよ。今度は向こうのほうを見にいきませんかアルド。」
「ああわかったよ。」
「……え~ん!え~ん!」
「なんですか?今の声は……?」
「子供の泣き声みたいだな……。」
「あの子……でしょうか?」
「ちょっと声をかけてみよう。」
「いったいどうしたのですか?」
「パパと……ママが……ぐすん!」
「話してみなよ。オレたちにできることなら手助けするぞ。」
「あのね……パパとママ……ケンカしてて……あたし……あたし……」
「ああ、それは大変ですね。わかりました。お姉きんたちに任せてください。」
「そうだな。パパとママのところに案内してくれ。」
「ほんと……?ありがとう!
こっちよ!宿屋さんの近く!」
「さあ行きましょうアルド。」
「ああわかった。でもヴェイナって親切なんだな。あの子の頼みをすぐ引き受けるなんて。」
「私たちエルフの教えには『嘆く者の魂に寄りそうべし』という言葉があるんです。
アルドもその教えに沿った行動をしていますよね。
最初からあの子を助けるつもりだったようですから。」
「ああ。オレの場合はいつものことだから……。」
「いえとても良い行いだと思います。それではあの子を追いかけましょう。」
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