【白猫】ワールドエンド Story1
2018 07/14
プロローグ
これは、まだ遠い未来の物語――
幾多の試練を越え――
数多の絆に助けられ――
今、新たな理に手がとどく――
そう、これは――
はじまりのおわりの物語――
未来に希望をつなぐ物語。
――そのはずだった。
story1 遠い未来の物語――
――このままでは、勝てない。
七つの大いなるルーンよ、砕けた始祖の欠片よ。今ここに真なる姿を取り戻せ――
<*×○■!&%$…………>
たかが器のくせによくあがく……先に光の王かと思ったが……
貴様から喰らってやろう。
負けたくない――
ここで倒れるわけにはいかない。
自分の全てを捨ててでも――
――今度こそアイリスを守る!!
その力ごと、我が喰らってやるわ!
最終決戦 闇の王
story2 エンドロール
……認めよう……我の敗北を……
……光の王よ。我は朽ちる……だが、貴様たちも……また……
「グルァァァァァァァッ!!」
膨大な力が空を裂き、大地を割る――
守れ! <慈愛>の檻よ!!
あの力は、闇じゃない。なんか違う!!
<始祖のルーン>よ、全ての光を、ここに……
ずっと昔に約束したの。
一緒に支えあおうって。だから、止める。なにを犠牲にしてでも……
闇の王を打ち倒したその日、世界は死病に取り憑かれた。
<終焉の日>と呼ばれる大厄災。
ルーンは光を失い、ソウルは枯れ果て、命が死に絶えていった――
そう、これは、はじまりのおわりの物語ではない。
未来に希望をつなぐ物語でもない。
これは、おわりのはじまりの物語。
私の絶望と贖罪の物語――