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【黒ウィズ】アルティメットワーキングガールズ! Story1

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最終更新者:にゃん



story1



皆さん、よくお似合いですよ。まあ、似合うということは即ち、社会性がないということになりますけど。

 社会性がない君だけでなく、まともな3人もなんだか楽しげな制服に着替えていた。

でも、サネーさん。ソフィたちも職業訓練を体験していいんですか?

魔道ビジョン越しの視察では味気ないでしょう?それに――ご友人たちのことが心配で、わざわざマドーワークにいらしたのでは?

 そのあたりの事情を、サネーはお見通しだったようだ。

今我々がいるのはマドーワークの上層部。主に座学を行う場所です。ご友人たちは下層部の職業訓練街にいます。

マドーワークの訓練は厳しいですから。もう音を上げているかもしれませんね。

これは私からの銭別。水とパン。さあ、皆さんは今からマドーワーカーです。ぼさっとしてないで訓練に励みなさい!



 君たちは職業訓練街を走っていた。

水とパン。銭別というには、あまりに質素。つまり、マドーワークはそれが銭別になり得るほど厳しい場所だということだ。

見たところ、制服と同じく街も楽しげな雰囲気だが……。

あっ!いたわ!

 エリスが指さした先――地面に横たわるアリエッタ、リルム、レナの姿がある。

その周りを――人相の悪いマドーワーカーが囲んでいた。

zおい、新入りども。痛い目みたくなけりや食いもん寄越しな。少しは隠し持ってんだろ?

 マドーワーカーの魔の手が彼女らに伸びようとした瞬間――

カウンター発動!略奪者の物資を根こそぎ略奪!

リルム式正当防衛!

過剰防衛も厭わーぬ!

 レナのかけ声を合図に、リルムがマドーワーカー目がけて杖を投げ、アリエッタが角材を振り回す。

 目を剥いたマドーワーカーたちは慌てて逃げていった。

あー、仕留め損ねた。連携がうまくいかなかったねー。

みんな!大丈夫!?

わ、エリス!?黒猫のひともいるー!

お前たち……一体なにをやっているんだ。

 バイオレンス未遂な光景を目にして、本当になにをやっているんだと思った。

なにって……カウンター略奪だけど。カウンター略奪。

こっちも知ってる感じで言うな。そんな単語間いたこともないわ。

リルムちゃん、大丈夫だった?おなか空いてる?水とパンがあるよ。

ありがとうソフィちゃん!ふわっふわのパンだー!

 社会性がない3人はよほどおなかが空いていたのだろう。ふわっふわのパンにがっついた。

一段落ついたところで君は疑問を投げかける。

いきなり略奪行為を目にしたけど、ここは社会性を上げるために職業訓練をする場所では?

そうなんだけどさ。訓練してるのはみんな社会性テストに落ちた素行不良の魔道士なわけ。

だから治安とか普通に最悪だから。

しかもこの辺りは最悪を煮詰めたような治安の区域なんだー。

どうしてわざわざそんな場所にいるにゃ。いかれてるにゃ?

虎穴に入らずんば虎子を得ず!黒猫のひと、いらずんば!

治安最悪区域がカウンター略奪の成功率高いんだ。イラズンバー!

今日はひとまずいらずんば精神は置いといて、安全なところに行こうか。

 なんだかんだで治安最悪な街になじんでいる3人を見て、社会性ないんだなと思った。

そして、自分はこの3人よりも社会性がないのかと思うと、涙が零れそうになる。


 ***


というわけで、ここでは社会性がすべてなの。〈社会性=魔力〉。これがマドーワークの絶対公式。

 レナの話によると、マドーワークには特殊な結界が張られていて、社会性で魔力の量が決まるのだという。

にわかには信じがたい話だが、サネーからもらった案内にもそう書いてある。

魔力だけじゃないよ。マドーワークではお金が使えない。物を買うには社会性が必要なの。

真面目に職業訓練に励まなければ、水もパンも手に入らないってわけ。

 じゃあ真面目に訓練すればいいじゃんと君は思った。

カウンター略奪とかしてるから社会性が高くならないのでは?

真面目にやりたいところなんだけど、周りのマドーワーカーたちのガラが悪くてね。

喧嘩売ってきたやつ燃やしたら、社会性ポイントがめっちゃ下がっちゃって。

そりゃ下がるだろ。燃やすな。

変なやつが絡んできたり、略奪行為が横行したりするけど……。

まあ、それはそれで楽しい!

メンタル強いにゃ……。

 しかし、そういうタフさは見習いたいところだ。というか、見習わないとここではやっていけない気がする。


……あれ、杖がどっかいった。

 ようやく安全な区域にたどり着いたと思ったら、リルムがそんなことを言い出した。

さっきのカウンター略奪の際にはあったはずだ。そこで杖を投げっぱなしにしていた気がする。

明日でいっか。

ええっ、ロアちゃんがかわいそうだよ……。

でも、治安最悪区域だから拾いに戻るのは危ないよ。

 治安最悪区域だからこそかわいそうという発想には至らないのだろうか。

仕方ないなー。ここは角材の使い手であるこのわたしがひと肌脱ぐとしよう!

その角材貸してくれたら、自分で取りに行ってくるよ。

No!この角材はわたしのだ!

 アリエッタとリルムは連れ立って、エターナル・ロアを拾いに戻った。

あのふたりだけで大丈夫か……?

 いつも通りなら、死んでも死なないふたり、心配なんていらない。

しかしここでは〈社会性=魔力〉となるらしい。だとすればあのふたりはもうアレである。

キミ、心配だから追いかけるにゃ!

 君がふたりのあとを追って駆け出すと――あとからソフィもついてくる。

リルムちゃんとアリエッタちゃんも心配だけど、黒猫さんも心配だから。

 ……忘れていた。君はアリエッタやリルムと同じ、社会性がないマドーワーカーなのだ。

そういうのすぐ忘れちゃうあたり、ほんとに社会性がないのかもと弱気になる。

大丈夫。なにかあったらソフィに任せて!

 ソフィが輝いて見えた。この頼もしさが社会性というものかもしれない。



 君たちがふたりに追いついたとき、リルムはエターナル・ロアに説教されていた。

小娘。我は情けない。

 エターナル・ロアは落胆しきった調子で続ける。

小娘は我をその辺に放ってしまう。一方で怪獣娘は角材を大事に抱えている。

我、角材以下なの?それとも小娘は怪獣以下か?

ちょっと忘れただけでこの言われよう。アリエッタ、杖と角材交換してよ。

No!角材のがリーチあるから強い。

角材いいなー。どこかにもう1本落ちてないかな。

あっちのほうで拾ったから、まだあるかも。

マジ?ちょっといってみよう!

 アリエッタとリルムは、エターナル・ロアを拾いに来て、エターナル・ロアを忘れていった。

見かねたソフィがエターナル・ロアを拾い上げる。

角材のほうがリーチはあるかもしれないけど、ロアちゃんのほうがつやつやしてるし、先も尖ってるから。

……ソフィ、すまん。あんまり角材と比べないでほしい。我、一応すごい魔杖だから、誇りとかあるし。

あ、ごめん!強いとか弱いじゃないよね。ロアちゃんにしかできないこともきっとあるよ。

明らかに角材より劣ってる感じのフォローするのやめて……。



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story2 いざ職業訓練



 角材を探しに行ったアリエッタとリルムを探していると――

変なのに絡まれていた。


リルムちゃん、アリエッタちゃん!

ソフィちゃん!なんか変なのにいちゃもんつけられた。職業訓練やれとかなんとか。

それはいちゃもんとは言わないような……。

 変なのは正論を説いているだけのようだ。この変なのは一体何者なのか。

zなんだその目は。教官に向かって。

 教官なのか……。

zお前ら態度悪ィからさ。接客やって愛想学べ。

 そう言った教官が持ってきたのは、大量の野菜だった。

z魔道リアカーに積んである野菜を全部売り切るんだ。社会性高まるぞ。

俺が最初の客になってやる。あえてイヤな客をやるからな。うまくやってみ。

 教官は律儀に一度君たちから離れ、客役としてやってくる。

zまずそうな野菜だなオイ。タダで寄越せよクソガキがよォ。

もう我慢の限界だああああああ!

 限界早いなと君は思った。

くぅううああええええええ!

 まずい。この距離でアリエッタが魔法を放ったら、教官だけでなく君たちも――

あーそうだった……。しょぼしょぼな魔法しか出ない……。

 見習い魔道士のそれかと思うほど、アリエッタの魔法は貧弱だった。

これがアリエッタちゃんの魔法だなんて……。〈社会性=魔力〉っていうのは本当なんだね。

 君は〈社会性=魔力〉というマドーワークの絶対公式をまざまざと見せつけられる。

あのアリエッタの魔法が、こんなしょぼしょぼなのである。

君は震える手で懐からカードを取り出し、祈るような気持ちで魔力を込めるが――

力が入らず、うまくいかない。指先から虚しくカードが滑り落ちた。

マジか。

キミ、ほんとに社会性がないんだにゃ……。

いつも挨拶なしにいなくなっちゃうんだもん。そりゃ社会性ないでしょ。

それに関してはまったくの正論なので、なにも言い返せなかった。


 君は魔道リアカーを引きながら、社会性をひしひしと感じていた。主に、ソフィから。

もちろん君とて、今までの人生で社会性というものを感じる機会は多々あった。

しかし、マドーワークにおいて〝社会性を感じ〟という言葉は、少々意味が異なる。

ここでは社会性を魔力のように感じ取ることができる。自分や誰かの社会性が皮膚感覚でわかるのだ。

いらっしゃいませ。新鮮なお野菜はいかがですか?

 完璧な笑顔でソフィが接客を始める。

健康あっての魔道です。お野菜を食べて、大魔道士を目指しましょう。

ソフィ、うまいもんだにゃ。

ハーネット商会がトワ農業の流通を請け負い始めた時期、ソフィも現場に出てたから。

小娘、ソフィの接客を見ていたか?ああいう朗らか&丁寧な感じでやるのだ。

 リルムは……野菜を食べていた。

おい、売り物に手を付けるな。

小さい頃って、ケーキ食べたいからケーキ屋さんになりたいとか考えてたじゃん?

そういうピュアな心って、忘れちゃいけないと思う。

ピュアをいいように持ち出すな。腹が減っているだけだろ。

アリエッタちゃんはどう?お野菜のことならソフィより詳しいし、上手にできるかも。

やってみる!トワの名にかけて!

 近寄ってくる客をアリエッタが出迎える。とりあえず笑顔はバッチリだ。

いらっしゃい!トワ農業は安心・安全・無農薬だよー!

 一見いい接客に見えるが、アリエッタの社会性が下がっている。

アリエッタちゃん!これはトワ農業のお野菜じゃないから、産地偽装になっちゃうよ!

そっか!これは生産者の顔が見えない野菜だけど、そういうの気にし過ぎもよくないから!

zジャガイモでも食おうか……どんな料理にしたらいいんだ?

肉と合わせればだいたいなんでもうまい。

 雑だ。

ん、待って。この品種は煮崩れしやすいから煮物は△かなー。

 ……意外としっかりしていた。アリエッタの社会性がじわりと上がる。

z焼いて食うか。ジャガイモを3個くれ。

ジャガイモは1個、100ソーシャルだから、300ソーシャルね。

z高ぇ。いらね。そんなことより俺の靴舐めろ。

これはさすがに耐えかねる!社会の厳しさを教えてやるぅうううう!

 アリエッタは角材を振り回した。社会性がものすごく下がった。


魔道キューカンバー食べてると、緑のひとを思い出すなー。

 リルムは野菜を食べていた。社会性がじわりと下がった。


 ***


 そんなこんなで君たちは野菜を売ったり、理不尽な客に耐えたり耐えなかったりした。

君もソフィほどうまくはないが、接客をそつなくこなし、少しずつ社会性を高めていった。


安いのかー!

安いぞー!

ほんとに安いのかー!

ほんとに安いぞー!

 声量で技術をカバーするスタイルも悪くない。ふたりの大声を聞いたマドーワーカーたちが次々やってくる。

しかしやってはくるが、冷やかしが多く、売れ行きは芳しくない。

うーん、なかなか売れん。

別のマドーワーカーも野菜売りの職業訓練をしてるみたい。あっちはおまけがあるんだって。

わたしたちもおまけをつけよう!わたしの角材はダメだけど!

 魔道キューカンバーをかじっていたリルムが、ぽんと手を打つ。

おまけ、握手券がいいよ。握手券をつけると飛ぶように売れる。

それはファンがいなければ意味をなさんだろう。ここにいるマドーワーカーたちが小娘と握手したがると思うか?

私じゃなくて、ソフィちゃんの握手券。

ソフィの!?

ソフィちゃんはハーネット商会のトップだよ?握手しただけで社会性上がりそう。

 リルムがソフィの手を取り、握手を交わす。

……上がらないではないか。

うーん。リルムはソフィ慣れしてるから社会性が上がらないのかもしれない。

社会性が上がりそうだとお客が思って野菜を買っていくことが大切にゃ。売ってしまえぱこっちのものにゃ。

 無責任な発言でウィズの社会性が下がった。そしてなぜか君の社会性も下がった。

にゃはは!師弟で連動してるにゃ?

 君はウィズに呆れたが、アリエッタは感化されてしまったようで――

お集まりのみなさん!今野菜を10個買うと、ハーネット商会のトップ、ソフィ・握手できるよー!

ソフィと握手したら、社会性がみるみる上がる!千載一遇の好機はここにある!

アリエッタちゃん、嘘はまずいよ!

 さっそく野菜を10個買った客が、ソフィに握手を求める。

ええと……訓練、がんばってください。失敗しちゃってもそこからなにか学べれば、きっと成功につながるので。

 なんと、マドーワーカーの社会性が上がった。そしてソフィの社会性はもっと上がった。

訓練がうまくいかないんですか?できることからやっていきましょう。大きな目標を達成するための、小さな目標を!

 ソフィは握手をしながら、ひとりひとりに言葉をかけていった。


やったった!野菜売り切った!社会性高まった!

 野菜は完売。ソフィと握手した者はもらった言葉のおかげか、全員社会性が上がった。

帰りが遅いと思ったら……訓練をしていたのね。

ソフィの握手券をつけたら、あっという間に野菜が売れた!

握手券……そういうのもあるのか。商売は奥が深いな。

私、明日はレンガ売りやろうと思ってたんだ。ソフィの握手券付きレンガなら、爆売れだね。

レンガはさすがに売れないよ!

 いや、ソフィがかけてくれる言葉さえあれば、レンガだろうと売れる気がする。

君は改めて自覚した。自分はソフィの側にはいない。こんな社会性の高いことはできない。

君は、アリエッタやリルムの側にいるのだ。

アリエッタ。その角材、縦に割ってみようよ。そうすれば2本になるよ。

強度がなー、心配だからなー。実験として杖を割ってみよう、縦に。

 ……君は、アリエッタやリルムの側にいるのだ。



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story



これより消火活動を開始する…………放水!

 腰だめに構えた魔道ホースから、勢いよく水が噴射される。

燃え盛る炎が徐々に勢いを失っていく様をしかと見つめる。

高揚感と喪失感がないまぜになった奇妙な心地。レナはこの気持ちが嫌いではなかった。

……よーし!鎮火確認!

zやっぱおめえ、いい筋してんぜ。

私、火が好きだからさ。消防士は向いてるのか向いてないのかわからなかったけど、結構好きかも。

z若い頃の俺と同じ目ぇしてる。瞳の奥で情熱が燃えてるぜ。

 火も好きだし、教官も頭ごなしにどやすタイプではなく、訓練生と同じ目線に立ってくれて親しみやすい。

レナは上機嫌で消防士としての訓練を積んでいった。


レナよ。最近、消防士の仕事に励んでいるようだな。

魔道士の資格を取り戻せなかったら、消防士になろうかと思うくらいです。

……そうか。

最近は訓練だけじゃなくて、本当の消火活動もしているらしいじゃない。

 レナの頑張りもあって死傷者こそ出ていないが、職業訓練街で放火が多発しているのだ。

ほんと忙しいよ。やりがいはあるけどね。

……そう。頑張ってね。

レナ、自分から言ったほうがいいよ。………………やってるんでしょ?

いや、やってないから私放火魔じゃないから!

アリエッタ、なんてことを言うのだ。

……でもまあ、無理ないか。先生もエリスも、私がやってるんじゃないかって思ってたでしょ?

 目は口ほどにものを言う――これほんとだなとレナは思う。

すまん、ほんとすまん。でも、な。疑わないのもなんか白々しいだろう。

ごめんなさい。レナのことは信じてる。でも、タイミングとか、いろいろ……。

爆炎のレナが消防士になった途端、放火が多発しているのだ。

もちろん信じているぞ?信じているが、一応、な、直接確認したかったのだ。

私、やってない。放火とか、すっごくヤバいよ。私がそういうヤバい真似、したことある?

ちょいちょいある。

ちょいちょいあるかもしれないけど、一線は越えないでしょ!そういう良識はあるでしょ私!

……綱渡りみたいな自己弁護ね。

まあしかし、我々も本気で疑ってはない。レナは悪ノリが過ぎるが、最低限の分別はある。良くも悪くもそういう魔道士だ。

 そこでアリエッタがハッと目を見開く。

レナはこそこそ放火なんてしない!もし火をつけたとしたら、これは私が燃やしてやったと胸を張るはず!

みんなの弁護も綱渡りだね。

……綱から足踏み外してる感じね。

こうなったら、私が真犯人を捕まえてみせる!


 レナは消火活動の際、近くに犯人がいないか視線を走らせていた。

レナは放火魔の気持ちを想像する。――燃やしたら、絶対近くで見たい。苦も無くそれを想像できる自分が少し怖くなる。

(犯人は道を踏み外した未来の私なのかもしれない)

 そして、レナはついに犯人を見つける。

zかー、だいぶ燃えちまってんなあ。こいつは消し甲斐がありそうだ……。

 目は口ほどにものを言う――これほんとだなとレナは痛切に思う。

教官の瞳の奥で、暗い炎が燃えていた。

「若い頃の俺と同じ目えしてる。瞳の奥で情熱が燃えてるぜ。」

……なるほどね。探しても見つからないわけだ。犯人は道を踏み外した未来の私だったんだ。

 そして気づいてしまう。

教官、同じ目線だから親しみやすかったわけじゃなくて……。

放火やって社会性が下がってるから、訓練生と同じレベルなだけだったんだ……。

z……バレたか。お前をひと目見たときから、俺はずっとやりたかった放火を始めたんだ。

絶対こいつが疑われるじゃん、って思ってな。

清々しいほどのクズ。……燃えろおおおおお!

 レナは容赦なく教官を燃やした。

〝外側〟を燃やされた教官の〝中身〟が、まろび出てくる。

それをボコボコにどつきまわした上で、施設長のサネーに突き出した。

以来、レナは消防士の仕事をやめて……しまうこともなく、続けていた。その理由は――

火って……燃えるよね!

 火が燃えるからである。






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