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純粋すぎる天使
ルシエラ・フオル
運命に囚われた天使。
言いたいことは素直に言うスタイル。 |
黒猫のウィズのキャラクター
ルシエラのメインストーリー
1 新生の双翼 (ウィズセレ祭)
2 光の巨神と闇の騎神 (レイド)
3 双翼のロストエデン 前編・後編
4 失われた記憶の花 (クリスマス限定)
5 白猫プロジェクト コラボ (メイン・飛行島)
6 双翼のロストエデンⅡ
思い出1
「飛んでる飛んでる。すごいですねー。」
あら？ お客さん？
ドラゴンに誰か乗ってるわ！？
こんにちはみなさん。私はルシエラ。
この子はアルドベリクニ世。
こんにちは、ルシエラさん。
この島は、どうやって飛んでるんですか？
そうですね……この島については、私達もわからないことが多いんです。
不思議な島ですね。
なんでこんな島があるんですか？
誰がこんな島を作ったんですか？
それもわからないんです。
不思議がいっぱいですね！
確かにそうだけどさ……
ところで、みなさんは、この島に住んでるんですか？
はい。みんなで住んでいます。
みなさん、空を飛べるんですか？
飛べないわよ。
飛べないのに、お空の上に住んでるんですか？
落ちないように、気をつけながらね。
不思議な島に、不思議な人たち。面白いですね！
「…………」
ところでアンタたち何者？
さっきいいましたよ？
名乗っただけでしょ！
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思い出2
「…………！」
＜ドラゴンは、すごい気合を放っている！＞
ごくっ……！
このドラゴン、ただ者じゃないわ！
あらアルさん、ご機嫌ですね？
この島が気に入ったんですか？
「…………！」
食べられちゃいそう。
＜ルシエラはドラゴンの背中をなでた。＞
「…………！」
迫力っ！
ルシエラさんと仲良しなんですね。
人に慣れてるのかしら。
いじめられていたのを助けてあげたら、それ以来私に懐いているんです。
ドラゴンがいじめられるって……
ドラゴンじゃなくて、大きな鳥さんですよ？
だって羽根が生えてますし。
何言ってるのよ。
羽根は生えてるけど、どうみてもドラゴンでしょ。
こういう鳥さんもいるんですよ？
「…………」
いないわよ、こんな迫力ある鳥！
もー、しつこいとパクッてしちゃいますよー！
かわいい鳥さんね。
でしょう？ とってもかわいいんですよ！
「…………！！」
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思い出3
「小鳥さん、いらっしゃい♪」
ルシエラは、パンくずを手のひらにのせた。
見る間に小鳥たちが集まってくる。
「……！」
「大きな小鳥さんもいらっしゃい♪」
「…………」
「よしよし……ふふふ。甘えん坊さんですねえ。」
……これは懐いてるの？ 懐いてるの？
とっても大人しいドラ……小鳥さんなのね。
―世とそっくりなんです。
―世がいるから二世なのね。ねえルシエラ。
なんですか、キャトラさん？
アンタってどこから来たの？
魔界です♪
聞いたことない島ね。
遠いところですからね。
今日はどうしてなぜなぜキャトラさんなんですか？
アンタが聞いてくるからアタシも聞いてみようと。
私たち、ルシエラさんと仲良くなりたいんです。
お友達ですからね♪
アンタ、どんなお仕事をしてるの？
私は＜囚われの身＞だったんです。
みんなにお世話をされるってお仕事なんですよ？
囚われ……？
まるで猫みたいね。ねえ、その翼で飛べるの？
飛べちゃいますよ？ 私、天使ですから♪
天使ってなに？
翼が生えていて、お堅いことが好きな人たちのことです。
翼以外は、アンタと正反対。
天使である前に、私は私、なんですよ？
その翼、本物なの？
つけねのところとか、見ます？
けっこう生々しいですよ？
……。
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思い出4
一行はとある島の市場にやってきた。
いろんな人たちがいますね！
でも、なんのご用があるんですか？
市場に買い物に来たんじゃない？
市場……買い物……？
＜ルシエラは商人と客とのやりとりを面白そうに見つめている。＞
丸くて平たいものと、お野菜を交換していますね。
一体みなさんは、何をしているんですか？
＜買い物＞をしているのよ。
みなさん、いろんなところで＜買い物＞をしてますね。
それが＜市場＞よ！
なるほど……ところでみなさん、何か楽しくてこんなことを？
ルシエラって世間知らずね。
＜囚われの身＞でしたし。
ルシエラさん、それは……
はい。捕まってました。
どうして？ 悪いことしたの？
してませんよ？ するわけがないじゃないですか。
なのに……どうして？
わかりません。だからずっと疑問でした。自分がなぜ囚われているのか。
理由もわからないのに囚われていたなんて……
そうですね。なんだか私、可哀想ですね。
今は自由の身ってことは、逃げてきたの？
少なくとも、＜囚われの身＞は卒業したんですよ♪
自由になれたんですね。
自由はいいですね。でも面倒です。服を自分で着替えたりとか。
そこからか！
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思い出5
ルシエラが、パフェを作っている。
ふふふ。さらに……ここにサクランボをのせます！
「……」
あらゴージャス。いいわね！
お菓子を作るって、楽しいですね！
きれいにでさましたね。美味しそうです！
二世も食べます？
「……」
ねえルシエラ、―世さんって、アンタの大事な人なんじゃない？
いいましたっけ？
だってアンタ、二世をとってもかわいがってるじゃない。
なるほど。キャトラさんは切れ者ですね。
否定はしないわ。
―世さん、どんな人なんですか？
お人よしです。それなのに、素直じゃないんです。
何かにつけて文句ばっかり。
その人、今頃心配してない？
してるでしょうね。
困らせようとしてるわけ？
どうでしょうか？ まあ困ってるでしょうけど。
アンタが囚われてたことと、―世さんは何か関係が？
あるかもしれませんね。
そうですね。それは盲点でした。今度問い詰めましょう。
一世さん、迎えにきてくれないの？
ちょっと……遅れてるみたいですね。
ルシエラさん……
いつも遅すぎるか、それか早すぎるか……
不器用な人なんです。
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思い出6 (友情覚醒)
この光――
あの人にも感じた、温かい想いを感じます……
あの人は、きっと……来てくれますよね……
来てくれるわ、きっとね……
なーんて、私は別に落ち込んだりしてないんですけどねー。
何よ！ 心配したでしょ！
だってあの人、すっごく心配性なんですよ。
魔界の底でも、天界の果てでも、あの人は来てくれます。
来ちゃうんです。
ルシエラさん、一世さんを信頼されてるんですね。
じゃ、―世さんがくるまで、この島にいたら？
そういうことでしたら、お言葉に甘えさせていただきます♪
……ところで……
＜ルシエラは、酒場にあった雑誌をキャトラに見せた。
ファッション誌のようだ。＞
こちらの島で、＜お買い物＞をしませんか？
た、高そうな服っ！ アンタ、無駄遣いはダメよ！
無駄じゃありませんよ。だって私が楽しい気分になるんですもの。
ルシエラさん。お買い物、一緒に行きましょうね。
「……」
「きっと……あの人のことだから……すぐに迎えに来ちゃいますね。
あの人はそういう人なんです。
こっちが遊び足りないって思ってるところに――
ちょっと困ったような顔をして、迎えに来るんです。」
「……」
「そうですね。ええっと、きっとすぐに。ふふふ。
と、いうことは――
大変。今の内に遊んでおかないと。行きましょう！
この世界を、満喫しなきゃですね♪」
運命を待つ天使
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思い出7
「ふふふ。今日は何をしましょうか。アルさん。」
『なんか小鳥さん、疲れてるわ。』
「そんなことないですよね、アルさん？」
「でもちょっと疲れてるような……」
「私と一緒にいるのに、どうしてアルさんが疲れるんですか？」
『毎日こき使ってるからでしょ！』
「ちょっと休ませてあげたほうが……」
「みなさん、アルさんにちょっと甘すぎるんじゃないですか？」
『アンタが働かせすぎなのよ！』
「あらあら。よくしゃべる毛玉ですねー。」
『もがー！！』
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思い出8 (神気解放)
「この光……力があふれてきます。
これでアルさんも、今まで以上にがんばってくれますね。ありがとうございます。」
『…………』
「なーんて、冗談ですよ？ ああそういえば……
午後からパーティに呼ばれていたんでしたっけ。」
『！』
「そういうわけなので……アルさん、おねがいしますね♪
私はいつでも、アルさんと一緒です♪」
『…………』
