【白猫】ダグラス・思い出
ダグラス・ウィンゲート CV:八代拓 魔力を操る剣技に長けた青年。 気さくで、やや世話焼きなところがある。 | ||
2014/10/24 |
メインストーリー
思い出1
しっかし、ホントすげえな、これ。
島ごと空を飛んでるなんてよ。飛行艇の比じゃないぜ。
今や、全世界の冒険家たちのあこがれの的よ!
でも、いろんな人が来てくれるのは、本当ね。
まあ、変わったヤツの多いこと、多いこと……
特に、あのライオンのおっさん。あの人とは気が合いそうだ。
共感できるぜ……
も、とにかくハネんの。あちこち引っかかるし……
これが、切っても切っても、すーぐ伸びやがるんだよ……
生えるまで時間かかるかもよ~。
思い出2
だったら、任せてもらおうか。
<ダグラスの左目が、わずかに光を放つ……>
<ダグラスは、迷いのない足取りで家屋と家屋の間に近づくと、無造作に財布をつまみあげた。>
でも、どうやって……?
アイリスのソウルを探したのさ。
言われてさぁ……なんかヘコんで店たたんだ。
思い出3
魔剣士って名乗ってるけどさ、それって、どういう剣士なの?
己の魔力を剣に宿し、摩訶不思議な剣技を放つ! ……系?
『こういうことできますよ~』ってハクがないと仕事が来づらくってさ。
それで魔剣士って言ってるわけ。
……自分で名乗ると、ちょっとハズいんだけどな。
バスター・ブレードを使える人も魔剣士ってことになります?
もっと魔剣士のアピールになること言わないと、仕事が来なくなっちゃうわ!
この島の連中にもちょくちょく探し物を頼まれてさ。
ほら。<できちまう>以上、やらないわけにゃいかないからさ。
この島なら、何やったってそんなに気味悪がられることもないしな……
思い出4
ていうかみんな、物なくしすぎ。
――ぐぅっ!?
<突然、ダグラスが口元を押さえ、膝を着いて苦しみもだえる……!>
むしろ働きすぎなくらいなんじゃない?
それで疲れたんじゃないの?
そろそろ、どっかの島に補給に降りるはずだよな?
ちょいと気晴らしでもしてくるわ。
<よろめきながら、ダグラスは立ち去っていく……>
思い出5
さっすが魔剣士! やるじゃ~ん!
オレも、失せ物探しばっかやってるわけじゃないってこと。
なんでなの?
ほら、こんな髪してるしさ。あんまり、そういうのはな……
確かにフォーマルなカンジじゃないけど、意外とそれくらいの方が――
ひょっとして……魔獣の瘴気を、吸い取ってきたんですか?
ダグラスさんの身体から、魔の瘴気を強く感じたんです。
ひょっとして――ダグラスさんは……
オレは……瘴気を吸うために、魔獣を退治してきたんだ。
そうしないと生きられないんでね。
ガキの頃、ちょいとそれで、悪い大人に目ェつけられたんだ。
そいつは、オレの体質を利用して、いろんな魔法実験を行った……
その副作用がひどくってさ。
髪や目はこんなになるわ、瘴気を食わなきゃ生きていけない身体になるわ……
失せ物探しなんかもさ。ホントはここまで探せる力はなかったんだ。
ただ、今は……<見えすぎる>くらいに見えちまうようになった。
――だんだん、気味悪がって近寄らなくなる。
オレは、気味悪がられるくらい、とうに慣れてるからいいけどよ……
そういうの……相手もさ、いい気分しねえだろ。
ひっそりとでも、みんなの役に立つことが<できる>なら……
それで、な……
思い出6
ひ――光?すげえ……こんな――輝いて……っ!
……な、なんだよ? 主人公?
お、おい、引っ張るなって!どこ連れて行こうって――
……!
<ダグラスが、驚きに目を見張る。
タウンの広場に、みなが集まり、着々と準備を進めていた。
誰かの活躍を盛大に祝い、たたえるための――パーティの準備を。>
ありがとうのパーティをしたい、って。そういうことなんです。
アンタのこと気味悪がる連中なんていやしないんだから――
変わり者だらけの、この島にはね!
オレ……、この島に来て、ホント、よかったよ……
はは――なっさけねえ……いざ祝われるとなると、足が震えて来るぜ……
でも、それじゃだめなんだよな。
気味悪がられるとか……そういうのすっ飛ばして、すげえって思われるくらいにならなきゃいけないんだ。
今は無理でも……せめて、百年後には、そうならねえとな……
ん?なんだ?ああ、言ってなかったっけか。オレ、寿命もやたら延びてんだよ。
だから――、へへ、ちぃっと、時間かけて、ゆっくりチャレンジしてみるさ……
みんな――今、行くぜ!!
泥まみれの獅子 ダグラス・ウィンゲート
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