【白猫】ルーグ・思い出
![]() | ||
呪われた拳士 ルーグ・シェプ・イル cv.真殿光昭 禁呪を両腕に宿した拳士。 淡々とした口調で、事実を端的に口にする。 | ||
2014/10/15 |
メインストーリー
思い出1
<端的にそうとだけ言い、ルーグが右手を差し出す。
握手かと思ったが、そうではない。
ルーグの右手に刻まれた禍々しい紋様が、不気味に脈打っている……>
<黙って差し出す左手にも、同じ紋様。>
<わずかに顔を歪ませ、ルーグは立ち去った……>
思い出2
<ルーグが虚空に向かって何度も拳を繰り出している。
鍛練しているのだろう。>
傷つけてでも話さないのは、あたしたちを巻き込まないための優しさだってことも知ってるから!
神を殺した。
思い出3
<ルーグは鍛練を終えさせ、歩み寄って来た。>
<時に促されながら、ルーグは過去を語り始めた。>
ルーグは小さな島に生まれた。島民は名もない神を崇め、慎ましくも幸せに暮らしていた。
しかし、ある日突然、名もない神が『荒ぶる神』に堕ちてしまった。
そのとき、神の命と引き換えに、俺の両腕に禁呪が刻みこまれた。
思い出4
……すまない、このあいだは正直に言いすぎた。そう怯えないで欲しい。
<ルーグがおいでおいでと手をこまねく。>
解呪の道も探っている。退魔士だという少女にも診てもらった。
……結果は見ての通りだが。
最善は尽くすが、大丈夫だとは言えない。
思い出5
<ルーグが殴りかかってきた。寸でのところで受け止める。>
<淡々と話しているが、ルーグの瞳は狂気に染まりかけている……!>
ガードをすり抜け、俺の拳は君の顔面を貫くだろう。
逃げてくれ。俺の理性もここまでだ。
思い出6
<ルーグが拳を振り上げた。刹那、光がその拳を包む。>
<ルーンの光が、ルーグの両腕の禁呪と激しくせめぎ合う。
……やがて光は消えた。>
また暴れだす可能性もある。
禁呪の力を俺のものにしてみせる。
決意の眼差し。彼は必ず、その言葉を実現させるだろう。
その他