【白猫】カモメ(正月)・思い出
カモメ・ナルミ CV:本多陽子 ニワカからの脱却を目指す帝国海軍上等水兵。 冬の寒さにも負けず元気一杯。 | ||
2015/01/01 |
メインストーリー
思い出1
明けましておめでとうございます! カモメ上等兵、参りました!
お久しぶりです! 主人公船長、キャトラ航海士、アイリス機関長!
明けましておめでとう、カモメさん……って、あら?
カモメは一等水兵じゃなかったっけ?
ふっふっふ。いつの話をしてるんですか。私、昇進したんですよ!
わあ、おめでとうございます。
こりゃこりゃ、盆と正月がいっぺんに来たみたいだねぇ。
いえ、あの……結構前のことなんで……
いいじゃないですか、めでたいことはいいことですよ。
それで? カモメはようやく、イモの皮むきから解放されたってことかしら?
ところがそうもいかなくて……
どうしたんです?
長年やってきた賜物で、誰よりも早いんです、私のイモの皮むきは。
だからいまでも、重宝がられてむかされちゃうんです……
そんなの、もっと下っ端に押し付けちゃえばいいじゃないの。
ですが、新米たちに、ちゃんと手本を見せるのも大事な仕事ですから……
う~ん、でも、あんまり甘くしてるとナメられちゃうんじゃない?
うう……そうですね。もしかすると、もう手遅れかも……
そんなことでどうするか! カモメ一等兵!
上等兵です!
お、言い返してきたわね。少しは成長してると見える。
あとは、その胸の勲章に負けないような、威厳を身に着けないとですね。
ええ、まったくもっておっしゃるとおり。
今年のカモメ上等兵は、一味違いますよ……! 見ててください! 水平線に、出撃です!
思い出2
ねーねーカモメ、年越しなにしてたー?
なんですか?
海兵さん特有の年越しぎょーじでもあるんじゃないかと思ってさー。
うーん、他のところはよく知らないので、ウチだけの行事かもしれませんけど……
いいわよ、アンタニワカだし。海兵の全てを教えてってんじゃないから。
じゃあ、私が実際にしたことをお伝えしますね。まず、おソバを食べました。
おそば?
細長い食べ物です。
ふーん。それから?
次に、おとそを飲みました。
おとそ?
お正月に飲むお酒です。
あ~! 15歳なのに~! いけないんだぁ~!
いえ、お正月のおとそは飲んでもいいんですよ。
ふ~ん。ならいいけど、それから?
お参りに行って、家に帰ってぐーぐー寝ました。
うん。海兵らしさ、全然ないわね!
あそっか、そういう話でしたね。
そうだわよ!
でしたら、お参りの帰りに、港に寄ったら船が停泊していたので酒瓶をへさきにぶつけて、割りました。
えーっと、それは……
全然違う行事なんじゃないの?
そうですかねー? 小さい頃、元海軍将校のお父さんに聞いたんですけど。
多分冗談で言ったのよ。いつまでも信じてさ、きっとお父さんこっそりゲラゲラ笑ってるわよ。
くぅ~……! そうだとしたら、かなり恥ずかしいですね……!
今度帰ったら、お父さんを問い詰めてきます!
ケンカになんないようにね。
仲良しなので大丈夫です!
思い出3
斧使いの女の子って仲が良いイメージあるよね。
実際仲良しですよ。テトラさんメアちゃん。チマリちゃんにシャオフーさん。
誰か忘れてる気もするけど……
呼んだ?
キャシーさん! お肉ですか?
そうなのよー! この時期って、保存のきく干し肉ばっかりだから……
確かにそうね。
あー、肉汁のしたたる、新鮮なお肉が食べたいよぉ……
いっちゃった……キャシーはアンタたちのグループじゃないんだね。
キャシーさんはどちらかというと、<肉愛会>のメンバーと仲が良いみたいです。
なにそれ!? <肉愛会>!? 初めて聞いたんだけど!?
なんでも肉に異常な執着を見せる、そうそうたる面々が集まってるそうですよ。……噂ですが。
ふうん……アタシも、気が向いたら混ざってみようかな……
私たちは、どちらかというとデザートが好きですね。
ま、メアがいると必然的にそうなるわよね~。
ふふ、楽しそうよね。
あ、じゃあ今度はアイリス機関長も一緒にどうですか?
え!? いいの!?
もちろんですよ!
ありがとう、楽しみ!
アタシも楽しみ!
あれ、キャトラ航海士は肉じゃなかったんですか?
ふふふ……肉は肉……! 甘いものは別腹よ……!
じゃあ、今度みんなで!
……あ、ごめんなさい! 主人公も、一緒にね?
思い出4
ねーカモメ、カモメは男の子では誰と仲が良いの?
なっ、なんですかいきなり?
女の子同士で集まるとさー、そういう話もでない?
あんまり出ませんよー。遊びにきてるわけじゃないんですから……
あんまりってことは、少しは?
ほとんど出ません!
ほとんどってことは、少しは?
ううう……どうしてそんなに執拗なんですか?
ダメよキャトラ、相手の嫌がることをしつこく尋ねちゃ。
……ごめんカモメ。ちょっと聞いただけのつもりだったんだけどさ……
あ! いいえ、そんな、改めて謝られると、こちらも……本気で嫌なわけじゃないですし……
ううん、いいのよ、気をつかってくれなくても……傷ついたよね……
そんなに落ち込まないでください、キャトラ航海士!
アタシなんかしょせん、<ヒト傷つけ猫>なのよ……生きててもしょうがな……
わー! 元気出してください! 私の好みのタイプ、お話しますから!
……ニヤリ。
……もう、キャトラったら……
で? どんな人? まずは、スマート系? マッチョ系?
マッチョ系……ですかね。海の男! ってカンジに、やっぱり憧れます。
水兵さんだもんねー。性格は? クール? 熱血?
クールもいいですけど、話して楽しそうなのは、熱血さんでしょうか。
ふむふむ。じゃあ、次はもっと細かく。どんなおしゃれをしてる人がいい?
うーんと……裸眼よりも、メガネとかゴーグルしてる方がカッコいいなあと思ったりします。
ふむふむ。
あと……薄着なのに、マフラーをしてる、とかも、私は結構好きです。
なるへそ。
雰囲気というか、そのあたりはどうかしら?
うーんと、そういう服装を着こなしつつ、ミステリアスな空気があると、ベストかもです。
わかった! カモメの理想の男性は、こんなカンジよ!
……なくもないですが、もっと海っぽい方が……
かなり海っぽくもあるわよ?
うーんと、そうではなくてもっと海兵っぽい服装、といいますか……
そうなると……想像だけど、カモメのお父さんみたいな人ってことかな?
……あ。それは……微妙ですね。全部取り消しますか……
どうして? おかしくはないと思うよ?
お父さんみたいな人がタイプとか、子供っぽいじゃないですか!
そういうことでムキになるのが子供っぽいんだけどね……
思い出5
みなさん! 本日はお集まりくださいまして、ありがとうございます!
こころゆくまで、ゆっくりとスイーツをお楽しみください!
ありがとうカモメ! 去年のパーティー以来、あんまりスイーツ食べられなくてさぁ。
っていうかさメア、あたしたちが集まるのも、パーティぶりじゃない?
あ、言われてみればそうね。
ボクとねず吉まで呼んでもらっちゃって……
チマリ、うまいぞ……! この、クリームチーズのカナッペ……!
ねず吉! 一人で先にかじらないの!
俺だけじゃないぞ、もうみんな食べ始めてる。
このビスコッティ随分コワいのぉ。わしの歯じゃあ、難儀でかなわんわぃ。
シャオさん、こっちのジェラートがおすすめですよ。
おうおう、アイリスは優しいのぅ。デロデロした方がわしにゃあ合うとるでのぅ。
このパルフェおいしい! カモメありがとうね!
あ、それはいま帝国で一番人気のシェフが作ったんですよ。
一番……! くぅ~……! 複雑だけど、やっぱりおいしいなぁ~……!
さりげなくハルカもいるのね。斧メンツだけじゃなくて。
こんなにたくさんの人が集まるなんて、カモメさんの人徳ですね。
そんなことないですよ~。おいしいスイーツのおかげです。
お父さんがおいしい店教えて……
!
tカモメ? どうしたの?
m虫歯?
やっぱり二番のシェフだった?
違います……! 飲み物のことを、忘れていました……!
あらまあ。
スイーツには、それに合う飲み物が最高の相棒になるって、お父さんにも聞かされてたのに……
呼んだか?
ねず吉、ボクにもそのロールケーキわけてよ。
ふぇっふぇ。わしゃあ、雨水で十分じゃよぉ、カモメちゃんや。
そうもいきませんよ……! うぅ~……詰めが甘かったなぁ……
こんなことじゃあ、将校になるなんて、夢のまた夢ですぅ……
なにが関係あるのかしら。
海兵さんは、ホームパーティが好きってことじゃないかしら?
思い出6 (友情覚醒)
――その光は、まるでゴールデンドロップ――
一滴のしずくと凝縮し、ぽたりとカップに落ちた――
この香り……!
数ある帝国産紅茶の中でも最高峰と讃えられる、ラ・デルテのよう……!
すご~い、たった一滴なのに、不思議~! こっちまでいいニオイしてきた~。
ふふ、キャトラ。後ろを振り向いてごらん?
へ?
みなさ~ん! お待たせしました、我が帝国の誇る紅茶、<ラ・デルテ>ですよ~!
アヤメ少尉!
遅れてごめんね。カモメ上等兵。これを取りに行っていたの。
感無量であります!
さあみなさん、とびきりのスイーツにはとびきりの紅茶をどうぞ!
うひゃ~! やったぁ~い!
はちゃっ!?
慌てないでテトラ。猫舌なんだから。
ふぇっふぇ、体の芯からあったまるのぉ~。生き返るようじゃわい。
う~ん、おいしいけど、これもきっと一番なんでしょきっと……
ハルカ、そうこだわるな。順位よりも、大切なんは中身が本物かどうかだ。
うん、この紅茶は本物だね! 舌の上で広がる芳醇な香り、ボクこれ好きだなぁ。
……そうね。……うん、おいしい! 一番のパフェに一番の紅茶、最強のコンビだわ!
ふふふ……よかった。みんな喜んでくれて……
ありがとうございます、アヤメ少尉。……っと、大尉になられたんでしたっけ?
正式な辞令はまだよ。そんなことよりカモメ上等兵。
はっ!
よくできました。みんなを集めたのはあなたの魅力。この笑顔はあなたの功績です。
そんな、私なんか全然、何もしてませんし……
謙虚なのはいいけれど、もっと胸を張りなさいあなたのお父様のように。
は、はい!
アヤメはカモメのお父さん知ってるの?
帝国では有名な方ですよ。元、伝説の海軍将校で、現在、海事局の局長ですから。
ふぇ~……偉かったんだぁ……
そんなことないですよ、家ではただの満点パパですから。
満点ならいうことないじゃん。
カモメ上等兵。これからのあなたの活躍、期待しているわよ。
はいっ! カモメ上等兵、ティー パーティー マスターを目指し!
一生懸命、努力を続ける所存であります!
こらこら、お茶会じゃなくて、本業をがんばんなさいな。
でもお父さんも、お茶会の接待が上手くて昇りつめたんですよ?
伝説の海軍将校がっ!?
もてなし上手の水兵さん
思い出7
あまいお菓子と、美味しい紅茶はいかがですか!
え、え……?
お菓子もお茶ももらうけど……突然どうしたのよ?
お父さんにお茶会の極意を聞いたので、実践してみました!
お茶会の極意……それは、こまやかな気配りと観察眼です。
相手のことをよーく見て、その人の欲しい一杯を用意する。それが大事なんですよ。
この極意で私も今日から、ティー パーティ マスターです!
思い出8 (神気解放)
はいっ!
主人公船長も、お茶ですね! 顔を見ればわかりますよ!
お父さん相手に練習しましたから!
これですぐに芋の皮むきからも、解放されちゃいますよ!
さぁ、お父さん直伝の紅茶、たくさんご馳走してあげますね!
その他