【黒ウィズ】スビェート
2017/00/00 |
フルネーム | 声優 | 登場日 |
---|---|---|
カルム・アルジェン | 山中真尋 | 2015/09/07 |
ウラガーン | 宮本淳 | 2015/09/07 |
テルミド | 白城なお | |
スビェート | ||
カイン | 八代拓 | |
バシレイデ | 藤巻勇威 | |
ニティア | 本渡楓 | |
ラヒルメ | 高梁碧 | |
ニレイヌ | 恒松あゆみ | |
テネブル | 2015/03/17 | |
イェルセル | 糸満綾 | |
ミルドレッド | 朝井彩加 | |
ストル | 天野七瑠 | |
トルテ | 河野ひより | |
リーベクーヘン | 喜田あゆ美 |
Abyss Code | |
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Abyss Code 01 ~黒殻の王~ カルム vs ウラガーン | 2015/09/07 |
Abyss Code 02 ~盲目の調和~ テルミド vs スビェート | |
AbCd:《聖地にて絶望を知る》 | |
Abyss Code 03 ~生まれ堕つ無~ カイン vs バシレイデ | 2015/11/29 |
~その産声は不浄~ | |
Abyss Code 04 ~焼尽の陽光~ ニティア & ラヒルメ | 2016/01/30 |
Abyss Code 05 ~冥世の天蓋~ ニレイヌ vs テネブル | 2015/03/25 |
AbCd:《冥世への漂着》 | |
Abyss Code 06 ~劫末の獣~ ミルドレッド vs イェルセル | 2016/05/23 |
AbCd:《神読みの贄》 |
彼自身が『聖地』であった。
あらゆる物が、彼を求め巡礼へと訪れる。
存在を抹消されると知りながらも……
彼は偉大なる慈愛を持って、全てを受け入れる寛容さを持っていた。
それは彼自身のイノセンスから来ているのかもしれない。
彼は考えることすらできない。
自分の存在が何であるかさえ判らない。
善悪の感情すらない。
彼は突然この世に生まれ、歴然とそこに存在しているのだ。
唯一、彼が有するもの。
それは『スビェート』という名前だけである。
だがそれも、そこを訪れる者たちが付けた仮の呼び名でしかない。
彼の存在は全てが『無』なのだ。
『無』であることで均衡が保たれる。
だが、存在する限り『無』であり続けることはできない。
日々どこかで何かが生まれ、膨れ上がっていく。
彼は自分の『無』を証明するかのように、増殖するものたちを排除する。
それが彼の使命であった。
しかし彼に哲学はない。
ただ目の前に溢れかえるものたちを機械的に排除しているだけである。
だがあらゆる者たちは、その危険性に気付きながらも、巡礼せずにはいられなかった。
消滅してさえも、その愛に包まれたいのだ。
手に持った槍の中で生み出された発光体。
ある人は、そこに永遠の命が存在するのだと言う。
それが生きとし生ける者、全ての根源であると信じて。
何の考えも持たぬ者が、燦々と輝き、嬉々として与え、全ての者を幸福へと導いている。
そんなことがあるだろうか?
見よ!
こうしてる間にも小さき者たちが光に抱かれながら消滅していく。
だがその顔に一切の苦痛はない。
そこにあるのは恍惚だけである。
モノで溢れかえる雑然とした世界が一瞬にして静寂で満たされる。
彼はなぜ全ての者を排除するのか?
そして人々は消え去ることになぜ幸福を感じるのか?
増やすこと、蓄えることは決して幸福ではない。
数や量、時間を抱えることが、果たして幸せなのか?
消し去り、次へと繋ぐこと――
それが全ての生きとし生けるものに与えられた定めではないのか?
この瞬間も巡礼者を殺戮する彼の行動は、そう心の深淵部に訴えかけてくる。
閃光によりすべてを完全に葬り去ること。
それが彼に与えられた唯一の存在、『無』の証しである。
Abyss Code | |
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Abyss Code 01 ~黒殻の王~ カルム vs ウラガーン | 2015/09/07 |
Abyss Code 02 ~盲目の調和~ テルミド vs スビェート | |
AbCd:《聖地にて絶望を知る》 | |
Abyss Code 03 ~生まれ堕つ無~ カイン vs バシレイデ | 2015/11/29 |
~その産声は不浄~ | |
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Abyss Code 05 ~冥世の天蓋~ ニレイヌ vs テネブル | 2015/03/25 |
AbCd:《冥世への漂着》 | |
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AbCd:《神読みの贄》 |