【白猫】リスト・思い出
リスト・シークレット cv.土田大 拘束されていると勘違いしている 正体不明の謎の男。 |
メインストーリー
思い出1
道に捨てるわけにもいかんし、あんたらが保護してくれ。縄は解いておいたから。んだば。
それくらいご存知なはずだろ?
だが、残念だったな!俺が信じる女はこの世でたった一人!
どんなに拘束しようが、拷問しようが、俺は絶対に秘密を喋らないぜ!
合計3人……ひとりは戦力外。これなら逃げ切れる……!
じ、地震だと!?いや、どこかで爆撃が……
数えてたんだよ、正確に。これでおおよその距離を割り出せる。
思い出2
はっ、ヘマったぜ……さっさと金だけ持って高飛びすりゃよかったのによ……
……雨が降ってきやがった。思えばあのときも……
<あのとき、俺は行きつけのバーで旧友を待っていた>
「遅いなあいつ……まさか約束を忘れてんじゃ……」
「動くな。」
「……!?」
「動くと、背中に穴が空くぜ。」
「アンダーソン、なんの真似だ。」
「はっはー、冗談だよ。銃口だと思ったか?なっ、こりゃスコッチだ。飲むか?
っと、お子様には早すぎるか?」
「言ってろ。へいマスター、俺はコーヒーを。砂糖5つな。」
「かーっ、相変わらずの甘党だな。」
「任務じゃ頭を使う。糖分は摂取しとかねえと。
……お前こそ酒を控えたらどうだ。手、震えてんぞ。」
「俺の銃さばさには、これくらいのハンデが必要なんだ――コッ!」
「その舌を弾く癖、まだ治らねえのか?いい加減、耳障りだぜ。」
「ちょっとモーガン。いつまで待たせんのよ~。」
「わりい、ちょいと野暮用でな。今日のパーティーはもうお開きだ。金は払っとくから、お前らは帰れ。」
「もう……埋め合わせはディナークルーズで我慢しとくわ。」
「……はっ、モーガン?」
「いかす名だろ?ほれ、これが今の仕事のライセンスだ。もちろん偽造だが。」
「で、こりゃなんの仕事だ?」
「木箱の護衛だ。」
「のわりに、ずいぶんと羽振りがいいみてえだが。」
「そのぶん危険だからよ……と思っていたが、敵は船酔いだけってくらい楽な仕事だ。」
「怪しいな。木箱の中身は知らないのか?」
「さあな。知らねえことが条件だし。
それよりお前も引退してこっちに来いよ。無駄に命かけるより……」
「用はそれだけか?俺は帰るぜ。」
「おい、待てよリスト!せめて送らせろ。」
<酒場を出ると、激しい雨がアスファルトの上で踊っていた>
「こりゃまあ……しゃあねえ、車寄せるからお前はここにいろ。」
<そう言って、アンダーソンは雨の中に消えていった>
「ん?どうしたお前、迷子か?そんなところにいると風邪ひくぜ。」
『ハッ、ハッ、ハッ、ハッ。』
「おー、よしよし。けど、悪いな。飼い主なら他を当たれ……俺じゃお前を不幸にする。」
『くぅーん?』
――
「なっ!?あっちのほうから……」
<銃声のした方へ走ると、車のそばで血を流して倒れているアンダーソンの姿があった>
「あ、足を撃たれた……」
「そのスコッチ借りるぞ。消毒しねえと。」
「くそっ、染みやがる……少しずつかけろ……」
「禁酒して正解だったろ。それで、誰に撃たれた?」
「わからねえ。いきなりフードをかぶった男が……」
「あいつか……!」
<俺はすぐさま銃を発砲し、フードの男を狭い路地へと追いやった>
「もう逃げられないぜ。」
「リスト……」
「その顔の傷……なんでお前が……!」
「後ろに気をつけろ。」
「なっ――」
…………
……
「う……頭が……ここは……?」
<意識が戻ると、そこは暗闇だった。
すぐに自分が目隠しをされていて、体を拘束されているのがわかった>
「さて、どうしますポス?さっそく、あいつの情報を聞き出して……」
「まあ、持て。ホットドッグ食べてんだから、赤いのは……」
「誰だお前ら!ペガサスの者か!」
「はーはははっ、そっちから質問とはな。
ペガサス?知らねえよ。俺は仲間をぶっ殺した奴を始末したいだけだ。
だからよお。あいつに逃げられた以上、お前には居場所を吐いてもらわねえと……」
「はっ、それは無理だぜ。あいつは俺たちの希望だ。」
「ああん?」
「コッ!コッ!」
「この音……」
「おい、あとは任せだぞ。どんな手を使ってでも情報をしぼり出せ。」
「な、なんだてめえら!」
<ガラスの割れる音がした瞬間、俺の体を誰かが放り投げ、かなりの高さから藁の上に落下した感触があった>
「ぐはっ……なんだ、動いてやがる……この音は、馬車か?」
『モォ~~~!』
「この感触は子牛……?
まだ希望は捨てるな……必ず俺は生き抜いてみせる……」
思い出3
<リストが暴れたことにより、全身に取り付けられた拘束具が椅子に絡みついた>
はっ、やるならやれよ。爪を10枚はがされてもポップな鼻歌を奏でてやるぜ。
<リストはテーブル上のフォークをくわえると、椅子を回転させ、主人公の首元に狙いを定めた!>
一応、忠告はしたぜ。それでも俺に近づくなら……
<キャトラはリストの胸に飛び込んだ>
残念だったな……俺は犬派だ。
ふふ、さすがのアタシも心が折れたわ……
思い出4
面白そうな場所があると思って寄ってみたんだけど……
あら?この人はどうして椅子に縛られてるの?
<リストに近づいたジェニファーは、こっそりと拘束具を緩めていく>
パンの中にハリソン特製の小型爆弾が仕込んである。折を見て、これを投げて。
相手がひるんだら、あなたは左へ転がり、ここから飛び降りるの。
トニー、準備は?
”下で待機中。なあ、やっぱパンの中にシーバー仕込むのは無理あったな。よく聞こえねえよ。”
よ、よせ、近寄るな、この中には……
<キャトラとリストが揉みくちゃになり、パンが遠くへ飛んでいった>
<ジェニファーはリストの耳元でそう囁くと、飛行島を去っていった>
思い出5
<ピチャ……ピチャ……>
<静寂な密室の中、リストの眉間に水滴が落ちる音だけが響いている>
いや、まだ数分も経っていないのか……?
<ピチャチャ、ピチャ……>
<ピチャ、ピチャピチャ……>
<ピチャ……ピチャ……>
<ピチャ、ピチャ……>
<ピチャ…………ピチャ……>
はったりじゃねえぞ……歯に仕込んだ毒で……
<キャトラの体当たりを受けたリストは、窓を突き破り、外に転げ出た>
思い出6 (友情覚醒)
<リストは歯を食いしばった>
はっ、やられたぜ。俺はオトリに使われたってわけだ。
……いいか。これまで聞いたことは忘れろ。ま、大半は嘘だが……
”おい、お前ら聞こえるか!早くそこから逃げろ!ラルフに居場所を特定された!”
ったく、あの捜査官。敵か味方がはっきりしゃがれ。
ミートパイ……あれだけは正真正銘、俺の好物だ。
ここだけの秘密だぜ。
その他
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