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【白猫】ダークラグナロク Story6

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作成者: にゃん
最終更新者: にゃん


2019/07/14




登場人物






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はあああああ!!!

<&%S○■*×!…………>

ぶった斬る!!

……!

l思い上がるな!!

<&%$○■*×!…………>

lぬおおっ……!

やぁあああ!!!

……忌々しい!闇に恭順せよ……!

<△*×■*×&○!>

黙れ!このガイコツ野郎!

<■▼▲&%○■*×!…………)

はぁはぁはぁ……!

l馬鹿な……モルデウス様の、必殺の一撃を……

己……どこまで、どこまで……邪魔をするのか!!

どこ、までもだ……!

貴様……!

lモルデウス様……!

まだ歯向かうか……!

駒共よ……!連合軍を殺せ……!

l……ウヌらだけで、仲間を守りきれるかッ!!

のぼせ上がるな!!クソガキどもがあああ!!

<砂埃を上げ、大地を揺らし、その軍隊が再び姿を現す……!>

タイカンの精兵よ……!我らが覇道……切り開け!!

馬鹿な、タイカン軍は……

リーランの前に麒麟が来たんだよ。いつだかのケンセイみたいにな……

だから、まだ、動けるぜ……!!

猛虎騎兵!!ラブリー☆マックス!タイガー陣形!

「ぴょーん!!!

八つ裂きじゃぁあああ!!

「うらあああああ!!

この期に及んで……!死にぞこない共が……!

光が、あるから……

光の魔女……!

闇があるところには光がある。どんな絶望に塗りつぶしても、希望は必ずあります……!

<*×○■!&%S…………>

……力が!

立ち上がれ、連合軍の戦士たちよ!!

この戦いが世界の明日を決めるのだ!そしてその明日は、我らが!!自らの手で、掴み取るものだ!!

!!!

すべてを出し尽くせ!!闇を滅せよ!!

……なんだそれは……!なんなのだ、これは!!!

あんたが見向きもしなかった、バカにしてきたものの力よ。

貴様が……!貴様さえ来なければ……!

邪魔をするなぁあああ!!

するわ、何度だって……それがあたしの、使命だから!!



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l闇の王という<座>への恭順……ワシは心底嫌いでな……

当代こそが至高……

闇の王子よ、いくら挑もうが、ウヌがウヌである以上、その剣は届かん。

私は信じてる。あなたのことを。だから支えるわ。

もちろん、アタシもね!

lどれだけ数が増えようと――

敵ではない――!

光よ……!

lハァッ!!

……勝てるのかな、こいつに。

勝とう。力を、合わせて……!

lはっきりしたな、闇の王子。

黒の王国の意思に背いた、裏切り者が……!

<守るものがあるから――>

lふん――!!調子に――

なっ――!

ぐあっ……!!

太刀筋が――!貴様――!

<積み重ねてきたものが、あるから――

負けるわけには、いかないんだ!>

lふざけるな……!!

貴様など、ワシは断じて認めんぞ!!


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これで終わりだ!モルデウス!

黙れ!下賤なクソガキどもが!!

ぜぇ……ぜぇ……!

!<■*×&○!?>

ヴァイス……!

……絶気焦壊砲!

きゃああ……!!!

くっ……!さっきから……!

当然でしょう。弱ってるほうから狙うのは基本!わたくしから言わせれば切り捨てて攻めてこない、あなたが愚か者です!!

セレナ、ヤツの言うとおりだ。

オレを、気にするな。倒すことに専念しろ。

……ふざけんな!!

あんたがあたしに言ったんでしょ!立ち上がれって!あたしの知ってるあんたは、バカだけど……!

下らないことなんて考ないで、前だけを見て突き進む、バカだった……!

あんたがいるから、あたしは意地を張れたんだ!だから一緒に、前を向け!

…………

ああ、そうだったな。……そうか、そうだったんだな。

何を達観してるのか……死になさい……!

……なにっ!?

…………

なんですと……力も、解放せずに……何を、した……!

べつに、なにも……ただ、余力の欠片もなくてな……

腕を上げるのも億劫なんだ……

ならば死になさい!!

そこだ――

ぬあああ!!

それなのに、なぜか、笑えてくるくらい、体が軽い……

……セレナ。

戦おう、一緒に。お前となら、負ける気がしない……

うん!

クソが……!

クソがクソが、クソがぁあああ!!

覚悟なさい、モルデウス!

覚悟しろ、モルデウス――



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はぁあああ!

l……認めぬ。そんなものに、闇を、託すことなど……

一足先に行っているぞ。……安息の、闇の、中に……


はぁあああ!!!

!!!

今ので……

最後だ……!

てことは……!

連合軍の勝利だ!!勝どきを!!


ひとりでダメなら――

ふたりで越える!!

これで――!

終わりだ――!

家畜が……家畜ごときがぁああ!

はぁああああ!

ぬおおおおおお!!

あってはならぬのだあああ!こんなことはぁあああ!!



……ハッ……ハッ……ハッ……!

はぁ……はぁ……!

今度こそ、終わった、の……?

どうやら、そうみたいだな……

よく、やったな。

……うん。

ネロ、ごめん……今まで、ずっと……

……馬鹿者。謝ることなど、何もない。貴様は、よくやった。

……うん。

何を、勝った気でいる……!

アイツ、まだ……!

島を見るがいい!まだ闇がある!集まり続ける闇が!!闇の王さえご降臨されれば……!貴様たちなど……!

<&%SO■*×!…………>

闇の王よ!今です!今、この時なのです!さあ、ご降臨を!!

あいつ……まだ……!

止めるわよ!!


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はぁああああ!!

バカな……そんなバカな……

万策尽きたな、モルデウス。

闇の王よ……!嗚呼、闇の王よ……!なぜ、来てくださらないのですか……!こんなにも闇を集めたのに……!

闇の王は、来ません。

この島に集まる闇は、まだほんのひとすくい……王にとっては大海の一滴……

王はこの程度の闇の揺らぎ、まだ気づいてもいないでしょう。

そうか……そうですか……フフ、フフフ、オホホホ!そうか、そうでしたか!!

今すぐにヤツを討て!!

ネロ……?

わからんが……なにかおかしい!!ヤツを止めろ!!

王が来てくださらないのなら、わたくしが行けばよいのですね!!??

闇よ!偉大なる闇よ!この身をお捧げいたします!王よ、今おそばに!

闇、万歳ッ!!オホホホホホ!!フハハハハハ!

<&%$○■*×!…………>

何、あれ……

闇が、すべてモルデウスに……

<モルデウスを飲み込んだ闇が、上空に収斂(しゅうれん)し――

そして一個の闇へと、姿を変えていく――>

あれは……

目玉……?

なんと禍々しい……

あれはなんだ……モルデウス、なのか……?

<そして――闇は本能を、剥き出しにする――>

嘘……!一瞬で島が……!

<闇がひろがる――島は瞬く間に覆われていく――>

あの闇に、触れてはいけません!!

島を脱出するぞ!!



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全軍、急げ!!

遅れるな!闇に飲まれたら終わりだぞ!

逃げ切れるのか……!

それでも、逃げるのだ!!

そもそもアレはなんだ!?闇なのか!?それともモルデウスはまだ――

あれは闇です……

無限に膨張を続け、世界を黒く染める闇の本能。

あれではまるで闇の王そのもの。

いえ、意思もなく膨張を続ける分、闇の王よりも……

どちらにせよ、逃げるしかないな……

ヴァイス、主人公……

……考えることは同じだな。

<三人は逃げることをやめ、立ち止まる――>

貴様ら、何のつもりだ!

あたしたちなら闇に飲まれない。

……闇の本能を、倒すつもりですか?

たった3人で!?

それしかない。

できるわ、あたしたちなら。

……必ず、倒せ。貴様たちならできる!

……うん!

任せろ。

……闇の膨張は、外から私が止めます。

その間に闇の本能を。

待ってるから。みんな、必ず、帰ってきて。

約束よ、アンタたち!

うん!

行こう!あたしたちで、あいつを止める!


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これが、すべて……?

闇……なのか……?

島が……

まるごと……

まだ、広がっているぞ……!

このまま膨張すれば、世界中にひろがってくわ!

だから、私が止める……!

<*×○●!&%$…………>

闇の膨張が、止まった……!?

っ……!!

アイリス!?

大丈夫。任せて……!!

だが、倒せるのか。

あの化物を、たった3人で……

できます――

ですよね、ネロ様。

……やるさ。あやつらは、闇の王の後継者だ。


でかいわね……近くで見ると。

怖気づいたか?

誰に向かって言ってんのよ。

愚問だったな……

守る!この世界を!




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ただ本能のまんまで、暴れてんじゃないわよ!これで終わりだ!!

<■▼▲&%S○■*×!…………)

はぁあああ!!

<闇の本能が、闇に溶けて消えていくその中心に――>


なぜでしょう……なぜあなた方ごときの力が……届いたのでしょうか……

敗北を知っているからだ。

だから乗り越えることができる。無限なんだ、可能性は……

わたくし、失笑……そんな戯言、なにひとつ……理解できませぬ……

オレもそう思っていたよ。お前に負けるまでは……

さよならだ、モルデウス。

終わったわね……本当に……

――持て!!闇が!!


……

…………


……倒した、のか?

――っ!!

でも闇の膨張が止まってない!どういうこと!

集めた闇を、消せたわけじゃないわ……!

……なら、どうすればよい?

3人を、信じましょう……!



闇の本能を倒しても、闇が消えるわけじゃない、か。

どうする?

……<波蝕>の逆をやるわ。

……あたしたちを媒介にして、闇を世界に分散させる。

できるか、この量の闇を?

やるしかないでしょ!

……無茶をいう。

めちゃくちゃ怖いけどね。でも――

死ぬのが怖くて、何もできないほうが、もっと怖い。

ああ……

やるか、オレたちで。

……行くわよ。

……暗き闇よ、深く黒き闇よ。汝に命ずる。汝の拡散を止めるものはなく――

汝はあまねく世界にひろがり――汝の理にその身を委ねよ――

闇の王の欠片たちよ。戒めより解き放たれよ。新しき黒き主より命じる――

<&%S○■*×!…………>

<空間を覆う膨大な闇が、取り込まれていく!>

……ぐ!

<流れ込んでくる闇に、自らの器が、ひび割れる音が――>

(怖い……!怖い、けど……!ひとりじゃ、ない……!

負けるかぁああああ!!!



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闇が、晴れていく……

<飛空挺を着陸させ、アイリス達は再び島に降り立った……>

……3人は大丈夫かな。

きっと大丈夫……必ず無事にもどってくるわ。

捜索隊を出します。必ず見つけましょう!

騎兵で行くぜ。

自力で動けない可能性もある。必ず衛生兵を連れて行け。

我らが空から見る!クエー!!

……どうやら、そんなに慌てる必要はなさそうだぞ。

見ろ……



「おーい!みんなー!」


大声を出すな、傷に響く……

あー、いててて……

だから大声を出すな……!

え、主人公も反対?わかったわよ……


まったく……

元気なものですね……

でも元気がないより、いいじゃない。

……ふふ、そうだね。

後継者の帰還だ!!

クエー!!!

あ、いつもの主人公だ。

闇と一緒に力も……

でも、そっちのほうが、主人公らしいと思うわ。

ふふ、そうだね。

おかえり。主人公。

よく戻った。お前たち。

当然でしょ。あたしは天才美少女で、闇の王の後継者、セレナ様よ!

……前から思っていたんだが、よく自分で言えるな。

ふふっ……

わ、笑うな!

リーラン……

ご苦労さまでした。

タイカンでは散っていった者たちの賤に、宴を開きます。……来てくださいますか?

……もちろん。

セレナ。ひとつだけ聞かせてください。

まだこの世界には悪しき者が、多く蔓延(はび)こっています。闇の王もまだ健在です……

戦う覚悟はありますか?

……ねえ、リーラン。

ケンセイが見てた景色の先を、見たいんだ。でも、きっと、あたしだけじゃ……

いつでも力を貸します。ケンセイ様ならきっと、そうしますから。

……うん。

この世界を平和にする。そのために、戦うよ。

……はい。

もちろん、アタシたちも一緒に戦うわ。

……はい。ともに、戦いましょう!

最後まで付き合うぞ。それが私の役目だ。

これだけ大勢の前で言ったら、もう撤回できないぞ。

いいのか、セレナ。

するわけないでしょ。だって――

それが、闇の王の後継者(あたしたち)の使命なんだから。






DARK RAGNAROK ~黒の後継者~
―END―


後日談

セレナヴァイスネロ




静謐な祠

白猫プロジェクトで初めてガチャキャラクターが戦死。)


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