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【白猫】KINGS CROWN 記念パーティー Story

最終更新日時 :
2017/00/00


目次


Story1

Story2

Story3

Story4

Story5

最終話


主な登場人物




story1 選ばれし者たち



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story2 精霊の王冠



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story3 レッツ・パーティー





※楽しい宴

『会場をシャルロットカラーにしてみたわ。』

「うおー! ド派手! いーじゃーん♪」


「もぐもぐ……どれもこれもウマイっすなー」

「オウガさんの分も取ってきましたよー!」

「おっ、すまねえな。」


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story4 ルカとレインの余興


 レイン  ルカ 


「こんにちはーーーーーっ!

本日はお招きいただきまして、誠にありがとうございます!

わたくしルカとこちらのレインが、今日のこの良き日を精一杯盛り上げたいと思いますっ!」


「ざっけんな! 何で俺まで……! 離せクソ天使!」

「まぁまぁ、そういわずに。ところで――

わたしたち、一体なにをすればいいんですかね?」

「……あ?」

「いやね? 『とりあえず来てくれ』としかいわれてなくて……」

「んだよそりゃ……」


 「……実験対象はこの二人ね?」

 『うん。じゃ、お願いね、カティア。』

 「おっほォーーーーー!! データを集めるわよォーーーー!!」


「きゃあっ!? な、なんですか……!?」

「テメー、何しやがる!……おい、逃げんな!」


 怪しげな色をした霧が、二人をもうもうと包み込む!


「……クソ……あのアマ……!」

「なんですか! ドッキリですか! ――いいですね!」



「どこに行きやがった!」

「なにが来ようと、受けて立ったらーーーーーい!」


 「「!!」」



「……? これは何のドッキリですか?」

「おいテメー! 俺達に何をした!」


「おっほォーーーーー!! やっぱり私は天才ねェッ!!」


「……あー、もういい。ルカ、俺は帰らせてもらう。」

「待てレイン! 体に異常は出てないし、ここは話を聞いて――

!!」

「…………? どうした――

!!」



「俺が目の前に……いる?」

「わたしが二人……いえ、わたしより小さい?あれ、なにこれどゆこと?」

「「…………?」」


 二人はおもむろに自分の体を見る。


「「な、な、な……なんじゃこりゃあーーーーーっ!」」



『……ニヤリ。』

「キャトラさん! これは一体、どういうことなんですか!?」



『さっきの薬はね、このカティア博士が開発した――』

「〈マインドミックスソリュージョン・改〉よォッ!

 ご察しの通り、吸い込んだもの同士の精神をそっくり入れ替える事が出来るってわけ!

 ただし、まだ臨床実験の段階だからねェ、誰か協力してくれる人がいないか探してた所だったのよォ!」

「わたしがレインで、レインがわたしで、わたしがレインのわたしをレイン?」

「安心しなさい。効果時間は短くしてあるから。そのうち元に戻るわよォ!」

「なるほど! よくわかりました!」


「ふざけんじゃねぇ! 戻せ! 今すぐ! あー、なんだこれキモチワル!」

「ちょ、ちょっと! どこ触ってるの!? レインのエッチ!!」

「バッ……ち、ちげーよ!

 つーかオメーこそ、俺の体にベタベタ触んじゃねぇよ!」

「わたしはいいの! ……ふふふ、中々いい体をしてるじゃないか!

 うおおおおおおおおおおおおおっ!」

「バカ! 走りまわるな!」


「でかい! 重い! けど速い! さすがはレインだな――

 あっ。

 いてててて…………あー、ちょっとすりむいちゃったかも……」


「何やってんだオメー! ……ああマジですりむいてる……」

「ごめんごめん。ついはしゃいじゃって。」

「俺が俺に謝っている……クソッ、ややこしい!」

「レイン、こうなった以上、深く考えずに楽しむしかないぞっ!」

「オメーは順応すんのが早すぎ!」


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story5


「クソ……! 帰りたいにも、この体じゃ……!」


「そうだぞぉレイン。元に戻るまでは、わたしと一緒にいなきゃダメなんだぞぉ。」


「……大体よお、何でオメーはそんなに嬉しそうなんだよ……」

「だって面白いでしょ! 心と体が逆になるなんて!

『悪魔の力を、オメーに貸してやる。』なんちゃって!」

「クソ天使が……!」

「まぁ! 口の悪いルカちゃんだこと。

 ……言ってみ?『守ったらーーーい!』って言ってみ?」

「……オメー。マジでブチのめしてやろうか?」

「いいけど、レインの体が傷つくよぉ?」

「ぐっ……!」

「あっはっはっはっはっ! こりゃいいやー!」

「………………フッ。」

「……? なに、その不敵な笑みは……」


 レインはつかつかとビュッフェコーナーへと近づくと――


「もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ

 もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ!!」


 もの凄い勢いでショートケーキを食べ始めた!


「おいおいレインくぅ~~~~~ん。

 甘いよぉぉぉぉぉぉ。甘すぎだよぉぉぉぉぉぉ。

 おおかた、わたしの体を太らせようって魂胆なんでしょ?

 残念、わたしはちょっとやそっとじゃ――」


「――足りネェ。」

「……え?」


 プレートにずらりと並んでいたはずのショートケーキがあっという間に無くなった!


「……お? おーおーおー。

 あそこにバカでかいホールケーキがあるじゃねぇか。」


 親指をペロリと舐め、見るも凶悪な表情を浮かべるレイン!


「いや、待って。無理。あんなの食べたらさすがに太る。間違いなく太る。」

「冒険家ってのは忙しいからよ。食えるうちに食っとかないとなぁ?」


「あ、あの…………せんでした……」

「聞こえねぇなぁ?」

「調子に乗ってすいませんでしたーーーーーー!!」


「わかりゃいいんだ、わかりゃ。

 ――つってなぁーーーーーーーー!」


「なっ……!」


 ルカのスキをつき、レインはホールケーキに歩み寄り、ガツガツと貪り始めた!


「卑怯なっ! 恥を知りなさい!」

「俺は悪魔だ。卑怯で結構……っ!」


 ――今度は取っ組み合いが始まった!


「やっぱりレインは……わたしがまだまだ導いてあげなきゃいけないようね……!」

「大きなお世話だクソ天使ィ!」

「……やっぱり、オメーとは決着をつけなきゃいけねーようだな?」

「わかった! ――相撲だな!?」

「なんでだよ!」

「はっけよい!」

「よくねぇよ!」


「のこったらーーーーーーーーーい!」



 ***



「おっほォーーーーーーーーーーー!

 いいデータが取れたわァーーー!!」

『以上、ルカとレインでした~♪』


「ひでぇ目にあった……」

「楽しかったなあ、レイン!」

「楽しかねぇ!」


 ***




「レイン、とっても面白かったのだ!」

「……オメー、来てたのか。」



「……ぷぷぷ……あの〈悪魔殺し〉が、愉快なことになってたわねえ!」

「あ”ぁ”?」

「ヒィッ!」



「ルカ、おつおつー。」

「シャルさん! どうもでした!」



『さて、続いての余興にいくわよ!

 冷静沈着な〈侵略者〉ネモと、帝国海軍大尉のシンにご登場いただくわ!』





「続いては、ユキムラさんのイメージです♪」

「なんだか、描きたくなってきたぞ。」




「レイン、いっしょに料理を食べるのだ!」

「……はぁ。しゃーねーな……」


「わたしは……ちょっと満腹……」

「そりゃあ、ね……」


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story6 シンとネモの余興



「…………」

「…………まさか、また会うことになるとはね。しかもこんなにぎやかな場所で。」

「お前。何故、この勝負を受けた。」

「君と同じさ。」

「ふん……

 ……やるからには容赦はしない。泣きっ面を晒したくなかったら大人しく帰る事だな。」

「それは君の方だよ。――たこ焼き屋さん?」


『えー、みなさん。これから二人には、真剣勝負をしてもらうわ。

 ――〈ポーカー〉でね!!』

「ポーカー……トランプのゲームね。

 ……でもキャトラ。よくお二人が応じてくれたね?」

『うん、二人がゲームで賭けるのはチップだけじゃないからね。』

「えっと、つまり?」

(勝負に負けた方は、自分にかんする〈重要な秘密〉を相手に話すことになっているのよ……!)

「そ、それって……!」



 ネモとシンが、会場の一角に準備されたカジノコーナーへと移動する。


「……ネモ。聞いているとは思うが、僕が勝ったら、君の事について教えてもらうぞ。

 僕の心にずっと引っかかっている……〈ある事〉についてだ。」

「いいだろう。」

「代わりに、僕が負けたら……」

「とある重要な〈機密〉を話してもらう事になる。

 お前なら知っている……いや、海軍にいるお前だからこそ知っている機密だ。」

(……やはり、この男は……)

「そういう約束だろう。男に二言は無しだ。誓えるな?」

「……ああ。たとえパーティの余興だろうと、僕は真剣な気持ちでここへ来た。」

「それでいい。」


「それでは始めましょう。

 ルールは〈ジョカ・ドロー〉でよろしいですね?」


 〈ジョカ・ドロー〉――

 娯楽の島・〈ジョカ〉発祥の、ドロー・ポーカーの一種。

 ディラーが、カードを配り始める――


 ***


 ゲーム序盤。

 勝負は一方的な展開を見せていた。


「……コール!」

「ふん。」


「それでは、ショウダウンです。

 ……ストレートですね。――こちらがフラッシュ。

 よって、シンさんの勝ちです。」


「やるじゃないか、大尉。」

「…………」(さっきから負け続けているのに、何なんだこの余裕は……)

「どうやら今日はツキがないようだ。」

「……君は何を考えている?」

「そうだな……今日の晩飯とか?」

「……余裕をかましていられるのも、今の内だぞ!」


 ***


 ゲーム中盤。

 ネモに対し、シンはいまだリードを保っている。


「さて、流れを変えるとしよう。……レイズ。1万ゴールド。」

(始めてレイズを宣言した……! 今度は自信のある手なのか? いや、ブラフという可能性も……)

「ブラフだと思うか?」

「!! ……ブラフなのか?」

「さあてな。」


(ヤツはすでに、何度もハッタリを仕掛けている……

 ……という事は……いや、だからこそ今回も……)


(……考えているな。

 シン・シャーク。ドレッド・ノート号艦長。優秀な潜水艦乗り。

 部下からの信頼も厚く、真面目で実直な性格。文句の付けようがない経歴。

 ――しかしそれ故に、お前は敗北を喫する事になる。)


「ポーカは苦手なようだな、大尉?」

「(……ひとまず、出方を見る。)

 レイズ! 5万ゴールド。」

「レイズ。10万。」

「即答だと!? ……いや、待て……

(……わかったぞ。これは――ブラフ!)

 コール!」


「それではショウダウンです。

 シンさんはスリーカード。ネモさんは――

 フルハウスです。」


「馬鹿な!」

「浅いな。」


「リードが……一気に……無くなった……

(まさか……まさか! ここまでの展開は、全てヤツの思惑通りだったのか?

 ……嘘だ。そんなはずはない!)」


「ポーカーは運だけでは勝てない。相手の心を読む必要がある。

 シン。お前の考えは手に取るようにわかる。だから浅いと言ったんだ。」


 ***


 ゲーム終盤――


「状況はあれから変わらず、ほぼイーブンか。

 ……さて、そろそろだな。」

(踊らされている……僕の勝ちも、負けも……全て手の平の上で転がされている!

 この狡猾で嫌らしいやり口! 似ている……! あの時と……! )


「さあ……侵略開始だ。」

「…………」


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story7



 ディラーがカードを配る。

 ゲーム終了まで、あとわずか。


「…………」

 シンは配られたカードをめくると、ネモの瞳をじっと見据えた。


 冷酷無比に光る瞳……その奥にあるものを、彼はその瞬間、確かに感じ取った。

 いや……感じ取ったのではない。――思い出したのだ!


「ベット。50万ゴールド。」


 深淵を!


「ほう?」


 50万ゴールド……

 今回の〈ジョカ・ドロー〉において、最初に賭ける金額としては、余りにも非常識な額――


 会場がどよめきに包まれる。

 それでも彼は揺るがない。


 そしてもう一人――揺るがない者がいた。


「レイズ。100万ゴールド。」

 即答するネモに、シンは食らいつく。


「レイズ。200万ゴールド。」

「コール。」


 1回目のベッティング・ラウンドが終了――

 シンが2枚、ネモが3枚のカードを捨て、新しいカードと交換。


 ――二人が、再び見合う!


「シン。宣言しよう。俺の手は弱い」

「ならば降りたらどうだ?」

「ほう、面白い事を言うな。」

「君の考えが読めないことが読めた。それなら道は一つ。己の直感に、賭ける!」

「……と、お前が言う事まで読めていたとしたら?」

「大したたこ焼き屋だと、賞賛の言葉を贈ろう。」

「お褒めに預かり光栄だ。」


 このゲームで全ての決着がつく事を――


「オールイン。560万2000ゴールド。」

「オールイン。558万6000ゴールド。」


 二人は確信していた!


「ショウダウンです。

 8のワンペア。……10のワンペア。よって――


 勝者はシンさんです!」



 ***


『以上、シンとネモの真剣勝負でした~♪

あ、ちなみにあのチップはただのオモチャだから。フンイキって大事よね~♪』



「お疲れさまなのです、ネモ。」

「やれやれ、負けてしまったな。」

「あとでなぐさめてあげるのです。」

「……ドーナッツでも食うか。」



「やりましたね、艦長。」

「ギリギリだった。いやはや、疲れたよ……」

「……それで、艦長さんはネモさんから何の秘密を聞こうというんですか?」

「……後で話すよ。」



 ***



「…………」

「来たか。」

「約束だ。」

「君は……〈虹の海〉の戦いを知っているか?」

「ああ。」

「僕はその時、ある潜水艦と戦った。……コテンパンにやられたけどね。

挑発的で狡猾な戦術だった。……今日の君にそっくりな戦い方だ。

答えてくれ、ネモ。あの時の僕の相手は……君だったのか?」

「…………俺は――」


「ネモ、こんな所にいたのです? いきなりいなくなるから、心配したのです。

はやく、ドーナッツを食べにいくのです。ゆらゆら~♪」


「…………」

「ノア、すまないが少し外してくれるか?」

「……いや、もういい。」

「聞かなくていいのか?」

「また今度にするよ。今日はめでたい日だからね。」

「たこ焼き屋は忙しいんだ。また今度があればいいがな?」

「あるさ。きっと……」


 ***



『さて余興は次で最後となります。

トリを飾るのは、クジョウの島の巫女、セツナとトワよ! 張り切ってどーぞ!』



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最終話



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その他



相関図



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