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マナ・思い出【白猫プロジェクト】

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マナ・ドリース CV:津田美波
帝国海軍の機密を握る技術将校。
――海の乙女よ、夕凪に眠れ。


思い出1



「失礼。どうしてこの島は、空を飛んでいるのですか?」

『それはね……!』

「それは。」

『知らないわ!』

「知らないのですか。」

『でもいいじゃないの。』

「それもそうかもしれません。私はマナ。今は冒険家です。」

『今はって?』

「詮索は無用に願います。」


(泳ぎやすそうな服装……海でお魚とかを獲るしごとのひとね!)


「私達も冒険家なんです♪」

「それは奇遇ですね……ではこの島も、冒険を通じて発見したのですか?」

「……はい。いろいろありまして。」

「なるほど……世界は謎に満ちている、そういうわけですね。」

『たしかにね……!このへんの島、カニカマがすごい値段するのよ!ナゾだわ!』

「経済危機の予兆かもしれません。」

『カニカマだいぼーとーだわぁ!!』


「ところでみなさんは、どんな冒険をされているのでしょう。」

『近所のお手伝いやら、探し物や、魔物の討伐……あと〈大いなるル-ン〉を集める旅をしてるわ!』

「幅広いですね……!」

『アンタはどういう冒険をしてんの?』

「未確認地域の探索などをメインにしていますね。」

「大変な依頼ですね……!」

「確かに、難易度は高いですね。でも私には好都合です。」

『どーして?』

「もっと自分を追い込みたいんです。」

『しゅぎょうしてるの?』

「理性を越えた直感――のようなものを、身につけたいのです。」

『なるほど~。勝負師のカンってやつね!』


「――むっ。」


 突然ボールが飛んできた!

 が、マナは難なく受け止めた!


『身につける必要あるの!?』

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思い出2



「……海に行くんですか?」

『行くのよ! アンタ、海好きでしょ!

アワビ焼いちゃうわよ! サザエも焼いちゃうわよ! 海の幸なのよー!!』


「海は嫌いです。」

『どういうことなの!』

「この服は海で泳ぐためのものではありません。」

「そうなんですか?」

「ただの、海水に濡れても大丈夫な服です!」

『じゃあ泳ぐための服よ!』

「ひょっとして、マナさん……」

『泳げます。歩くより泳ぐほうが早いくらいです。」

『まるでお魚さんね! それなのになぜ海が嫌なの!』

「海には……悲しい思い出があるんです……」

『あ、そうなの、じゃあむりにはすすめないわ。』

「でもシーフードがかなり好きなので、行きます。」

『どっちなのよ! でもいいわ、行きましょ!』


 ***


『ひゃっほーい海だわ! すっごくきれいな海! アタシ泳がないけど!』

「海ですね。」

『ちっちゃいカニさん発見!』

「キャトラさん、はしゃいでますね。」

「マナさん、キャトラにあわせてくれたんじゃ……」

「とんでもありません。みなさんこそ、こちらに合わせる必要はありませんよ。

それに……みなさんと見る海なら、きっと悲しくありません。」



『アッ、フナムシだわ。』

 フナムシはマナの足元に!

「おや。」


「はあ……やれやれです。」

「マナさん?」


「いやあああああ!! フナムシィー!!」


『にがて……だったのね……!』


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思い出3



「ふむ……

ルーン回路のトラブルですね。……接触不良のようです。」


 おんぼろ飛行艇のエンジンが動き出した……!


『おお……マナってせんもんかなの?』

「専門家といえば専門家ですね。」

(普段から水着を着ていて、メカに強い……! どんなしごとをしてるのっ!?)


「これで一応動きますが、一度本格的に整備をした方が良いかと思われます。」

「ありがとうございます!」


「ところでアイリスさん。そのマスコットはなんでしょう。」

「福引の景品なんです。」

『歯ブラシの精霊さんよ。シュールね……!』

「ゆるい……!」

『どうしたのマナ。』



 ***



「さあさあ次の方、はりきってまわしちゃってね~。」

「ゴクリ……」


(歯ブラシの精霊、デンタルくんのマスコットは10等賞ですね

ならば期待値はかなり高い。当選確率は十分――

いや、数字なんかあてにならない。ここは直感に賭ける!)


「ハッ!!」

「アラすごい気合だわぁ~。」


「来た――!!」

「はーい、9等のタオルね~。また挑戦してちょうだい!」



「デンタルくん……!」

「デンタルくんだったら、歯ブラシ買ったらついてくるよ。」

「何ですと!?」


 ***


「――デンタル曹長、貴官の着任を歓迎します。」

 謎のマスコットたちがテーブルに並んでいる……


(マナ……なにこのうつろな目をしたおかしな連中は……)


「私の部隊に何か?」

『何かやらかしそうな面々だわ。』

「彗眼ですね。彼らはやりますよ。」

「かわいい……!」



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思い出4



「君は、人ではないんだ――」

 男の言葉に、私はさして驚かなかった。


 当時、五歳になったばかりの私は、私のものではない記憶をもっていた。

 遠く深い海の記憶を――


 それにしても、うさん臭い人物だ。彼は一体何者なのだろう?



 私が人間として生まれた人魚であるということは、帝国に知られるところとなった。


「……人魚たちは、君の身柄を引き渡せといってきた。でも君は帝国国民だ。

 帝国の国民は帝国の法に基づきその権利を保障される。誰が相手でも、これは覆せない。

 と、いうわけでだ。君はある家の養女となってもらうよ。」


 イルカ獣人の名家、ドリース家……私はそこの養女となった。

 ドーリス家は帝国の貴族でありながら、海の民でもあった。

 私は〈海〉と帝国、双方の持ち物となった。――これが政治なのだろうか。



 私は海底では、人魚として迎えられ……

 地上では、ドーリス家の人間として軍人の道を進んだ。


 見た目はかわいいが、私の養父も中身は軍人。



 私が選んだのは、技術開発職。新型ソナーの研究をしていた。

 ――だが私は、ほどなくあの艦の開発に関わるようになる。


 ドレットノート号……海の底の技術で作られた、あの船に……



 ***



(〈帝国〉は多くの島からなる巨大な国家。

 一方海底に棲む人魚たちは、巨大な資金力をもち、世界の経済を支配している。

 恐らく、私の存在そのものが、帝国と海との取引の結果。)



「難しい立場なんだな、君は。」

「いえ、私のケースは数ある密約の一つにすぎません。」

「どうしてそう思うんだい?」

「当時は子供でしたが、はっきりと覚えています。あのうさん臭い人は――

 真実を語っては、いませんでした。」

「怖い話だね。」


「それより艦長、冒険家のライセンスを取得したとか。」

「そうなんだよ。一緒に冒険でもしてみるかい?」

「でしたら装備を整えましょう。冒険といえど準備が大切です。」

「それって、買い物っていわない?」

「勿論買い物ですが、何か?」


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思い出5



 ……遥かな昔、私が出会ったその人は……

 ――よく食べる人だった。

 大きな手……澄んだ瞳……優しい声――


 ***


「海の底で食事をするなんて、思わなかったな……

 ここは、静かだね……とても――」


 一目見て――思った。

 似ていると。


「でも、ちょっと暇かな。」

 こんなところも似ていた。


「君は暇じゃないの?」


 ……暇かといわれれば、そうでもなかった。

 私はとっくに、変化のない日々に慣れ切っていたのだから。


 不死のルーンを守り、あふれ出るソウルを海に還す。それが私の役目。

 ――変わらない日々。まるで永遠のような――


 ***



 あの人は……行ってしまった。

 永遠の日々は、終わってしまった。


 もしも未来が見られたなら――

 私はずっと……あの人と、永遠の日々を――



 ***



「愚かですね――

 私は……取り戻すことなど、出来はしないのに――


 どうして私は――甦ってしまったの――」


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思い出6 (友情覚醒)



「光――これは……あの時の……!」


 己の体が、ソウルに溶ける。あの感覚――

 全てが、風に溶けて――

 まぎれもない。最後の瞬間の――


「そう、私は、己の決断に賭けた。

 己の直感を信じて――


 私が再び生まれたのは――もう一度、命を賭けるため。

 永遠の日々は、あの日に終わった。


 あの人は命を賭けた。私も同じ――

 たとえ未来が見えたとしても、私は同じことをする。」


「……」

「主人公。――あなたは何者なのです。

 まさかあなたも――想いを抱き続けて……」

「…………」

「すみません、立ち入ったことを伺ってしまったようです。

 なんといったらいいか、わかりませんが――ご助力感謝します。」



 ***


『アラ、それって……?』

「そうだ、彼女はなんというか、おかしなマスコットを集めていてね。」

「マナさんにプレゼントを?」

「気に入ってくれるといいが。」


 ***



「これは艦長。司令部からの通達ですか?」

「いや、違う。君の部隊に新人を紹介したくてね。」

「これを、私に――?」

 イルカのぬいぐるみだ。

「ずいぶんと苦労知らずな顔ですね。」

「どうかな、この新人は。」

「おあずかりします。私の部隊にいれば、一週間で戦士の顔になるでしょう。」

「鬼軍曹だね。」


「私からも艦長に渡したいものが。」

「これを、僕に――?」

 サメのぬいぐるみだ。

(なんだかドレットノート号に似てるぞ!?)

「艦長の身辺警護にお役立てください。」

「ありがとう。心強い味方だね。ところで……」

「なんでしょう?」


「直感を鍛えてるって聞いたけど。成果は出たかい?」

「大事なのは覚悟です。私はそれを悟りました。」

「そうだね。大事なのは、決断に賭ける覚悟だ。」


「はい、行きましょう、艦長。」


 船は征く。

 命の輝きを秘めた船は、未知なる深淵へ――




不死なる海の化身

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その他


相関図


ネモ・カノープス
潜水艦アルゴノート号の艦長。冷静沈着で容赦のない性格。
(元連邦の軍人)
ノア・メル
さんご礁から来た少女。マイペースだがとても世話好き。
(方舟自身が外の世界を知るために生み出した、少女の姿をした分身)
タコパスクルー
方舟 (白の王国の崩壊後に栄えた島の技術の結晶。
自らの滅びを察知した島民は、遺伝子と記憶を情報の形で半永久的に保存するために方舟を作った。
アルゴノートⅡ
<黒い方舟>メインAI
潜水艦ドレッドノート号の艦長。謹厳実直かつ優れた戦術眼を持つ。
マナ・ドリース
帝国海軍の機密を握る技術将校。――海の乙女よ、夕凪に眠れ。

その他


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相関図


シンマナ

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