【白猫】レーラ・思い出
2016/05/17 |
フォースター☆プロジェクト 19th
妖艶なバイオリニスト レーラ・カーラー cv.行成とあ ダークエルフのバイオリニスト。 世界中に数多くのファンを持つ。 |
思い出1
あなたたちこの島の人?ちょっといいかしら?
はい、そうですけど、何かご用ですか?
私は、レーラ。バイオリニストとして世界を旅しているの。
音楽家なのね。それにその見た目、アンタエルフね。
エルフ……とは少し違うわね。
え、そうなの?
私たちの種族は<ダークエルフ>。エルフと同じ祖から生まれた親戚みたいなものよ。
まぁ、ちょっと育った環境が違うくらいで大して差はないわ。
ふむふむ、それじゃ見た目が違うのはどうして?
それは私たちにもわからない。生まれた時からこうだったもの。
そうなんですね。
それで、そのダークエルフさんはこの島になんの用?
バイオリンの演奏ができる場所を探していたのだけど……どこかいい場所ないかしら?
酒場?確かに人はたくさん来るでしょうけど……
飛行島は色々な場所に行きますから、その街ごとの酒場に寄ってみてはどうでしょうか?
なるほど、それはいいわね。
あなたと一緒にいればもっといろんなお客さんに会えそうね……
ねぇ、もっと私に教えてくれる?
島の事だけじゃなくって、もっといろんな事……
こらこら、何しようっていうのよアンタ。
何って……ねぇ?
白昼堂々ヘンなことすんじゃないわよ!
ふふ……ごめんなさい。でも色々知りたいっていうのは本当の事だから。
だから、今度は二人っきりで……ね。
むむむ……何だか危険な匂いがするわ……
思い出2
<主人公たちはとある街の酒場に来た。
そこでレーラはバイオリンの演奏をしている。>
素晴らしい……なんだか体が熱くなってきた……!
あぁ、興奮が収まらないよ!
ありがとう。みんなの熱い思い……しっかり受け止めたから!
ふふふ……
あ、あの握手をしてもらってもよ、よよろしいでしょうか……!
ひっ――!
レーラさん……?
あ……え、ええもちろん……いいわよ。
握手……握手でしょ、それくらいお安い御用よ。まかせなさい。
あ~感激だ! こんなキレイな人と握手できるなんて……!
は、はは……わ、私はいつでもウェルカムよ……
…………
すごい盛り上がりようね……
ふふ……どうも。
素敵な場所を教えてくれてありがとう。お客さんの反応もよくて満足だわ。
それで……もう一つあなたに聞きたいことがあるんだけどいいかしら?
どこか、誰にも見られずに二人っきりになれるところとか……知らない?
ちょっと待ちなさい!
なに?
だから、変な事しようとするんじゃないわよ!
変な事なんかしないわ。ただカレとの仲を深めたいだけ。
アンタの仲の深め方はキケンなのよ!
あら、残念。せっかくいいお友達になれると思ったのに。
まったく……油断も隙もないんだから……
思い出3
みんな、ちょっといい?
また、演奏できる場所探してるの?
今日は違うわ。買い物に行こうと思うんだけどちょっと付き合ってくれる?
買い物ぐらいひとりで行けるでしょうよ。なんでまた?
あなたたち冒険家なんでしょ?だったら安くて質のいい店とか知ってるんじゃないかって思ってね。
そういうことでしたら、喜んで。
ありがとう、助かるわ。
それじゃ、さっそく買い物に出かけるわよ!
…………
……
レーラちゃーん!!この前のレーラちゃんも最高だったよ!
ありがとう、また見に来てちょうだいね。
あ、あのレーラさんの演奏を聴いていると我慢できなくなって、僕は……!
いいのよ、楽になっちゃいましょ。
レーラさん、いつの間にこんなにファンが……
ふふ……みんな喜んでくれてるわね。
みんな私の魅力にメロメロってところかしら?
あ、そう……
ヒャァウ!?
おっとごめんよ。
おおげさねぇ……肩ぶつかっただけじゃない。
へ……あ、そうね。だ、大丈夫……だから。
レーラちゃん、今日もセクシーだよぉ! もしよかったら、今度僕と二人きりで……
も、もう我慢が……ああ……ああ……!
……あ、ありがとうみんな。感謝してるわ。
…………
……レーラさん?
思い出4
あら、あなた。
ま、待って……えっと……キャトラとアイリスは……いないの? そう……まぁ、いいわ。
………………
あの……えっと……や、やっぱり……なんでもない……
あー!!
きゃう!!
もう!まーたアタシたちのいない隙に――
い、いったいなんのことを言っているのかしら!?
……あれ?
もしかして、へ、ヘンな想像とかしてんじゃないでしょうね!?
お、男と女だからって……か、かかか勘違いしないでよ!
は、はぁ……
そうよ、私とカレはたまたまそこで……!
深い意味とか全然なくて……!だからアイリス!!
は、はい!?
大丈夫だから!!安心してくれて大丈夫だから!!
え、えっと……
ね、そうよね? そうでしょ主人公!!
ほら、カレだってこう言ってるし!
もがー!!アンタちょっと落ち着きなさい!
ハッ!?あ、えっと……その……
いつものアンタらしくない。人の話はちゃんと聞きなさいって。
は、はい、すいません……
今度は急にしおらしくなっちゃって。なんなのよアンタ。
いや、どっちかというと、今までの方が無理してたっていうか……
なんでそんなことしてんのよ……
えっと、実は……
思い出5
私の故郷は都会から少し離れた森の中にあります。そこでバイオリニストをしていたんです。
みんな、私の演奏をすごいって言ってくれて。喜んでもくれて。
だから森のみんなだけじゃなくて外の人たちに私の演奏を聴いてほしいって思ったんです。
それで森を出たんですね。
でも、お客さんの反応はイマイチで……
それでもなんとかお客さんに演奏を聴いてもらおうと思って、その……
み、見た目をちょっとだけ……
人目を引こうって作戦ね。考えたわね。
そうしたらお客さんに好評で、どんどん演奏を聴いてくれる人も増えていって。
まぁ、男の人が多いんですけど……
男ってのはまったく……でもうまくいってよかったじゃない。
いや、それが……実は私、こういうのあまり得意ではなくて……
苦手なくせに今までやってたわけ!?
そうだったんですね。すすんでやってるものだと……
ち、違います!仕方なくやってるんです!あえてです!あえて!
男の人だって、そこまで得意なわけじゃ……
そこまで嫌ならやめなさいよ、もう……
でも、みんなすごい喜んでくれてるし……私に求められているのはこういうのだし……
まぁ、アンタのファンを見てればなんとなくわかるけど。
う~ん……でもレーラさんのやりたいことではないんですよね?
でも、やめちゃったらみんな私の演奏なんて聴いてくれなくなっちゃう……
そんなことない、か……優しいのね、キミは。
だけど、私より上手い人はいくらでもいる……だからこうでもしないと……
な、なな何!?違う? 違うって何が……
思い出6 (友情覚醒)
この光……
そっか……私、問違ってた……
お客さんを集めることばかり気にしてて、演奏のことを二の次にして……
私はバイオリニストのはずなのに……それなのに……!
それで、アンタはどうしたいの?
私は……みんなに演奏を聴いてほしい!
私が好きなバイオリンをみんなに聴いてほしい!
そうよ!やっぱりアンタがやりたいことをやるのが一番よ!
だけど私、バイオリニストとしてはまだ未熟で……だから、みんな!
えっと……私の練習に付き合ってくれない?
バイオリンが弾けない?ううん、聴いてくれるだけでいいの。
だってキミたちは純粋に私の演奏を聴いてくれた……
ひとりの音楽家として私を見てくれたから。
だから、みんなお願い!
そういうことなら、アタシたちにまかせなさーい!
もちろん、協力は惜しみません。
みんな……ありがとう。だから……その……
心の底から感謝してるわ……
今度こそ……この気持ちをあなたに……
ちょっと、しゃべり方もどってんじゃない!
あ、つい……
もうすっかり体に染み付いちゃってんのね……
でも、いつかちゃんとお礼はさせてもらうから。
本当の私を見せられるその時にね。
本当の旋律 レーラ・カーラー
その他