イシュプール(ギャラクティカ)・思い出
イシュプール・ヴヴェック CV: | ||
2017/06/26 |
フォースター☆PJギャラクティカ Rainbow
思い出1
――ム!?このじめじめひんやりした気配は……!
――そこね!? イシュプール!
いやあ、わかっちゃってたかな?
わかるわよ。なんとなく眠くなったからね。
ははは。キャトラくんは高性能なヒゲを持ってるねえ。
イシュプールさん! こんにちは、飛行島にいらしてたんですね♪
――♪
うん、諸々片付いたからね。みんなへのお礼も兼ねて、やってきてみたよん。
お礼……そんなものをもらえる身分のアタシじゃないけども……
くれるってんならいただくわ。なあに?
ドングリさ。ほら。
……なんでまた?
あれ、知らない? ドングリって、こう見えて腹もちがいいんだよ。
それこそ、巨人のおなかを満たすくらいにね。
巨人の……?
まあ、これも、私の里の伝承から来たお土産だと思ってもらえれば。
ふーん。ぜんぜんわかんないけど、そんなドングリなんか出しちゃうと……
「モモンガー!」
!?
このドングリはイイドングリです!
イシュプールさん! お借りしてもいいですか!?
これで自分を鍛え直して、〈リーグンドー〉こそ最強であると証明するのです!
ああ、いいよ。持っておいき、チャッピーちゃん。
恩に着ます!ムササビー!
まあ、〈リーグンドー〉って嘘武術なんだけどね。
!!
……相変わらず妙な人間関係をひろげているのねえ。
思い出2
――とまあ、そういうことでね。わかってると思うけど、私ラクになったんだよん。
うん、わかった! ソレについては詳しく聞かないでおくわ!
そうしてくれると助かるねえ。
それで、つまりイシュプールはいまヒマなのね?
ヒマって、キャトラ……
いいじゃない。これはイイヒマなんだもの。
イイヒマか。イイ言葉だね。じゃあ、私のイイヒマツブシにも付き合ってくれるかい?
どあいによるわ。いちんちじゅうはイヤよ。
そんなに時間をもらうつもりはないけどね。そこに、茂みがあるね?
あるわね。
ひんやりしてそうで、よさそうだと思わないかい?
そうね、たしかに、お昼寝したら気持ちよさそうな――
――待って。こんなこと前にもなかったかしら?
さあ、どうだろう。あってもいいんじゃないかな。
じゃあそれはいいとして。ねえ、イシュプール?
なんだい?
アンタさ、ヘビ増えてない?
(言い方……!)
おや、バレちゃった?
バレもバレ、モロバレよ。何匹いるのよソレ?
頭は八つあるね。
それは……なんなの? 飾りみたいなノリ?
だったらいいんだけど、それぞれ自我を持ってたりしたら、お昼寝するの大変じゃない?
ふむ……かもしれないね。
まずはソコはっきりさせましょ。
じゃあ、次回はソコを整理するところから始めてみようか。
結構よ! 待て、次回! ……ね!
約束だよ~ん。
(キャトラ……! まんまと、イイヒマつぶしにのせられてるよ……!)
思い出3
じゃあ、ヒトアタマずつ紹介をしていくよ~ん。
してしてー!
右上の子はヴクヴ。野心家だけど、歯が悪いんだ。
その下の子はシパクナー。カニが大好物。
左上に行って、チマルマット。雌で、ヴクヴのつがいさ。
その下がカブラカン。力持ちだけど、繊細でね。食べ物に毒が入ってないかと、いつもビクビクしてる。
で、さらに下の子がチュエン。楽器が大好き。笛を吹くのはもっぱらこの子だ。
腰より下の左右の子は、バランケとアフプー。イタズラ好きの兄弟さ。
で、右側の三番目の子は?
しまった、まだいたか。え~っと、この子の名前はなんにしよう?
あ~~~っ! ってことはーっ! いままでの、全部ホラねっ!?
バレちゃった。
バレちゃったじゃないわよ! もっともらしく名前までゆってさあ!
はは、勘弁してよ~。最初から薄々わかってたでしょ?
ウスウスね! でも、嘘つく理由もないことだし、確信がなかったもの。
そうだねえ……嘘をつくとか、私らしくはなかったかもしれないねぇ……
肩の荷が降りて、お気楽になっているのかなぁ……
ほんとにもう……! で、イシュプール、その蛇の頭は結局なんなの?
そりゃあ私の一部だよ。
あ、つまんない答えだ。
そう言われちゃうと思ったから、咄嗟に嘘をついたんだよ~ん。
アラ、それは悪かったわね……
ヒマツブシとしては、イイウソだったと思うわけさ。だれも傷つけてないしさ~。
まあ、そうね。どうでもよかったものね。
じゃあ、余った最後の子にも、ニックネームを考えてあげましょっか?
いいよ~ん。どんな名前がお好みだい?
そうねえ……やっぱり、アタシが名づけ親だってのはわかるようにしたいから……
……キャトヴ、とか?
やあ、それは強そうだ。
でしょでしょ♪
よかったね、キャトヴ。イイ名前がもらえて。
ほほほ~♪ これがアタシのネーミングセンスよ~♪
これからもよろしくね、キャトヴ。
その子はシパクナーよ。
おっとっと。
(キャトラの記憶力……!)
思い出4
ふっふっふ。わかっているのさ。
いままでであれば、そろそろ真面目な話へ持って行って、緩急をつけるところだけど……
今回の私は、ソレ、しないよ。なぜなら、宿願は既に達成しちゃってるからさ。
むむむ……! ならアンタは、ここからどう持って行こうっての?
どこにも持って行かない、ってのはどうなんだろうね?
かなりダメっぽいけど、そうするとしたらどうなるの?
う~ん……
……とか?
とかじゃないわよ。急にやったって、時間稼ぎにもなりゃしないわよ、脱皮なんて。
あ、そう?
脱皮は要するにフリオチでしょ。フッってないんだからオチようにもないじゃない。
(キャトラが、なんか……!)
厳しいなあ、キャトラくんは。
脱皮に、別の能力が加わってたら、また話は別かもしれないけど。
別の能力?
敵を引きつけて爆発するとか。それなら多少笑えるわ。
(ここでソレをやったら、笑い話では済まないと思うが……)
なるほど、いいアイディアだね。それはいただいておこう。
いただきっぱなしじゃドロボーよ! なんか置いていきなさいよ!
うん、じゃあ、実はね。私の抜け殻って、魔除けになるよ。
それは意外性がないわ。
サイフに入れておくと、お金が貯まるよ。
うんうん、蛇だものね。……って、ぎにゃー!でかすぎて入らんわー!
夜になると、勝手に動き出すよ。
ワオ♪ 生物兵器ね♪
嘘だけど。
なによぉ……
もう、ダラダラこのままはやめて話題を展開させましょうよ!
じゃあ、次あたり、アレやっちゃおっか。
アレって?
フクシュウ。
思い出5
――フクシュウだなんて、言葉は物騒だけどね――
このキャトラさんには、全てお見通しよっ!
もう、最後のシメの一言だって考えているんだからっ!
「何を力んでやがんだ、あぁ?
ベンケイさん!?
ベンケイ!?アンタが来るとは予想……
してたわっ!
してたの!?
「そんなこたぁワシには関係ねぇ。ワシは、好きに飲み食いして帰るだけだ。あばよ。
……飲み食い……?
つまり宴会だ。そして、宴会の料理を作るのは……
俺だっ!
「俺も忘れるなっ!
ハジケル・イエロー!
「ごちそう食っべよー!
欲張らずに、食える分だけ取れよ?
みなさん!?
よう、おまえたちも来てたのか。
それはコッチのセリフよ。どうしたのよアンタたち?
イシュプール! ウタゲ ヒライタ! ミンナ アツマル! フヒー!
「パンパカパ~ン♪イシュ兄さんに、またまたお呼ばれしてきたよ~♪
カモン! ジャガー!
グレイルジャガーがあらわれた!
またグレイルジャガー!? この流れは……!
「イグニだよ! イシュおじさん! またなめくじもってきたよ!
ふっふっふ。
やっと現われたわねイシュプール!?
いまの私に、なめくじなど!
「うわー? おっきななめくじが、イシュおじさんににらまれて逃げちゃった!?
あっはっはっはっは。ほらほらツユちゃん、こっちへおいで?
「け、けろぉ……!
どうしたんだい? そんなに怖がらなくても、取って食べやしないよ~?
「けろぉ!!!
やめんかっ!
おや、キャトラくん。
何を三すくみを壊して勝ち誇ってるのよ! コレ、そういうパーティー!?
いや、違うよ。
だったら何よ!?
これまでの感謝を伝えるため、みんなを招いたんじゃないか~。
よう、ブロウ。ついにやったんだってな。おめでとう。
悲願達成、やったね♪ おめでと~♪
めでたいわ! は~、よいこらさっさ~よいさっさ~♪
ど、どんどん人が増えてるわ……
「お呼ばれされて来ました! 列席者のみなさんの幸せを、守ったらーい!
無理矢理俺まで引っ張ってくんじゃねーよ、クソ天使。
「ぶつくさ言ってないで、ウデ振るっちゃえよ~? 料理、得意だろ~?
煽るんじゃねーよ!
むむむ……!カミサマとかテンシとかそれっぽい連中が……!
イシュプールさん、そういう人たちを味方につけるって言ってたものね……
そうだったわね……一応、何かしら協力してもらったってことかしら?
……そういうことだよ~ん……
まあ、それは悪いことではないんだけど――
――って! アンタ、なにをふにゃふにゃしてんのよ!?
増えた蛇の頭がね、それぞれ勝手にお酒を飲んじゃうもんだから。
意識はともかく、ね。これだけ回っちゃったら、もう立ってられないよね。
まあ、私は蛇だから。ぬめぬめ地面を這っていようと思うよ~ん。
…………主人公! 光って!
思い出6 (友情覚醒)
その他