【白猫】カレン(ジルベスタ)・思い出
魔影を駆ける騎士 カレン・ガランド cv.瀬戸麻沙美 剣誓騎士団の副長を務める騎士。 覚悟を胸に、信じる道を貫き通す。 | ||
2019/05/31 |
ジルベスタ物語 Story
思い出1
剣誓騎士団副長、カレン・ガランド。推参した!
久しぶりねカレン。元気にしてた?
ああ、元気だとも。
元気が何よりですね。
ところで……新作を描いてきたんだ。見てくれないか?
アンタ、絵が好きだったわね。見せて見せて!
……これ、アタシら……?
そのとおりだ……!
……アンタ、なんというか……上手になったわね?
本当か!?
何が描いてあるかはわかるようになったし……
でも……なんていうか……なんかこう……
気兼ねすることはない。はっきりといってくれ。
ちょっとまって。なんか言葉か見つからなくて……
ああ、そうだわ、シュールだわ!この絵、シュールなのよ!
シュール……!?
ええと……私は好きです。なんだか……温かい気持ちになるっていうか……
ありがとう、アイリス。私は嬉しい。
…………
……
<カレンの絵は酒場に飾られることになった……>
私の一族は芸術の女神に片思いをしているらしい。
上手に描くことたけがげーじゅつじゃないわ。
キャトラのいうとおりだ。人が絵筆をとるというのは、想いを伝えるためだ。
それは己の想いを知るということでもある。
カレンさんの想いが込められているんですね……!
……技術が末熟なのは認める。
思い出2
騎士団の人たち、かわりはない?
よくやっている。だがまだ練度が足りん。
相変わらず甘くないのね。甘いのは総長に任せている。
アイツね……
ディーンはあれでいい。
そう思います!
副長のほうが忙しそうね。
そういうものだよ。最近もいろいろあったしな。
面倒なやつ?
政治だ。
…………
……
<カレンは絵筆をとっていた>
ふむ……これは見事ですな……実に曜動的だ。
下手なのはわかってますよ。管区長。
いえいえ、カレン様の絵画には、技術では語れぬものがあります。
ご用件は?
実は陛下が……私めに、ことづてを。
<この管区長は冬の国の出身。冬の国の女王インヘルミナは、カレンの従姉妹である。
連邦屈指の軍事大国、冬の国はさらなる勢力の拡大をもくろんでいた>
伺います。
まずカレン様におかれましては、騎士としてさらなる奮励を望むと。
誠心誠意、努めて参ります。
そして剣誓騎士団は、平和の担い手として相応しくあれと。
今後も、尽力いたします。
……平和とは武力なくして成し得ぬものです。
カレン様。陛下のお言葉を、重く受け止めてくださいませ。
若輩の私に、ご配慮ありかたく思います。
ところで、ヴァルミア鳥の管区長にはロースガル卿を任じられてはいかかですか。
<冬の国の騎士であった。実力と名声を兼ね備えるが、剣誓騎士団では新参である>
騎士団の人事は、会議で決まります。
はて……<冬>の意向に逆らうものか、今この城におりますでしょうか……?
…………
……
中年の騎士 | 部隊長 |
---|
新しい管区長も、冬の国の息かかかった人間ってわけですか……
他の国の騎士たちか騎士団を離れたのをいいことに好き放題してやがる。
奴らは剣の国を、冬の国の属国にするつもりだ!
騎士の誓いってのは、なんなんでしょうねぇ……
今まさに、それが試されている!
かくなる上は……総長殿に立ち上がっていただく他あるまい……!
ディーン坊にですかい……
……ご苦労。
<騎士たちは、拳を胸に当てる>
備えねばならないか……冬の訪れに……
思い出3
<城の練武場で、カレンは騎士たちに稽古をつけていた>
魔術を使った戦いは、派手なものではない。
我々の主な役割は、魔術を使った前線の支援だ。
通信、素敵、妨害、隠蔽。我々の役割は多岐にわたる。
無論、直接戦う場合もある。
<カレンは、腕を振り上げた>
――昏き冥府の女王よ。聖なる三位一体の名において、青銅の門を開き給え!
<凄まじい爆発が巻き起こった!>
なんという威力……!?
どんなルーンを使ったんです!?
ルーンは使っていない。これが魔術の力だ。
……なんと……!
十年鍛えれば魔術も刃となる。各員励むように。
(……冬の国のものがいるな。しかも、それぞれ魔術の達人か。
インヘルミナ陛下によって送り込まれた人材だな……!)
エリート騎士 | 管区長 |
---|
古臭い騎士の戦い方は、もうこの先通用しない。
戦術も人材も全て、刷新せねばならないでしょう。
無論だ。この国を我らの色に染め替えるぞ。
と、なれば……
……騎士団総長には、カレン様こそが相応しい。
…………
……
おつかれさん!魔術の鍛錬はどうだった?
まだ水準には達していない。
冬の国の水準ってことか?そりゃレベル高すぎるぜ。
いや、そうではない……我々には、我々のやり方がある。
だよな!頼りにしてるぜ副長!
ああ、任せてくれ。騎士団は私が守ってみせる。
カレン?
…………
……
ファフナー。
<影の騎士は、こつ然と現れる>
力を借りるぞ、我が騎士よ。
<カレンと契約した影の精霊は……
何故か本来の名前ではなく、とある竜にちなんだ名前を名乗った。
その理由をカレンは知らない。カレンが知るのは――
ファフナーの魂に刻まれた悔恨と、献身であった>
私は、君の忠誠に相応しい騎士でありたい――
<ファフナーは静かに剣を掲げる>
しかし、誰かが泥を被らねばならないのだ。
――剣誓騎士団を、冬の国の意のままにはさせん。
思い出4
我ら剣誓騎士団が立ち上がれば、連邦各国も続くはずです!
帝国討つべし!この布告をもって再び征討軍を率いて下さい!
……待て、落ち着けって。
お父上の無念を、どうか……!
……無念、か、
今ここで総長殿か意志を示さねば、騎士団は分裂します。
俺達の問題で、戦争はできねえよ。
悪を討つことこそ、騎士の誉れでありましょう!
数の上では、古参の騎士たちが上回っている。選挙は不利だ。
卑しい身分のものたちです。地位と金を与えてやれば、こちらにつきます。
卑しいからこそ、剣の国への帰属意識も強かろう。簡単にはいかん。
では、どうします……?
たとえば、対立候補者の身に、何かあったとしたら……?
<カレンは、ファフナーが見聞きしたものを、己の中に写し取った。
言葉を交わす必要はない。意識そのものを共有したのである>
……ふう。
どいつもこいつも……!!
…………
……
冬の国の騎士たちと、以前より剣誓騎士団に所属していた騎士たち。
両者の衝突は避けられないところまで来ていた。
頭がいたいわね……
私も悩んだよ。
…………
……
……冬の国の騎士たちは、陛下の肝いりだ……
かといって古参の騎士たちも放置しておくことはできん。
カレン?
……私はどうすればいい……
カーレーン!
わっ!ディーンか……
大丈夫かカレン。なんだかお前、最近寝てないんじゃ……
私は……問題ない……!
いや……そうは見えねえな……
思い出5
おい、貴様……!部隊長殿に道を開けろ!
ああ、これは失礼……貴殿は、まだ部隊長でしたな。
貴様……!
騎士というのは高貴なものです。戦で功をあげただけで、騎士を名乗ろうなど……
冬の国では考えられない。
喧嘩を売ってんなら、買ってやろう。
もめごとを起こすつもりか、嘆かわしい……!
管区長……!
もその浅はかさ、後悔させてあげましょう。
お前たち、何をやっている!
これは、副長殿……
下らぬ争いを続ける気ならば、この私が相手になってやる!
まあまあ。いいじゃねえの、副長。
<総長ディーンを前にして、騎士たちはその場で平服した>
お前らも、ちょっと頭冷やせ。
…………
……
……もはや、他に手段はない……
反乱分子は粛清する。争いの種をまく者は、残らず……!
……カレン、入るぜ。
総長殿――話なら後に。
命令だ。今聞け。
……何だというのだ。
お前さ。何考えてるんだ?
……私は、この国のためを思って!
それは俺も同じだ!
!
だから……一人で悩むなよ。
俺はお前みたいに賢くない。だから、助けにはなれないかもしれねえが
……それでも、お前一人で抱えるよりはマシだ!
…………
……
……ディーンの言葉に、目が覚めた。
陰謀に粛清をもって対抗しても、問題が広がるだけだ。
何のことはない。私は騎士としての己のあり方を見失っていたのだ。
どうしたんだ、主人公。
思い出6 (友情覚醒)
そうか、主人公は私を勇気づけようと……
ありがとう。だが、心配はいらない。この問題はもう解決している。
そうだったんですね、よかった……
でも騎士の人たちってガンコじゃない?どうやって説得したの?
騎士は言葉より剣で語る。
……ええっと……物騒だわね……
この場合は剣ではなく、絵筆だったかな。
…………
……
<騎士たちは……
剣と盾ではなく、パレットと絵筆を手にしている?>
ふうむ……なかなかに、変わった催しですな。
カレン様……失礼ながら、これに何の意味が。
絵筆なんか握るのは、ガキのころ以来ですよ。
私は生まれて初めてだ。むむむむむ……!
いいか。君たちの描くものは、お互いの顔だ。
お互いの顔……!?
……すると私は、管区長の……顔を描けと?
私は……こちらの方を?どうしてわざわざこんな醜いモチーフを。
なんだぁ!?やろうってのか?
いいから描け。お互いの顔をよく見てみろ!
…………
……
やー、絵を描くってのも、なかなか楽しいよなー!
意味がわかりませんね……!
ご不満かい?俺はなかなか楽しいぜ。
あなた、動かないでください。元から歪んだ顔が、さらに歪んでしまう。
そっちこそ動くな!
ふむ、お前たち……なかなかいい絵を描くじゃないか。
……なんですかあなた、私はこんなに吊目じゃない!
お前さんこそなんだ。俺はこんなにジジイじゃねえ。
……おやおや、あなたには私が、そんな風に見えてたんですか?
あんただって酷いもんじゃねえか。まるで化物だ。
よく見てみろ、お前たち。お互いの描いた絵を。いい顔をしてるじゃないか。
しかめっ面に、蔑みの表情。こっちは狐そっくり。ふむ、これは……イノシシか?
出来たぜ!カレン!
ディーン、これは私か?
せっかくだから、笑顔に描いてみたぜ!
……笑顔か。
お前は笑ってたほうがいいって!みんなもそう思うよな!
ディーン坊……お前は変わらねえなぁ……
……私達は、それぞれ立場が違う。それぞれ頭が違うように。
だが私達には誓いがある。我らは騎士だ。平和の守り手だ!
冬の国は、我らが国を支配下に置こうとしている!それが騎士の行いか!
たわけ!いたずらに戦をしかけんとする貴様らこそ、騎士の名折れであろう!
静まれ!!
ヒッ……
なんという覇気……!
国家のために戦うのが騎士。
大義のために戦うのも騎士。
どちらも間違ってはいない。だが足りぬ――
小事にかまけるお前たちに、国や大義を語る資格はない!
ぐっ……
ぬう……
お前たちの騎士の誓いが本物か、証をたててもらう。
現時刻より、行軍演習を始める。期間は30日。
30日!?お、おい……ちょっと待てよ、副長殿……
いっておくが……私は甘くないぞ!
覚醒絵・覚醒画像
剣誓騎士団副長 カレン・ガランド
その他