桜桃畢羅・梅影探踪

お見舞い

◆主人公【女性】の場合◆

（逆の場合の差分は募集中）

共通

若

「ピロス、入ってもいい？」

桜桃畢羅

「ゴホ⋯◯◯ですか？どうぞ。」

少年は体をベッドから起こし、色鮮やかなシーツに包まれている彼の顔面はより一層蒼白に見える。

私が見えた瞬間、彼に優しい笑みが浮かび上がる。

桜桃畢羅

「ゴホ⋯⋯見舞いに来てくれたんですね。ボクの麗しの雛菊。」

「まさか仕事中に倒れるなんて、驚かせたでしょう？」

若

「私は平気なの。ピロスは⋯体調良くなった？」

桜桃畢羅

「病院に連れてってくれたのと餃子先生の薬のお蔭で、大分良くなりました。不思議ですね。」

若

「餃子先生の薬を飲んでも顔色一つ変わらないから、こちらこそ不思議なの⋯⋯」

桜桃畢羅

「あの薬は確かに変な味がしますが、淑女の前で醜態は晒せないので⋯」

「そもそも、淑女に病院まで背負わせるなんて、とても失礼なことをさせてしまいましたーー」

「⋯ゴホゴホゴホ！」

「ご、ごめんなさい⋯」

触れ合い

頭に触れる（彼の頭をなでる)

桜桃畢羅

「あら⋯◯◯、慰めてくれているのですか?」

「あ、ありがとうございます。」

「貴方のやさしさに僕が恥ずかしく思ってしまいます。」

若

「なぜ恥ずかしいなの？」

桜桃畢羅

「守りたい人に守られ、増してその彼女に慰められるなんて⋯」

体に触れる（彼の肩を軽く叩く)

桜桃畢羅

「あ、ありがとう⋯⋯！」

「心疚しいです⋯」

若

「そんなことないよ！」

桜桃畢羅

「守りたい人に守られ、増してその彼女に慰められるなんて⋯

とても複雑な気持ちです⋯」

手に触れる（彼の手を握る）

桜桃畢羅

「◯◯？⋯」

若

「謝ることなんてないよ！」

桜桃畢羅

「⋯貴方は本当に神のようにお優しい方ですね！」

「ごめんなさい。守りたい人に守られたから、少し心疚しいです。」

共通

少年の顔に一抹の赤らみが表れる

彼は顔を上げ、つぶらな瞳で私を見つめるーー

桜桃畢羅

「……。」

「じっとしてって、顔をみせてーー」

若

「どうしました？」

桜桃畢羅

「そう！そうです。」

「貴方が見せた笑顔は、まるで窓から差し込む日差しのようだ…」

「この笑顔が、暖かい日差しが永遠にボクを照らせるよう⋯」

「命を掛けてまで守り通します⋯

ですから、ボクにずっと⋯その笑顔を見せてください。」

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紳士のプライド

◆主人公【女性】の場合◆

（逆の場合の差分は募集中）

若

「⋯⋯。」

桜桃畢羅

「◯◯、退屈されていますか？申し訳ございません。今見かけたばかりでして⋯」

「ボクの麗しの雛菊のため、何か面白いことを申し上げましょうか？

「大丈夫です。途中に印を残しましたので、鵠羹先生は必ずボク達に辿り着けます！」

若

「違う、音がーー」

桜桃畢羅

「ふむ？」

余腥蟹

「⋯⋯！」

いきなり、木々の中から恐ろしい怪物、食魘が現れる

桜桃畢羅はすぐ袖を振り払い、私を後ろに庇った。

桜桃畢羅

「◯◯、大丈夫です。ボクがいます。」

若

「しまった！そちらからも数体⋯！」

桜桃畢羅

「◯◯！先に御逃げください！ボクが引き止めます！」

若

「⋯畢羅？」

桜桃畢羅

「あっ……！！」

畢羅はしっかり構えて、食魘に飛び掛かった。数体の食魘を倒せたものの、自分もバランスを崩し、

地面に転倒した。髪飾りも崩れ落ち、地面に散らばってしまった。

桜桃畢羅

「この⋯化け物め！

絶対に◯◯を傷付けさせない！」

「紳士たるもの、守ると誓ったものは⋯守り通します！クッ⋯！」

畢羅は細い腕で必死に食魘の足を掴み、私は二人が逃げられるよう、必死に考えた。そのとき、遠くから呼び声がーー

？？？

「若一一！畢羅ーー！」

若

「鵠羹！ここだよーー！！」

桜桃畢羅

「うっ⋯⋯！」

若

「痛い？ごめんなさい。」

桜桃畢羅

「アルコールが触れた時、少し…」

若

「守ってくれて、ありがとう⋯」

桜桃畢羅

「どういたしまして〜」

「紳士としても、食魂としても、ボクのやるべきことです。」

「麗しの雛菊よ、守ると誓ったものは絶対守ります！

例え敵が三つ首の邪龍アジダハーカだとしても、逃げたりしません。」

「しかし、確かにボクの実力不足が問題です。」

「む⋯

周さんに稽古をつけてもらった方がいいかもしれませんね。」

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